2019年4月26日
岐阜県高山市
御母衣ダム

巨べらダービー2019 - Resurrection of the Forth Year

2019年4月26日 岐阜県高山市 御母衣ダム

天候・・・曇り 最高気温16度、最低気温7度 

ポイント・・・岐阜県 高山市 御母衣ダム

竿・・・21尺

ウキ・・・パイプトップ(2.2mm径)羽根ボディー14cm 浮力 2.7g

仕掛け・・・道糸2.0号 ハリス1.2号 ハリ 巨べらグラン 16号30cm×50cm

釣り方・・・宙釣り 

エサ配合・・・ペレ道・グルバラ・藻べら・巨べら・尺上・1:1マッシュ

各200cc(計1000cc)+ 粘力山盛り2杯+

水700ccを小分けして手水で調整。

釣果・・・49.3cm1枚

釣り時間・・・7時30分~16時30分

潮周り・・・小潮

昨日の秋神ダムから転戦、友人が夕方2時間で良い釣りをしたからだ。降雨による急な増水が影響している。このダムは2度目。昨年同時期に始めて来て尺半上は出なかったものの底釣宙釣りで三日共釣れたのでイメージは悪くない、底有り宙有りのクリアレイクで魚体が素晴らしい。この日は流れ込み近くに先釣者がいたので最後に入った自分は本湖(本流)向きに入る。釣台を左に向け底が抉れている先にウキを立たす。抉れている先なので魚からも人からもブラインドになる。時折回遊してくる魚を狙う。ここを11尺で2本半の底をグルテンで釣る。しかしながら2時間ノーアタリ。この頃に薄日が差し気温が温かくなった。本湖の流れが逆に変わりしかも緩やかになったのを機に長竿を出し流心にいる大型を宙釣りで狙う事とする。今回新調した玉網、玉の柄、ウキ、そして21尺をおろす。どれもデコ道具にならないように「必ず釣ってやる」決意だ。竿が長くタナが浅いので風向きによっては立って振り込む。21尺は長すぎるらしく、ここに来るへら師は殆ど出さないらしい、友人からは「欲張り」と冷やかされる(笑)エサ打ち直ぐにジャミガ触る5投目で何やらヘラらしき触りが出てきた。打ち込みを続ける、こうしているうちにも水位がドンドン上がって来て釣台を何度も上え上げる。8投目トップ一杯馴染んだウキがモヤモヤしながら戻してきたとき2節いや3節ドカッと落とした。空かさず合わせると確かな手ごたえ、間違いなくヘラの引きだ。ここは特にオダなどの掛かりが無いため、やりとりや取り込みにはさほど気を使わないで良い。慎重に玉網に収めると「周囲からデカいんじゃない!?」と声が飛ぶ、自分では50はないが48くらいかな?と検診すると49.3cm。でも、あと7mmで・・・とは思わなかった。これで大満足。検寸写真や手持ち写真を撮って貰いつつも応援してくれた方々から「おめでとうございます!」の祝福を受ける。巨べら釣りをやってて一番の至福の時だ。アドバイスを貰ったりお世話になった方々への感謝の気持ちが頭を埋め胸が熱くなる、そして、へらに釣れてくれたお礼をして大事に放流した。暫く満足感に浸ってなにもしなかったが、また、エサを打つ。時間がたった為、魚っ気が無くなったのか?ウキがエサで水没してしまい、そのまま釣り座を離れてウロウロ、対岸や隣に入った友人と雑談をしていた。その時カーボンの竿掛けが横にガガッと音がして撓る。慌てて竿を上げるとハリスが飛んでいた。恐らく同サイズのヘラが喰っていたのだと思う。釣った魚と同サイズが群れでいてヒットしていたのだろう。逃がした魚は大きい(笑)このあとは強風になってしまい移動しつつも誤魔化し誤魔化し釣って居たが、この49.3で遠征に来た目的が達成されてしまったのであまり気合が入らなかった。そして寒くなった夕方には巨べらの余韻に浸りながら撤収し地元天然記念物の荘川桜を見て帰路についた。新調した道具たちには贅沢な入魂式となった。