USBハブについて

PS4Uはキーボードとコントローラを統合しているのでUSBを2つ占有します。ところがPS4のCUH-2000というモデルにはUSBポートが2つしかありません。動画Part1で説明した通り2つのポートは埋まってしまい、ユーザーが使用できるUSBポートは無くなるわけです。それを解決するためにUSBハブを介してキーボードとコントローラを接続できるようにしたのでした。

そんなUSBハブ絡みでトラブルが・・。

訂正:動画Part1の機能紹介でUSB3.0と表記していましたが、正確にはUSB3.1(Gen1)という規格でした。

3口のバスパワー式USBハブ

3口なので2つをキーボードとコントローラに・・フリーのUSBは余った1つとPS4本体の残り1つ、計2つのを確保。という算段でした。バスパワーというのは親(PS4)のUSBポートの電力のみで子のUSBの電力も賄うわけです。

USB3.1(Gen1)では900mAまでですが、これは親の話。USBハブ自体でも電力は消費されるので子に与えられる容量は720mAということでした。それでもフリーの1つについては5Vを別途確保し、セルフパワー式に。「だから720mAはキーボードとコントローラで分け合ってね!」というつもりでした。

だが、事はそう上手く運んでいなかったようで・・

条件付きでキーボードの動作が安定せず、度々切断されます・・。その条件というのが外部電源接続、かつコントローラ収納状態。意外にもそういう条件下でテストしたことがあまり無かったようで気が付きませんでした。

いや、しかし・・そうなるとやはり電源周りが怪しい?

キーボードの電流は190mA程度、コントローラは500mA程度のはず。合計しても720mAには達しません。もう一度、USBハブの説明書を読み返しました。

  • 3ポートの合計が720mA以内

  • 各ポートは240mA未満

・・ん?各ポートは240mA未満?コントローラはダメってことじゃないですか。てか3ポートの合計・・の文言いる?

結局、セルフパワー式USBハブに交換

ここからバスパワー式のハブをゴチャゴチャ改造する気にもならなかったので、デコデコを1発噛ましてセルフパワー式のUSBハブに交換しました。

それからはおかしな症状もなく、キーボード、コントローラともに安定しています。

それにしても、なぜ外部電源の時だけ安定しなかったのか・・。いや、むしろバッテリ動作の時は定格を超えても平気だったってことでしょうか。それにしても240mA未満の定格の倍以上?

うーん。正常に見えていたコントローラの充電も、本当はきちんとできてはいなかった可能性が高いですね。