突き指
(Finger Sprain / Jammed Finger)
■ 概念
指先に軸圧(longitudinal force)が加わり、
指関節周囲の軟部組織損傷や骨傷を生じた状態の総称。
※「突き指」は診断名ではなく受傷機転の俗称。
■ 主な損傷部位
側副靭帯損傷
掌側板(volar plate)損傷
腱損傷(伸筋/屈筋)
剥離骨折
脱臼
■ 好発場面
バレーボール
バスケットボール
野球(捕球時)
柔道・合気道での受け身時
競技歴の確認は重要。
■ 損傷パターン
① PIP関節側副靭帯損傷
最も多い
側方ストレスで疼痛
② 掌側板損傷
過伸展で受傷
PIP掌側痛
③ マレットフィンガー
DIP伸展不能
伸筋腱断裂/骨折
④ ジャージーフィンガー
DIP屈曲不能
深指屈筋腱断裂(緊急紹介)
⑤ 脱臼・骨折
変形明瞭
整復可否判断重要
■ 初期対応
RICE処置
安静
冷却
圧迫
挙上
■ 固定
テーピング(バディテープ)
アルミ副子
スプリント
※固定しすぎると拘縮
■ 治癒期間目安
軽度捻挫
2〜3週
靭帯部分断裂
4〜6週
腱断裂
手術+長期
■ まとめ
突き指は総称
靭帯・腱・骨の評価必須
X線確認重要
固定と早期可動のバランス
手技:手掌~前腕の筋肉のほぐし
物療:TENS、超音波(LIPS)、マイクロカレント、冷・温罨法
固定:テーピング、シーネ固定
その他:セルフケア・生活指導
※一人ひとり症状を診ながら施術いたします。全てを行う訳ではありません