2019年7月24日
笹川湖 小坪井沢

巨べらダービー2019 - Resurrection of the Forth Year

2019年7月24日 笹川湖 小坪井沢

天候・・・曇り 時々雨 南東の風1~2m 最高気温26度 最低気温20度

ポイント・・・千葉県 君津市 笹川湖 小坪井沢

竿・・・11尺

ウキ・・・パイプトップ(2mmストレート)ボディー羽根10cm 

  浮力 1.7g

仕掛け・・・道糸2.0号 ハリス1.0号 ハリ巨べらグラン16号 

  ハリス1.0号 30cm✖50cm

釣り方・・・両マッシュ 宙釣り タナ2.0m

エサ配合・・・ペレ道・藻べら・グルバラ・尺上・巨べら・

  粉末マッシュを 各200cc(計1200cc)+

  粘力山盛り3杯+水1000cc を手水・練りで調整

釣果・・・45.0cm1枚

釣り時間・・・6時30分~16時45分

水温・・・25℃

水位・・・満水

潮周り・・・小潮


相変わらずの絶不調の笹川湖。前日も餌のM社、道具のS社所属のプロ巨べら師軍団が4名、専門新聞の取材を兼ね集結。彼らが結成する「房総オデコ会」の例会でもあると言う。他のへら師を合わせて総勢10名。結果全員オデコ。全滅である。プロが集結してもつ釣れないときは釣れない!これが難攻の笹川湖だ。ほんのポツポツではあるが本湖にモジリが見られるようになってきた。当日はル-ティーンである出船前に橋から中島のモジリをチェック。霧が濃く見難いがゼロに近い。ここ数日ココを攻めている方からはモジリが見られるようになってきたが食わないと。自然の家も同様でモジリがウキのところであってもアタラない。コンディションが悪いのだ。巨ベラ師軍団は唯一50UPを記録した小坪井沢を4人全員で攻めたのだが、同様に時々近くでハネルもアタリが出ない、という事だった。

当日はへら師は全部で6名。中島は捨て最果ての小坪井沢まで行くが途中途中で実績のあるポイントに寄って魚探をかけながら上ってゆく。今年全くモジリが無かった親水公園対岸だが1発良い型のモジリを確認。これだけで収穫だ。言い方を変えると、この1発のモジリだけで「収穫」という、今の笹川湖の悪さのレベルをお察し頂きたい。この時期本来なら絶好調の宮ノ下対岸は魚っ気全くなし。今後の動向が気になるところだ。その後、少し魚の影は荒れど全くモジリが無く小坪井沢まで到着。最も上のエリアを時間をかけて魚探をかける。モジリは無い。流木を何本も結んだおん止まりにはアオコや流木などが堪り魚の住処になっているがへらは居るのだろうか?ここで51.5を釣ったがその時は鯉、マブナ、へらのモジリがあった。今回はゼロ。でも1~2mラインに薄っすらではあるが魚が映る。多分へらと推測し、勘ではあるが釣れる様な気がしたので此処で釣る事に決める。但し51.5ポイントはゴミが溜まり釣りが出来ない。ゴミ除け作業をして釣る事も出来るが、ゴミが浮遊してきてしまうのは一緒だ。ここは逆発想で流木を利用してゴミ溜まりを自分の釣り易い様に流木を結んでポイントを作る。約30分の作業。セッティング、エサ、タナは7月3日と全く一緒。オダから少し離れるのが少し気になるところだがゴミ溜まりの下を狙うので良しとする。のんびり準備をして開始する。前回も15時45分にアタッて釣れた夕方地合いであった。今回も長丁場。我慢大会だ(笑)

前回釣った時はアオコとアオコが腐った白い泡でヘドロの様なもの水面を漂いバサーが来る度に「こんな水色でヘラブナって釣れるんですか?」と同じ質問が来たが。今回は透明度が進み1mくらいはエサが見える。餌を打つとブルーギルが追っていくのが見える。10時過ぎに40~45cm位の5枚位のへらの群れが水面下50cm~1m位に見える。やはりヘラは居る。しかも自分の作ったゴミ溜まりに。ウキの反応はゼロ。全くへらっ気無し。11時頃に友達2名が移動してきた。やはり他のポイントもアタリがないらしい。日が差して来て、おん止まりの上流部でへららしきモジリが出た。13時頃に大型のへらが1枚、水面下でゴミ溜まりの下から出て来てターンして戻る、腹パンでいいへらだ。その後もお腹にけがをしたへらが1枚ゆっくり左に泳いでいった。アタらなくてもへらが見えるのは心強い。夕方にスイッチが入ってくれたら・・・と。しかし弱いブルーギルの触りで悪戯に時間は過ぎて行く。流石に睡魔が襲う、晴れたりザーっと降ってきたりと変な天気だ。梅雨明けも24日に発令しそうだが来週に持ち越し異常気象は続く。最果てのポイントなので船着き場からは遠い、16時45分には片付けを始めないと帰船時間の17時30分には間に合わない。移動してきた友人はアタリが無いしエサが無くなったので早めに道具を片付け始める。自分は眠気と闘いながら一部の望みをかけてエサ打ちを続ける16時10分フワ~と2節返してきたトップがズバッ!と消し込む。竿に握りを持っていなかったがウキは見ていた、即、竿の握りを持ち合わせるが乗らない!痛恨の空振りではなく合わせ遅れだ。笹川湖はこのへんはシビア。亀山や河口湖、芦ノ湖の宙釣りだと、合わせが多少遅れても釣れるが、笹川だはがヘラの反応が早く0.5秒合わせ遅れでも乗って来ない事が間々ある。スレテいるのであろう。何度か苦い経験をしているが。正に今がそれ、しかしながら空ツンや空消し込みのあと、スレなければまだアタリを出すことも多い、柔らかいタッチのエサをハリから落ちないように慎重に付けて送り込む、アタラらない、次も打つ。すると馴染んだトップが見事に返してツンッ!と3節落とす、しめた!ドンピシャ合わせで乗って来る。ガッチリ唇のセンターにフッキング。浮遊ゴミと一緒に取り込むと45cmのへら、ゴミを掃ったりボートの後ろに移動して検寸する時間が惜しいので玉枠の内径をあてて測り放流する。ホットはしたが終了時間までは残り僅か。まだアタル事を期待してエサを打ち続けるが残念ながらアタリは無く終了。修行の様な我慢の釣りだったが価値ある1枚を釣り事が出来た。他のへら師は全員オデコ。今回もラッキーだった。