文化財科学 新免ゼミ

Toshiyasu Shinmen Seminar
文化財科学 新免ゼミ

文化遺産はどのように作られたのだろうか?

私たち人類は、様々な道具を作り、それを使って生活を営んできました。石器や土器、木器、金属器のような実用品だけではなく、絵画や彫刻のような美術品など、実に多様なものが創り出されてきました。今日、そのよう古くて大切なものを「 文化遺産 」として保護しています。

私の研究室では、過去に作られた文化遺産が、どこで、どのような原材料を用いて、どのような技術によって作られたのかを、科学的な分析装置によって調査・研究し、過去のものづくり技術の解明に取り組んでいます。

近年は、旧石器時代や縄文時代の黒曜石、縄文土器、江戸時代の陶磁器やガラス、近代の七宝製品、ウズベキスタンのイスラームガラス、伝統的および近代的な絵画材料などの研究を行なっています。

Activities
こんなことを学んでいます

文化財科学概説の授業風景

有田町泉山磁石場の調査

絵画作品の調査

あま市七宝焼きアートビレッジでの調査

SPring8での材料実験

佐賀県伊万里市での古窯保存に向けた地域住民の方々との研究会


Seminar Student
ゼミ生たちからのひとこと

文化財科学へようこそ

遺跡から出土した遺物や美術工芸品などを対象に、科学分析を用いた製作技法や材質・産地推定などの研究を行っています。

理系の研究室ですが、高校まで文系だった学生の方が多いです! 科学の眼で見る文化財は、驚きと発見に満ちています。

Message
教員からのメッセージ

大学では、自ら問題を見つけ、その解決に向けた探究活動を行います。そこでは、答えを導き出す能力も必要ですが、まだ明らかになっていない問題や課題を見つける能力が求められます。既成概念にとらわれず、柔軟な発想で物事を考えて欲しいです。