2016年10月25日
芦ノ湖
湖尻 深良水門

2016年10月25日 芦ノ湖 湖尻 深良水門

2016年10月25日 芦ノ湖 湖尻 深良水門 - 巨べらダービー2018 - Third year Resurrection

天候・・・曇のち雨 最高11度、最低気温3度 北の風 2m

ポイント・・・神奈川県 芦ノ湖 湖尻 深良水門 浮き桟橋 ボート付け

竿・・・27尺ギリギリ一杯の底(満水)

ウキ・・・カヤ製PCトップ(13~15mm径)ボディー12cm 浮力4g弱

仕掛け・・・道糸1.5号 ハリス0.8号 ハリ グランダンゴ8号30cm×40cm

釣り方・・・底釣り(グルテンセット→グルダンゴ)

エサ配合・・・夏200cc+冬200cc+ペレ底200cc+マッハ400ccに水370cc

凄グル100cc+水100cc

釣果・・・45.5~38cm24枚 半数以上が腹パン

釣り時間・・・7時30分~16時前


■夏のポイント深良。でも10月22日(土)に45,5cm頭に5枚釣れる!

山ちゃんが船着き場桟橋で釣っていた日だ、予約なしのへらお客様が4名うえ乃さんに来店、うえ乃さんは不調の桟橋で釣る山ちゃんに配慮し、桟橋には案内せず、全員深良に案内した、ところが深良のキャパは3名、なので、水門前に水竿を新たに刺し釣り座を拡大。この4人組の内、桟橋に乗った二人が釣れた!しかも尺半のおまけつきだ!僕には大ニュースだった!深良は水門があり水通しが良い、水温が1~2度低く夏の好ポイントとされてきた、勿論夏の実績はその通りなのだが、この11月にもなろう10月下旬に釣果が上がるとは・・・自分にとっては衝撃的なニュースだった!ガイドの杉山氏に早速連絡をし釣況を確認したところ、この釣果は13時過ぎからであった事、夕方にモジリが凄くあった事が判った。昨年は9月も下旬過ぎると深良は全くモジリが無くなってしまい、釣れなかった、なので後半は桟橋へ移動して釣った。夕方地合いは有るのだろうが、昨年は深良では釣れる確信が持てなかったのと桟橋に戻れば安易に釣れるので半日で諦めた。10月の湖尻は鬼門で昨年も貧果であった。今年も不調で船着き場桟橋で良くて5枚が最高だと記憶している。(深良で釣る事など全く頭になかった) この状況に一寸疑問が湧いてきた!まず、水温だ。25日の釣行を目前に急遽水温計を手に入れ、実際に水温を測って本当に深良の方が水温が冷たいのか?を確認したい。魚にとっては1℃の水温差は大きな差だと認識している、冬が近づき段々水温が低下している中、1℃でも温かい方に居つくのではないか?と推測する。

(釣行前日に間に合わせて購入した水温計・オモチャが一つ増えた(笑)


■釣行当日、天気予報は曇、夜から少雨、気温は急な冷え込み。果たして水温計測の結果は・・・

うえ乃に到着し、トローリングの常連さんを先に出船させて、ゆっくりと出発準備のために道具を車から降ろし渡船用ボートに乗せる。気温は3℃でこの秋一番の冷え込み。パラソルと金具は置いておこうか?と迷ったが保険代わりに渡船ボートに積む。そして出発直前に船着き場桟橋ドン付きの底の水温を図ると18℃だった。芦ノ湖の漁協が毎日水温をHPに記載している、隣のフィッシングセンターおおばさんでの水深1mの計測データだ、僕はこのデータををいつも参考にしている。今回は底になるが殆ど差は無かった。さて渡船し深良桟橋に到着、道具を桟橋に乗せ、ボートも仮止めし、早速水温を測ったところ、何と19℃だ!船着き場桟橋よりも1℃高い。今年の今の時期だけの現象かも知れないがこれがリアル情報、通説である、「深良は水温が低い」が崩れた。確かに船着き場桟橋よりもモジリが多い、水温とモジリ数が連動した。さて桟橋の中央にボートの舳を縛り、やや右を向きなだらかな山の中腹を目がけてウキが立つように角度を調節し船付け完了。この角度が底の状態が良く釣れるのだ。夏に同様に船付をし25.5尺で丁度だったが、満水なので27尺を継ぐ、底を測るとギリギリセーフ!少々風が吹いても対応が聞く、道糸の余し具合だ(リリアンとウキ止めゴムの距離の事)土曜日の釣果は桟橋の上に乗って24尺での釣果で尺半で出ているので桟橋に乗ろうか?桟橋にボート付けしようか?迷ったが、ここ数日透明度が良すぎる程クリアなので、それならとボート付をし長い方の竿を振り、少しでも魚の警戒心が薄れる水深を選択した。

