定義
足内側(舟状骨内側)に存在する外脛骨(副骨)部に疼痛を生じる状態。
思春期に多く、後脛骨筋腱付着部の牽引ストレスが本質。
外脛骨とは
舟状骨内側の副骨。
人口の約10〜20%に存在。
分類(一般的):
Type I 小型遊離骨
Type II 舟状骨と軟骨性結合(疼痛多い)
Type III 舟状骨肥大型
Type II が最も有痛化しやすい。
病態メカニズム
扁平足
+
後脛骨筋腱牽引
↓
副骨部に反復ストレス
↓
炎症・疼痛
「骨」よりも腱付着部ストレス障害。
好発
10〜15歳
女児や運動部所属
扁平足傾向
成長期の負荷増大
主症状
足内側隆起部の圧痛
運動後悪化
靴の圧迫痛
軽度腫脹
母趾種子骨障害とは部位が異なる。
鑑別
疾患
鑑別ポイント
ケーラー病 4〜8歳多い
舟状骨疲労骨折 年長児・競技者
足根管症候群 足底しびれ
年齢+圧痛部位が鍵。
評価
🔍 舟状骨内側突出圧痛
🔍 扁平足傾向
🔍 後脛骨筋機能低下
🔍 片脚踵挙上で痛み
治療方針
■ 保存療法(基本)
① 運動制限
② インソールでアーチ支持
③ テーピング
④ 炎症管理
⑤ 後脛骨筋機能回復
■ 難治例
一時固定
手術(副骨切除+腱再建)
まとめ
有痛性外脛骨は
“後脛骨筋牽引ストレス障害”。
骨そのものより
アーチ機能再構築が治療の核心。
手技:下腿の筋肉のほぐし
物療:TENS、干渉波、高周波、超音波(LIPS)、ハイボルト、マイクロカレント、EMS、冷・温罨法
固定:テーピング
その他:セルフケア・生活指導
※一人ひとり症状を診ながら施術いたします。全てを行う訳ではありません