2024年2月23日(金) 午前10時~11時30分 大口町健康文化センター 1階多目的室にて、「令和5年度地域懇談会」が開催されました。
この懇談会は、「住民の皆さんと町長(職員)が、まちづくりについて考え、意見交換をする」場であります。
毎年、テーマを変えて実施されています。
今年度のテーマは、
「あなたの希望寿命は何歳ですか? ~平均寿命=健康寿命・希望寿命に!~」
でありました。
主催者側の大口町役場からは、町長、総務部長、健康福祉部長、それぞれの課長、職員の方々が出席されました。
参加された皆様は、区長さん、自治組織会長さん、地域で活動されているボランティアさん、町議会議員など40名ほどでした。
受付を終えると係の方が、
「年齢と希望寿命」の書かれたグラフ用紙に、〇シールを貼りたいので、年齢と希望寿命を教えてください。」
と言われたので、
「現在57歳で希望寿命は100歳」
とお答えしました。
ちょっと見ずらいですが、写真のグラフ(散布図)がそれです。
横軸が現在の年齢、縦軸が希望寿命です。
年齢の若い方(20歳代)は、80歳くらいが希望寿命で、50歳以上の方は、シビアな希望寿命の人もいれば、人生100年時代と言われるとおり、100歳~120歳を希望寿命とされている方もいます。
このアンケートグラフ(散布図)を使っての解説から始まりました。
「年齢と希望寿命」のグラフ(散布図)
~あなたは何歳まで生きたいですか?~
司会進行をされる秘書広報室の職員の方
鈴木町長のごあいさつ
職員の方から「~あなたは何歳まで生きたいですか?~」のグラフ(散布図)とスライドを使っての解説風景です。
職員の方の話し方や声のトーンも良く、また、スライドもまとまっており、とても分かりやすかったです。
解説の中で特に興味深かったのは、「生きがいと生存率」を調べた結果の考察でした。
同じ年齢の方(たぶん80歳くらい)に生きがいが「ある」「どちらともいえない」生きがいが「ない」のアンケートをして、その7年後の生存率を調査したところ、生きがいが「ある」人と「ない」人との間に10%の開きが確認できた、という結果でした。
生きがいと生存率には、かなりの相関がある事がわかりました。
何となく、「そうだろうな。」とは思っていましたが、それが実証された訳です。
スライドによる解説が終わりましたら、佐藤総務部長を座長に意見交換(フリートーク)が行われました。
意見を出された方々は、各々ご自身の経験、それに基づき現在まで続けられている健康法などをお話しされました。
今回の懇談会では、「子どもたちの通学の見守り」や「地域の役員」をされている方などが多数出席されており、ご発言されていましたが、どの方にも共通されているのは、「生きがい」であったり「何かしらのお役に立つ」という使命感や意欲が元気でいられる原動力である、という事でした。
人生の先輩方のお話は、本当に勉強になります。
ご出席された皆様、そして町長をはじめとする役場職員の皆様、ありがとうございました。