(深良桟橋へ舟を付けるときはこの向きにピンポイントで・・・)


■釣り開始 7時30分・・・

土曜日に釣った人は両ダンゴと言う事だったが、グルテンも準備した。夏の深良だと凄い時には底立て時に、タナ取りゴムが付いてない空針にブルーギル(以降ギル)が食ってくる、エサを付けると一投目からギルの一荷だ。しかし今回はジャミは全くアタラずウキは静止したままだ(笑) 雄大な景色、透明な水に癒されのんびりペースでエサ打ちを続ける、風もないので気持ちがいい、これで釣れれば最高なのだが・・・凡そ1時間たった、馴染んだウキのトップが上がるまでは行かないが、微細だが変化がみられる、下針をグルテンに変えてみるが、変化なし。セットに変えて4投目、馴染んがトップが上がってきた!まさか!一節返して2節ツーッと入る。合わせると乗った。しかしギルかも!?暫しファイトする、ん?引きはヘラだが・・・見るまでは判らない。ゆっくり上げてきて水中で確認出来た。へらだ!あっさり1時間で釣れてしまった。先ずはオデコを脱出し一安心だ。後続を狙うべくセットでエサ打ちを続ける、しかし、また静止を保ったまま魚っ気が無くなってしまった。再びのんびりとエサ打ちを続ける、全く触り無し。こうなるとギルでもアタリを出してくれる魚類が恋しくなる(笑) 魚っ気がないとへらも来ないからだ。。。そうこうしているうちに11時が来てカレーライスの出前を杉山氏が運んでくれる。早食いなので食べるのに1分は掛からない(笑)杉山氏は知っているので下膳するために、まっててくれる。やはり、土曜日のように13時過ぎからが勝負だネと話しながら、桟橋を離れる。


(雨とともに良型腹パンが揃う・・・)


