定義
足関節に加わる外力により、靱帯が伸張または部分/完全断裂する外傷。
最多は内反捻挫(外側靱帯損傷)。
損傷部位(外側型が約80%)
前距腓靱帯(最多)
踵腓靱帯
後距腓靱帯(まれ)
底屈+内反で前距腓靱帯が最も損傷。
発生メカニズム
内反+底屈位
↓
外側靱帯伸長
↓
部分〜完全断裂
スポーツ・段差・着地失敗が典型。
主症状
外果周囲腫脹
圧痛
体重負荷困難
内出血
外果以外が強く痛ければ再評価
放置リスク
→ 慢性足関節不安定症
→ 足根洞症候群
→ 変形性足関節症
初期対応が将来を決める。
急性期対応(初期48時間)
① 圧迫
② 挙上
③ 適切固定
④ 過度な早期運動回避
冷却は過度に長く行わない。
回復期(最重要)
捻挫は治療後のリハで差が出る。
1〜2週
可動域回復
軽負荷歩行
3〜6週
可動域回復
腓骨筋強化
固有受容感覚訓練
片脚バランス
ここを怠ると
→ 慢性足関節不安定症へ移行。
復帰目安(実務)
☑ 腫脹消失
☑ 片脚跳躍可能
☑ 不安感なし
☑ 翌日痛み増悪なし
まとめ
足首の捻挫は
「軽いケガ」ではない。
治療の核心は
“腫れを引かせること”ではなく
「再発させない神経筋再教育」。
手技:下腿の筋肉のほぐし
物療:TENS、干渉波、高周波、超音波(LIPS)、ハイボルト、マイクロカレント、EMS、冷・温罨法
固定:包帯固定、テーピング
運動:下腿の強化とバランス、ストレッチ
その他:セルフケア・生活指導
※一人ひとり症状を診ながら施術いたします。全てを行う訳ではありません