妊娠37週目、正期産の時期になったら、いつ陣痛がきてもいいように入院準備をしておきましょう。
Magee-Womens Hospital of UPMCのウェブサイトに持ち物リストがあります(英語)。このリストに載っている物は病院では支給されませんので、自分で用意していくようにしましょう。このマギーのリストを参考にして、病院に持参をお勧めするもの、あると便利な物を以下に挙げてみました。
赤ちゃんの服
新生児用の小さなお洋服。生まれたての赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、靴下もあるといいかもしれません。病院で記念写真のサービスを頼む場合は、ベビードレスを用意しておくと一生ものの可愛い写真ができます。
退院時のママの服
着替えが楽で、ゆったりめの服を持っていきましょう。
ママの下着
ショーツは病院で使い捨てのものが支給されますので、こだわりがない限りはそれで大丈夫だと思います。母乳育児を希望している場合は、授乳用ブラジャーが便利です。
ガウンなどの羽織りもの、パジャマ
病院で貸してくれるパジャマは、割烹着のように背中で紐を結ぶものです。肌が露わになりやすいので、上からガウンやカーディガンを羽織ると安心でしょう。 また、ガウンは防寒着にもなります。夏場のアメリカの病院は冷房がよく効いていて、アジア人は震えてしまうほどです。母乳育児を考えている方は、前開きの パジャマを持って行ったほうが便利だと思います。また、パパなど付添い人が一緒に病室に泊まる場合は、その人の分の着替え、パジャマ、防寒着も用意してお きましょう。
スリッパ(サンダル)、靴下
シャワー後、濡れた足でも履けるように、布製のスリッパよりもビーチサンダルが便利かもしれません。分娩室・病室は結構冷えるので、足元を冷やさないように靴下で保温しましょう。
洗面用具、化粧品、歯ブラシ
カーシート(チャイルドシート)
出産予定日が近くなったら、あらかじめ車に取り付けておくと安心でしょう。なお、中古のカーシートは過去に事故に巻き込まれている可能性があったり、現行 の安全基準を満たしていないことがあったりするので、ムービングセールなどでまったく見ず知らずの人から買うことは避けたほうが賢明です。やむを得ず中古 のカーシートを使う場合は、信頼できる家族、親戚、友人から譲り受けたものに限り、フレームにヒビ割れなどがないこと、取り扱い説明書が付いていること、 自分の車に問題なく取り付けられることなどを確認しましょう。Safercar.orgでカーシートのrating も確認できます。カーシートのガイドライン等は、こちらのページに詳しく紹介しています。
小児科医または家庭医の名前と電話番号
領事館に提出する出生届(日本国籍を取得する場合)
赤ちゃんを取り上げてくれた医師のサインが必要です。出産前にニューヨーク総領事館から取り寄せておきましょう。
母子健康手帳
出産時の身長、体重、その他赤ちゃんの様子を記入しましょう。日本語・英語併記の母子健康手帳は、 母子保健事業団のネットショップ、または 紀伊国屋書店で購入できます。
加入している医療保険のカード
カメラ、ビデオカメラ
ポータブルCDプレーヤーや本、雑誌など
分娩中に気持ちをリラックスさせるために、LDRでお気に入りの音楽をかけるママもいます。ただし、マギーではプラグインタイプのプレーヤーは使用が禁じ られているので、電池で動くプレーヤーを用意しましょう。本や雑誌はヒマつぶしのためです。無痛分娩で麻酔をしてもらった後は、子宮口が開ききって「いき み」の許可が出るまで、特にすることがなくて手持ち無沙汰になることがあります。
マッサージグッズ、マッサージオイル
麻酔を使わない自然分娩を希望している場合は、陣痛を逃すためのマッサージグッズがあるといいかもしれません。
ウェットタイプのベイビーワイプ(赤ちゃんのお尻拭き)
病院でもらえるお尻拭きはドライシートで、使う前に水で濡らす必要があります(ウェットタイプは赤ちゃんの肌に刺激を与えるおそれがあるため)。水で濡らすのは面倒だわ、という人は、市販されているウェットタイプのお尻拭きを持っていくと便利です。
ノート、ペン
気付いたこと、医師やナースに聞きたいことは忘れないうちにメモしておきましょう。
秒針つきの時計
陣痛の間隔を計るのに便利です。
小銭
病院の自動販売機で必要です。
大きな袋、バッグ
病院から支給されるオムツ、おしゃぶり、液体ミルク、おくるみ、赤ちゃんの肌着、体温計、産褥パッドなどなどを入れて持ち帰るために大きな袋があると便利です。
携帯電話の充電器
病院内では携帯が使える場所は限られていますが、いざという時にバッテリー切れ、という事態が起こらないように。
(Oct. 2014)