各航空会社が出している赤ちゃん、子ども向けサービスのリンク
各社でいろいろサービスがありますが、やはり日系の航空会社は米系とは違ってサービスが充実しています。ここでは、両者のサービスが紹介されたサイトのリンクを紹介します。予約前にぜひご活用ください(すべて日本語です)。
【バシネット比較】バシネットを頼む場合には、航空券の発券手続きを依頼する時に、旅行代理店や航空会社にその 旨伝えておいたほうが確実です。そうでないと機体に予備がない場合には「ずっと抱っこ状態」になってしまいます。特に壁付けタイプの場合は、対応できる シートに限りがあります。またコードシェア便の場合、発券を受けた航空会社分のシートに壁つきバシネット対応シートがない場合がありますので、注意が必要 です。
アメリカン航空: 四角いネットを座席前の目の高さくらいの壁の穴に差込み、固定します。シートベルトもついてます。壁付けバシネットは機内でオーダーし、早いもの順で、な ければ段ボールでできた箱に毛布をひいて、足元に置くタイプのものがあります。(かわいい絵はかいてありますが、段ボールの箱は何だか子犬のよ う。。。)
ユナイテッド航空:壁付けタイプは見たことありません。足元に置くタイプです。 グレー色のビニール製で、ベビーの首元までジッパーがついてますが、持ち上げられる取っ手がついてあり、スポーツ用ボストンバッグみたいです。。。 (2004年12月搭乗なさった方から「そのとき壁付きタイプを使用しました」とのご連絡を頂きました。壁つきバシネットは対応できるシートに限りがある ので、その席が取れない場合は、足元に置くタイプになります。)
全日空:壁付けタイプ(ページの写真参照)離陸・着陸時は赤ちゃんを抱っこしなくてはいけません。離陸後、フライトアテンダントさんがやってきて設置してくれます。(要予約)
子供と長旅のお役立ち日本語サイト
こどものための飛行機手配:個人旅行者が書かれた、情報サイトです。日本からの旅行なのですが、長距離フライトのノウハウが詳しく紹介されています。
子供と一緒に海外旅行!お役立ちナビ:名前どおり、子供との海外旅行に必要な情報があり、とても役に立ちます。
それ行け!子連れ海外旅行:書籍化されるほど人気で、各地の情報が満載のサイトです。子連れでアメリカ国内外を回って見たい方、必見です。
機内でのアイディア
日本への里帰りや旅行は嬉しいですが、小さいお子さんと一緒の十数時間のフライトは大変ですよね。ここでは、飛行機内で子供をどうやって楽しませるかのアイデアと、実際に子連れで旅行されたママさんの体験談を、お子さんの月齢別に紹介します。
0ヶ月から6ヶ月
娘が5ヶ月〜6ヶ月の時に日本に帰国しました。まだ、自力でおすわりできない&寝返りもしていなかったので比較的楽でした。飛行機の中ではバシネットを使い、その中で寝てくれました。おもちゃはいつも使っているものを 2個くらい持って行きましたが、飛行機の中でもらえるペットボトルやコップ、ヘッドホンの入ったビニール、機内カタログの紙で遊んでいました。一人で椅子 に支えてあげながら座らせたりすると喜んでいました。持って行って便利だったものは、以下のものです。
抱っこ紐
折りたたみ式ストローラー
赤ちゃんと自分の着替え
小分けの液体ミルク&粉ミルク
いつも家で使っているおもちゃ
赤ちゃんの病院の記録
機内食が食べられなかった時のためのママ用スナック
おむつは多めに持って行くことをおすすめします。また、飛行機内では気圧の変化のせいでミルクの吐き戻しが起きやすくなったり、おしっこやうんちが漏れやすくなったりすることがあるので、赤ちゃんやママの予備の服を機内持込にすると安心です。
【体験談】
娘が2ヶ月のときに、主人と一緒に帰国しました。そのときは乗り換えも含め、14時間のフライトでした。バシネットを頼んだものの、寝心地が悪 く、娘が泣いて寝てくれなかったので、ずっと私が抱っこして(途中おっぱいを飲ませたり)して過ごしていました。泣き声は、それほど気にならないと思いま す。私たちの場合、最大の難関は、着陸前の2時間くらいでした。飛行機が徐々に降下するので、娘は途中で耳が痛くなったようで、それはそれは痛々しい 泣き方をしていました。おっぱいを吸わせたり、水を飲ませたりしたのですが、効果がなく、一杯泣いて、泣きつかれて最後の30分は寝てしまった・・・と いう感じです。この時ばかりは、どうする事も出来なかったので、ただただ抱っこして抱きしめていました。離陸のときは、小児科の先生に指導していただい た赤ちゃん用の痛み止め(薬局で購入した記憶があります。)を飲ませ、それが効いていたようです。着陸時は、降下時間が長かったので、途中で切れてし まったようでした。心配だったので、日本に帰ってから耳鼻科に行ったのですが、問題はありませんでした。(2007)
