第12号(2018年5月)

社会事業成立過程における<教育的なもの>の諸相 ―雑誌『社会事業』にみる感化の行方―

野口 友紀子


児童福祉政策における「健全育成」問題の一考察―児童福祉法制定過程の「健康及び文化」をめぐる経過に着目して―

駒崎 道


一九三〇年代における東京のハンセン病患者救済運動と「らい予防デー」

平田 勝政


《研究ノート》朝日訴訟がもたらした社会の変化―生活保護基準、人権意識、そして第二の波へ―

黒川 京子


資料紹介:『新小説』にみる明示後半期東京の社会施設探訪記(下)

長沼 友兄


資料紹介:日中戦争直前の東京保育研究会と『保育問題研究』誌―新発見の三点の資料(一九三七、一・三・六)の内容―

松本 園子


〔聞取記録〕福田会逗子分院における養護実践―分院関係者 三人が当時を語る―

菅田 理一


東京の福祉史探訪(第七回)―多磨全生園とハンセン病資料館/清瀬結核療養所街

土井 直子/松本 園子