私は、昨年4/23の統一地方選挙を経て、5/1から大口町議会議員として働かせて頂いています。
「もう」、なのか、「まだ」なのか、9ヶ月になります。
最初は、議会、議員と執行部(長)との関係がよく分からなくて、ずいぶん的外れな事をしていました。
ここにきてようやく、執行部、町職員との距離感が理解できてきまして、議会、議員が執行部にどう対峙(当議会の江口議長がよく使われている言葉です。)すれば良いか、私なりのスタンスが出来てきました。
さて、議会と執行部(長)との関係について、分かりやすい図がありましたので下記に掲載します。
議会と執行部(長)との関係は、「二元代表制」という言葉が使われます。
二元代表制における首長と議会のやりとりは、図に示すとおりであります。
「長」が「議会」に条例や予算に関する議案を提案してそれを、議会、議員が審議し、自治体の意思決定を行うという形が二元代表制になります。
執行部は、法律や条例に基づき業務を執行しますが、予算提案権は「長」に独占されています。
また、条例に基づく規則や基準など執行権に属する権限も「長」に委ねられています。
いかに、「長」の権限が強いか、わかりますね。
予算権、執行権、人事権は、「長」に集中しています。
「長」が独善に陥りやすくなるのも、この仕組みから来るのです。
対して、「議会、議員は、弱いのか。」という事ではありません。
その執行部(長)の政策提案について、その方向性や施策が良いのか、いかがなものか、を審議する立場が、議会、議員となります。
問題がある提案が出てくれば、「再議」をかけたり、首長に問題があれば、「不信任議決」をする事もできます。
二元代表制と言われるように、また、当議会の江口議長がいつも言われるように、同じ立ち位置で対峙できるのが議会なのです。
大口町議会と執行部(首長)は、距離感と緊張感を保ちながら、より良い大口町になるよう日々努力しています。