令和6年度 I-DOT「備後絣・阿字和紙 伝統の技術を未来につなぐ」 第2号
令和6年度 I-DOT「備後絣・阿字和紙 伝統の技術を未来につなぐ」 第2号
4月24日火曜日、第二回I-DOTを行いました。今回は、綿花(ワタ)の種を蒔きました。綿織物の原材料は、綿です。かつては、綿を例えるに救急箱の中にあると言えば理解してもらえましたが、現在は、ガーゼです。綿を見る機会も少なくなりました。まして綿(ワタ)の花や実を見たことがある生徒は、ほとんどいません。現代では、肉も魚も切り身でパックに入っています。その魚や動物を想像することができない生徒もいます。どういう過程で魚や動物が切り身になっているかを知りません。綿織物について勉強するにあたり、基礎基本中の基礎基本である綿花(ワタ)のについて学ぶことは、意義あることと判断します。
種から育てて実がなって綿花(ワタ)を収穫する。良い経験になると思います。これから観察日記を記録します。植物栽培日記というと小学生の課題というイメージがありますが、「観察」という手法は、程度の差はあれ基本中の基本です。生徒は、鉢や土の準備から始めました。種は、一晩水に漬けたものと二晩水に漬けたものの二種類準備しました。一晩のものと二晩のものとどちらか区別がつくように左右に分けて植えました。発芽率に違いがでるか興味がわきます。9月上旬で収穫できる予定です。
来週は、貝原歴史資料館に藍染体験に行きます。藍染を体験して彼らが何を感じ何を思い何を吸収するか、楽しみです。