2023年11月24日に長野吉田高等学校にて開催された《令和5年度 信州理系学生キャリア探索事業「サイエンスガールのクロストーク」(長野県県民文化部県民の学び支援課主催)》の様子を報告します。
2023年11月24日に長野吉田高等学校にて開催された《令和5年度 信州理系学生キャリア探索事業「サイエンスガールのクロストーク」(長野県県民文化部県民の学び支援課主催)》の様子を報告します。
今回のイベントは、公立諏訪東京理科大学と信州大学の大学生・大学院生が長野吉田高等学校を訪問し、高校生と一緒に理系進路選択について考え、学び、交流する機会となりました。
初めに、参加した大学生・大学院生全員が、自己紹介、大学・学部選択の動機や背景、現在の学生生活の様子を紹介する「大学生ピッチトーク」を行いました。高校生にとって、工学部・理学部・農学部・教育学部それぞれの魅力を知ることができる機会になったのではないでしょうか。
次に、大学4年生以上の5名が自身の研究内容や卒業後の進路について紹介しました。
(発表者と研究テーマは以下の通り)
公立諏訪東京理科大学工学部 小島さん:「リニアモータ試作機製作」
公立諏訪東京理科大学工学部 横田さん:「小学校プログラミングの教員マニュアルの作製」
信州大学工学部 竹内さん:「全館幅射冷暖房システムを導入した住宅の設計手法に関する研究」
信州大学農学部 高野さん:「深層学習を利用した白紋羽病菌感染枝の分類手法の検討」
信州大学理学部 金子さん:「安全で手軽な分析センサーを作りたい!」(ワイヤレス給電法を用いた新しい分析方法の開発)
どの研究内容も難しいところはありましたが、高校生の熱心に耳を傾け、メモを取る様子が印象的でした。理工系大学生が実際にどんな勉強・研究に取り組んでいるのか少し垣間見れたのではないでしょうか。
最後は、高校生が 分野ごと分かれた6つのブースを2ヶ所づつ回り、入試対策、理工系学部の生活、卒業後の進路についてなどを話題に大学生と交流しました。
「理系大学生の授業は忙しくてプライベートで遊ぶ時間はないですか?」や、「高校生の間に頑張った方が良いことはなんですか?」などといった質問が挙がり、どのグループも話に花が咲いており、交流の時間があっという間のように感じられました。進路や将来に不安がある高校生が多い中、大学生からリアルな日常生活の話を聞くことで、高校生も本音で語る姿がみられました。
この会が参加された皆様にとって実り多きものとなれば幸いです。