2009年街歩きセミナー

2009年6月20日と21日に実施した 街歩きセミナーでの観測結果です。残念ながら20日のCO2データは装置の不具合のためデータが途切れていました。

図1 2009年6月20日の観測結果

観測に使用した機器

エアロゾル粒子数濃度:TSI-3007 直径10nm以上の粒子数濃度を計測

CO2濃度:TES-1370

6月20日(土曜日)

天気:薄曇りのち曇り、午後はポツポツたまに小雨も南よりの風、2~5m/sくらい@気象台

粒子数濃度が高めの一日でした。そらまめ君によると、SPM濃度はたいして高くなかったのですが、オキシダント濃度が高めでしたので、西方からの越境汚染の影響があったのではないかと思います。午前にくらべて午後には濃度が低くなり、図にはないですが、夕方にはもっと下がりました。

粒子数濃度は午前中が4~5万/ccくらいでした。このくらい高いと、少々の排気ガスでは差がわかりにくくなってしまいます(21日の様子を見てもらえるとわかると思います)。それでも、ときどきヒゲみたいに高くなっているのは、大きな道路を渡るときや、近くをトラックが走ったような時に対応しています。

CO2濃度は測定に失敗しています。せっかく手伝ってもらったのにごめんなさい。CO2も、上記の車の影響があると濃度が高くなるのですが、この図からはまったくわかりません。豊田邸や川上邸での見学時も測定していたので、その間は濃度が高くなっていました(そっちが目立ってしまいます)。

図2 6月21日(日曜日)の結果


天気:雨のち曇り、北よりの風、1~2 m/sくらい@気象台

21日は、粒子数濃度が1万前後で落ち着いた「観測日より」な一日でした。ヒゲみたいに濃度が高くなっているのは、交通量の多い交差点(新御園橋、41号沿いの主税町3の交差点など)や、トラック・バスの影響を受けた時でした。CO2濃度も、交通量の多かったところでは460ppmくらいになっていました。

21日のデータは、下の添付ファイルに置きました

FS090621