2023年8月9日
今年度は5回の開催が予定されているフィールドラボの第一回目として長野県伊那市にある伊那食品工業株式会社に伺いました。
伊那食品工業株式会社は、スーパーなどで一度は目にしたことがある「かんてんぱぱ」を製造している会社です。
2023年8月9日
今年度は5回の開催が予定されているフィールドラボの第一回目として長野県伊那市にある伊那食品工業株式会社に伺いました。
伊那食品工業株式会社は、スーパーなどで一度は目にしたことがある「かんてんぱぱ」を製造している会社です。
初めに、吉川人事部長による会社紹介では「文系理系ともに幅広い分野の人材が活躍している中、寒天の研究開発には“中小企業の生きる道は、研究開発型企業になること”という方針のもと力を入れており、農学や理学を筆頭に医学・薬学・工学と幅広い理系の知識を必要としていることから、様々な理系分野の社員が活躍している」ということを教えていただきました。
「現場見学」では研究開発部門棟を見学させていただきました。特に,製品開発や品質管理の現場を見学させていただきました.特に、“製菓店がお菓子を製造するために使用しているものと同様な機械を自社で持ち、寒天を使用したお菓子の試作品を作ることで寒天の使用感を試していること”や、“機器を使って寒天の食感を数値化し品質を保っていること”などを教えていただきました。いくつもの専門機器が置かれた分析室や実験室の見学を通して、研究開発の様子を具体的にイメージすることができました。
見学させていただいた後に、開発部の2名の方に進路選択や現在のお仕事についてお話ししていただきました。
花原さんからは「私が伊那食品に入るまで」というタイトルで、中高生時代の経験とともにご自身の進路選択についてお話いただきました。その中で、「習ったことがどこで役に立つか分らないが、大学院(修士課程)でやっていたことが現在 役に立っていると感じる」と仰っていました。また「現在の充実した生活は、“得意”より“好き”を重視した結果です。なので、みなさんも自分の“好き“を大切にしてほしいです」とメッセージをいただきました。
根橋さんからは「伊那食品工業で働いて」というタイトルで、現在の業務内容や職場の働きやすさについてお話いただきました。通常は知ることが難しい実際の仕事内容について、ご自身が普段感じている事を交えて分かりやすく説明していただきました。
最後に、開発部の女性社員と学生スタッフ、参加者の方5〜6人のグループに分かれて交流会を行いました。ご用意いただいた寒天ゼリーを試食しながらの和やかな雰囲気の中、将来の夢について語り合ったり,参加者からの「なぜ県外の大学から地元である長野県に戻って就職をしたのか」「講演で聞いた仕事内容をさらに具体的に教えてほしい」等の質問にお答え頂きました.
改めて今回のフィールドラボにご参加いただき、ありがとうございました!