A002:音階と調名

【SJPOジュニアオーケストラ講座】 音階と調名(調性)の表し方

音階:長音階と短音階

◆ドから次のドの音までのようにある音から次の高さの同じ音までを「オクターブ」といい、一般的に

クラシック音楽では12の音に分けられます。

その中の音を決まった規則で音の高さの順番に並べたものを「音階(おんかい)」といいます。

◆音階には様々な種類がありますが、ここでは明るく感じられる「長音階(ちょうおんかい)」と少し物悲しく

感じられる「短音階(たんおんかい)」の代表的な2つの音階を覚えましょう。

さらに短音階は「自然(的)短音階」と「和声(的)短音階」「旋律(的)短音階」の三種類があります。

〇半 音・・・オクターブを12に分けた一つ分の音

〇全 音・・・半音二つ分の音の間隔

〇増二度・・・半音三つ分の音の間隔

調名(調性)の表し方

◆調の基準の音を「主音(しゅおん)」といい、長調では階名の「ド」の音、短調では階名の「ラ」の音になります。

◆調名(調性)は、日本語では主音の音名の後ろに長調(短調)をつけて表します。

ドイツ語では、主音名に「-(ハイフン)」をつけて後ろにdur(moll)をつけます。

英語の場合は主音名に「-」をつけて後ろにMajor(minor)をつけて表します。

※1)ドイツ語と英語の場合、長調は頭の音名の頭文字が大文字、短調は音名の頭文字が小文字になります。

※2)ドイツ語の長調の「dur」は「Dur」と大文字表記の場合もあります。短調の「moll」は常に小文字です。