第6号(2012年5月)

小薗崇明

関東大震災下に虐殺されたろう者

―近代日本における音声言語のポリティクス―

本多創史

戦前戦後の「公衆衛生院」における組織とその変遷

―公衆衛生学の導入過程―

杉野 緑

川崎愛泉ホームにみる工業都市での隣保事業

―その46年の活動/『事業報告書あゆみ』を中心に―

菅田理一・野口武悟・江連崇

昭和戦前期の福田会育児院における里親委託

―元里親委託児への聞き取り記録―

大塚美紀

(資料紹介)点字雑誌『六星の光』掲載論稿〔墨字訳〕(六)

―刊行初期における地方の盲人の教育や生活状況に関する論稿を中心に―

寺脇隆夫編・解説

(東京の社会福祉史/覆刻・翻刻資料⑤)『全東京集団バラック居住状態調査表』抄

江連 崇

(会員著書紹介)長沼友兄著『近代日本の感化事業のさきがけ/高瀬真卿と東京感化院』

野口武悟

(会員著書紹介)河畠修著『福祉の近代史を歩く/東京・大正~昭和』

このほか例会報告の概要、活動日誌(2011年度)等を掲載