在ニューヨーク総領事館のサイトに出生届、パスポートの申請などについての情報があります。日本国籍を取得する場合、生まれた日を含めて3ヶ月以内に出生届を提出する必要があります。この期間を過ぎると日本国籍が喪失して、日本側では出生届は受理できなくなるので要注意です。手順は以下のとおりです。
申請用紙を請求する
在ニューヨーク総領事館のサイトから出生届請求の用紙をプリントアウトし、必要事項を記入の上、返信用封筒と一緒に送付しました。
また、パスポートの申請用紙も同時に請求すると便利です。切手代は、出生届のみであれば1ドル48セントで良いようですが、パスポートの申請用紙も 請求するといくらになるのか分からなかったので、送付した封筒の中に余分に切手を入れ、その旨を伝えました。すると、領事館の方で返信用封筒に貼り付け、 余った分は返却してくれました。2週間程度で用紙(出生届、Birth Certificate、抄訳文、各2通ずつ)は手元に届きました。(注・切手代は2011年8月現在のものです。変更の可能性がありますので、各自総領 事館にご確認ください。)
用紙に記入する
出生届には全て日本語で記入する必要があります。Birth Certificateは、出産に立ち会った医師に記入してもらっても良いし、後日送られてくる州政府発行のBirth Certificateでも良いようです。(但し、出生届と一緒に提出する州政府発行のBirth Certificateは返却してもらえないので、Department of Healthで コピーを発行してもらうと良いです。) 多くの方が出産するMagee-Womens Hospital of UPMCの住所の翻訳例を挙げておきます。「300 Halket St., Pittsburgh, PA 15213→アメリカ合衆国ペンシルバニア州ピッツバーグ市ハルケット通り300番地」 なお、出生地として戸籍に載るのは「アメリカ合衆国ペンシルバニ ア州ピッツバーグ市」までなので、~St.や~Ave.の翻訳についてはあまり深く悩まず、発音どおりにカタカナ表記すればいいと思います。
以下は、用紙記入について領事館から受けた指摘です。
住所はストリート名からではなく、国名から記入。
サインは無効。必ず印鑑で。
ミドルネームはカタカナで。
誤字
×ペンシルベニア州→○ペンシルバニア州
×アルゲニー郡→○アレゲニー郡
用紙を届ける
届出先は、在ニューヨーク総領事館と日本の本籍地の2種類あります。在ニューヨーク総領事館へ届けると、戸籍に載るまでに2ヶ月程度はかかるそうなので、 急いでいる場合は本籍地へ直接送付した方が良いようです。但し、書類に不備があると受理されないので、本籍地へ届ける場合、日本の家族に提出してもらうよ うにと領事館から勧められました。
(Aug.2012)