Vitamin C

ビタミンC(抜き書き的まとめ)


特に風邪予防やCOVID-19予防効果はないと思います。残念でした。一応、確実な所はビタミンDです。

--------

ビタミンCは、コラーゲン、L-カルニチンおよび特定の神経伝達物質の生合成に必要である。摂取量が不足すると、疲労感または倦怠感、広範な結合組織の弱化、毛細血管脆弱症を特徴とする壊血病を発症する。ビタミンCは、果物と野菜に多く含まれる。赤ピーマンおよび緑ピーマン、キウイフルーツ、ブロッコリー、イチゴ、芽キャベツ、カンタロープ(マスクメロン)・メロンは優れた食物源である。サプリメントとしてのビタミンCの好ましい供給源は単一のアスコルビン酸である。


ビタミンC欠乏症が進行するにつれて、結合組織が弱化し、点状出血、斑状出血、紫斑、関節痛、創傷治癒の不良、過角化症および捻転毛が生じ、壊血病を引き起こす。壊血病を治療せずに放置した場合、死に至る。


ビタミンC補給は、健康人のがんによる死亡リスクに有意な効果を及ぼさないし、心血管疾患の予防についても有益な効果を示せない。全体として、これまでのエビデンスからは、200 mg/日以上のビタミンCの定期的な摂取によって一般集団における風邪の発症率が減少することは示唆されていない。


ビタミンCを食事から多く摂ると、白内障形成のリスクが低下する。一方、49~83歳のスウェーデン人女性24,593人のコホート(9年間の追跡研究)では、ビタミンCサプリメントを使用すると白内障発症リスクが25%上昇していた(実は男性の研究でも同じ結果が出ている)。ビタミンCの予防的使用によって、一般集団における風邪の発症リスクの有意な減少は認められない。ビタミンCの許容上限量を上回るビタミンCの長期摂取は、健康への悪影響のリスクを増大させる可能性がある。

(English Page)

https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminC-HealthProfessional/

(Japanese translation)

https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/16.html



ビタミンCは腎臓結石のリスクを増加させる。

https://scholar.google.com/scholar_url?url=https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/articlepdf/1568519/ilt130001_386_388.pdf&hl=ja&sa=T&oi=ucasa&ct=ufr&ei=85iXXsTzKruF6rQPiJqG-Ag&scisig=AAGBfm2hiT4eLIuGsUsNV3G1vzQfTfjlBQ


ビタミンCとEは白内障のリスクを増加させる。女性を対象とした大規模研究でも同じ結果。https://academic.oup.com/aje/article/177/6/548/160639