6ヶ月から12ヶ月
【体験談】
子供が1歳半を過ぎてからは、DVDやおもちゃやお菓子などでかなり時間がもちますが、 娘の場合、飛行機の中という空間がストレスになるらしく、全然眠らないし、常に 気が立っている状態です。ただ、母親がイライラしたり、ナーバスになったりすると すぐに娘も察知して、状態が更に悪化するので、なるべくリラックスするよう心がけています (かなり難しいのですが。。。)
娘が11ヶ月の時に日本へ帰国した時は、まだ授乳中だったので、愚図り始めたりすると 授乳していました。年齢的にDVDやお菓子などに興味はなく、おもちゃも色々と 用意しましたが、すぐに飽きてしまいました。一番活躍したのがトイレ。空いている時間を見計らって トイレに遊びに行きました。鏡の前に立たせたり、手を洗ったり、小さな事ですが、気晴らしに なったようでした。あと、娘の手を持ってのお散歩。長いフライトで退屈されているおばさま達に 喜ばれます。トイレ前のスペースで抱っこしたり、揺らしり。。。座席に座っている時によく 遊んだおもちゃんは音が出る携帯電話、鏡、私の物(時計、鍵、アクセサリーなど。)です。音が出るおもちゃですが、赤ちゃんの泣き声と同様 周りは気にならないようです。
《乳幼児と旅行する場合の座席は?》
座席表と席の良し悪しの見極め
SeatGuru http://www.seatguru.com/便名が分かっていたらこれで調べると、席の良し悪しが色つきで分かります。その理由まで出ています。座席表ですと一見同じように見えますが、実は前の座席との間が他より狭くなっていたり、足元に荷物が入れられなかったりすることがあります。
便名のチェック
日本と米国の間の便で、米系と日系の航空機がほぼ同じ時間で同じ目的地に行くことがあります。そうすることで、お互い、客のやり取りをし、オーバーブッキ ングや乗換えをスムースにしているそうです。便名が3桁のときは、その航空便ですが、4桁になっていたら、他の会社の便に振りかえられています。つま り、座席表は、他の航空会社の方をチェックする必要があります
乳幼児連れのフライト 好みがあると思いますが・・・・
歩き回る子供の際は、3人席が一番だと思います。でも、それが出来ないときは、窓から2席と通路を挟み1席を、続きでとると良いのではないでしょうか? 子供がごそごそしても窓と親で壁が出来るので、周りにちょっかいをかけたりするのを防げて安心です。子供が後ろの席にもちょっかいをかけることがあるの で、一番後ろの席はいいのですが、時々前との幅が狭かったり、足元にAV機器が置かれていて、荷物があまり入れられなかったりしますので要注意です。 (先に紹介したSeatGuruでチェックできます。)
12ヶ月から24ヶ月
16ヶ月の息子と帰国しました。ANA利用。席は取らず大人2人で、バシネットがつけられるスクリーン前の席を希望しました。他の席よりも大きめなので、 目の前にいろいろ置けて便利です。あと、バシネットの周りということで、他にも赤ちゃんや子供がいることがあり、息子は赤ちゃんを見て嬉しそうにしてまし た。
歩き回る時期ということで、どうやって機内で息子を楽しませて疲れさせるかかなり考えました。マグネット付きの本も買いましたが、結局重いだけで役に立ちませんでした。以下、役にたったものです。
DVDプレーヤー(乗り継ぎ時間に充電しましょう)
好きなDVD(機内にも子供用の番組があるのですが、4-5本しかなく、すぐ飽きてしまい、持参したDVD4,5本に頼りました。)
シールの本(1ドルストアで売られているような安いものでOKです。シールをはがしたり、はったりとかなり夢中になってやってくれました→飛行機にのるまで絶対見せてはいけません!)