■予想外の雨が思わぬ幸運をもたらす。そして・・・

このころから霧雨が振ったり止んだりし始めた、夜に雨の予報が前倒しになったのかな?そうすればラッキー♬雨が降れば絶対釣れるからだ・・・降ったり止んだりの霧雨が次第に小雨になって来た12時半頃に、ウキにも変化が現れる、2回ヘラらしき空ツンを貰う、これは間違えなくヘラの動きだ。次投、上げてきたトップがツンッと入り2枚目が釣れる。少し間が空くがウキが動くようになって来た。しかもへらの動きだ。時折、ヌーと引っ張るようなアタリは多分、小ギルが引っ張るアタリだと推測する。バラケを柔らかくしたり小さくしたり、グルテンも小さくしたりで不確実なアタリを送り力強いアタリで釣れてくる、馴染んだトップはいい感じに上がってくる、超長竿一杯の底釣りは楽しい♬ 14時頃にもなると、3投に1投はアタリが出る様になる、馴染んだウキの返し方も大きな動きになりへらがフカフカやっているものだと判る。そしてウキが上がってきてツン!でまた、釣れる15時頃から時折、小雨だった雨が普通の雨になる、俄然、へらの気配がウキに伝わってくる、このころから腹パンが釣れ始まり、型も大きくなる。釣れると強烈な引きだ。特にこの時期の引きは強烈だ!釣れるたびに閃光を気遣い取り込む・・・雨が強くなるとへらもタナがあがり、時々糸擦れのうごきがトップに出る、雨の予報なら桟橋に乗って25尺を振ったのに・・・待てよ♬ こんなベストな状態なら尺半も狙えるかもしれない!?と頭をよぎる。。。。いよいよ大詰めの時間、15時もなるとアタリっきり突入になる、とはいえ27尺なのでイレパクという感覚ではないにしろへらとのファイトにも忙しい、綺麗な腹パンが揃い、釣れる度に計測をする。どうしてもダンゴにあたり空ツンを出しているようなので、ダンゴ小さくして釣るがイマイチ調子に乗れず、両グルテンにするとアタリが出ない、匂いが無いとへらが興味を示さないのだ。そこで西湖前浜や昨年12月に芦ノ湖での底釣りで良かった、ダンゴとグルテンを合体させたグルダンゴに変更する。雨で上っ調子だったへらも段々棚に入って来ていよいよショータイム突入、エサを変たらヒット率が上がる、予想通り。釣れるときは早いアタリ釣れて来る。馴染み際と馴染んだ直後に出るアタリで決まる。馴染みで触らないと待っていてもウキはそのまんま上がってこない・・・極端である。釣れるときはヘラが上から追っかけて食うのが手に取るように判る。遂にクライマックス突入♬ ウキの横でモジル。ウキが馴染み切るときに小さくチクッと入り釣れる、小さいアタリなのでこれを逃すと空かさず食上げでも100発100中で釣れる。とはいっても100回もアタリは出ていないが・・(笑) 笑いが止まらない、腹パン美形が揃い強烈な引きが堪らない!納竿前には「これ、やっちゃたかも!?」と力強いファイトと重量感で直ぐ分かる尺半(45.5)もゲットしてこの時期としてはこの上ない釣果に終わった。天気予報では夜に入ってから雨の予報であったが、ラッキーな雨に思わぬ釣果のフレゼント。出船時にパラソルを持参するか?を迷ったが保険代わりに積んだラッキーもあり、ラッキー&ラッキーな釣行であった、早々に道具もカタズケ杉山氏と仁屋での食事は格別であった。

(今シーズン芦ノ湖では2枚目の尺半、やはり嬉しいものだ・・・)


■仮説~検証は続く・・・

雨が降ればクリアレイク・・・特に芦ノ湖は絶対釣れる!これは鉄板。芦ノ湖の初釣りが3月7日で雨、この時期など竿を出す馬鹿が今までは居なっかったがやってみたところ12枚の釣果、開幕素晴らしい滑り出しができた。河口湖もそうだが水が綺麗だとへらの警戒心は半端無く、晴天無風は最悪。日が傾いた夕方のワンチャンス狙いになってしまう。そして、この逆は、釣果も連動する。雨、濁り、波が出ると一気に魚にスイッチが入る、この日は曇の予報で晴れ程悪くはなかったが、水がかなり澄んでいたので少しでも警戒心の薄れる水深のあるポイントを狙い深良桟橋にボート付して狙った。27尺一杯である、途中雨が降りいい条件が揃い後半かなり良くなったが、これは抜きにして開始1時間で1枚だけだが釣れた事が嬉しかった、もし曇っていたら恐らく14時以降の勝負になっていた。

また、雨が降ると気温関係なしに釣れる。これも鉄板。3月7日もそうだが、この日は最低気温が3度と急激に冷え込んだ日中も10℃あるかないかだった、が関係なく雨が降ると釣れる。

そして水温。定説だった深良低温説は崩れた。この時期この日だけかも知れないが、深良の方が船着き場より1℃水温が高立った、そしてこれはモジリも釣果も連動した。深良の方がモジリが多く釣果にも繋がった。これがタマタマなのかは今後の計測で見えてくる。昨年も10月は船着き場桟橋は不振だった、今年もだ、これは水温に関係しているかも?との仮説が成り立つ、今後も水温計測は続けて行く、良い分析材料だ。

22日は、もう一つ気になった釣果があった、キャンプ場で強風のため苦し紛れに後半後ろを向き陸向きで24尺を振ったところ2枚か3枚釣れた。これもこの時期にしては気になる釣果だ、桟橋がこの位置のままなら乗っ込み時期は、有りの釣りになる。前・後ろと容易にポイントを変えられるのも桟橋ならではの強み。まだまだ試してみたいことが山積していて楽しみである、雨宮氏とともに今後も検証して行く・・・