新しくて安いおもちゃ(長旅の途中でなくなることを前提に、1ドルストアで壊れてなくなってもいいような安いおもちゃを3,4個買い、飛行機の中で始めて見せたので、かなり喜んで夢中になって遊んでくれました。旅行の直前まで隠しておくのがポイント)
小さめの絵本(お気に入りの絵本、何度読んでも喜んでくれます)
スナック(泣いてどうしようもない時に利用。でも砂糖が多くて甘いものは逆に興奮してしまうので、パン、おにぎりなどの炭水化物→腹持ちがいい)
マグネット式のお絵かきボード(これは非常に役に立ちました。これも旅行直前まで隠しておいて、フライト中に泣いて騒ぎ出した時に見せて、お絵かきしてもらったり、私が絵を描いてみせて「これなあに?」と質問すると「ワン!」と答えてくれてとても楽しめました。
Nintendo DS(これも、泣きわめいて非常時に使用。乗り継ぎ時間を利用して充電しましょう)
古い携帯電話(これもDS同様、最終手段として使用)
2歳以上
一人で、3歳と10ヶ月の女の子を連れて、15時間フライト(途中1回ストップ)した友人の話です(デルタ航空使用)。フライト当日は、自分の荷物をリュックに小さくまとめ、機内持ち込みスーツケースの中は、オモチャとスナックで一杯にしていったとのことでした。
■ 1週間くらい前から始めたこと■
子供の使っていたオモチャを旅行用カバンに入れて見せないようにする。
オモチャを紙袋など、見えない袋に小分けにして入れておく。
フ ライト当日、子供は、1週間見なかったオモチャを見て、「久々に使うわっ!」と喜んで遊んだそうです。また、紙袋を開けるたびに、色々なオモチャが出 てくるので、子供が喜び、その袋のオモチャを使わなくなったら、また見えないところに置いておいて、1~2時関したら、袋に入ったオモチャを渡 す・・・。すると、また「久々に使う!」と喜んで使っていたそうです。
スナックを用意しておく。(日頃はあまり与えないそうですが、この日ばかりは特別だったそうです。)
予備にDVDポータブルを用意。(でも、彼女は使わなかったそうです。)
彼女自身、どちらかの子供が「通路を歩き回りたい!」と騒ぐだろうと覚悟していたそうですが、結局、足元の小さなスペース(子供にとってはちょうどいい 大きさだったようです。)で、おもちゃを広げて遊んでいたとのことでした。(2007)
最後に、子連れで14時間のフライトを快適に過ごすには、やはり搭乗までに子どもをしっかり遊ばせることだと思います。 ピッツバーグ空港にはコンコースCへの入り口付近にプレイエリアがありますので、そこで子どもを思いっきり遊ばせるといいと思います。広いフロアを走り 回ったり、窓際にでっかい飛行機を見ながら、飛行機の形をした遊具に乗ったり、壁際にあるマジックミラーに自分の姿を写して遊んだりできます。時間帯にも よりますが、子供が多かったのでうちの子は興奮してよく遊んでくれました。プレイエリアにはトイレが付属していて、オムツ替え台など広いです。 とにかく機内はぐったり疲れて寝る場所、というふうに仕向けることおすすめします。 それでも、ぐずる時間帯はありましたが、通路を2周くらい回ったり、最後方の窓の日よけを開けたりして遊びました。成田空港や関西空港にもプレイエリアが あります。
(Dec, 2010)