投稿日: Oct 28, 2017 12:14:46 PM
オリジナルは良くて、コピーはダメみたいな、またはその逆の話があった。
わたし自身OSSコミュニティにはとってもお世話になっている、LinuxをメインPCのOSとして使っている人間なので別にコピーに対してどうのこうの言えないし言うつもりもない。けども。
良い悪いでいうと、ソフトウェアの世界の中で言うなら。
ソースコードが同じでなければオリジナル、同じソースコードが転用されているなら盗用。
という話になります。
でもそんな単純な話でもないと思ってる。
同じ機能を持つ、ソースコードの違うOSS(オープンソースソフトウェアのことね)があって、フリーでだれでも使えますよ。となった場合、商用のソフトは確実にやられます。あちらは生活がかかっていますよね。
趣味なら許される。という話でいうと。
作ってる側の感情としてはおいおいやめてくれよ、こっち買って使ってくれよ。となります。
買ってくれてるのかもしれませんけど、それ広めるのはやめてよね。という感じ。
で、ちょい昔ならフリーソフトなんて脅威ではなかったので見て見ぬふりして。商用ソフトのほうが信頼性という意味でアドバンテージがあったので。だからわざわざ「こういうのつくったんですが、配布していいですか」みたいなこといってこなければ目をつむってた。 というのが本当のところ。
でも今は違うんですよね、ソフトウェアが店頭で販売されているというのがややレアな状況になっちゃいました。
だからソフトもあんまりでまわらなくなったというか。いってしまえば商用ソフトウェア氷河期です。
ネットの普及もありますけども、この状況に大きく関わってるのがOSS、あとスマホかな?
スマホで5000円のアプリとか買います? 高い!かわない! ってなっちゃいませんかね。
それは趣味でソフト作ってる人たちが儲け度返しで無料とか格安でソフトをリリースし続けた結果です。
結果として高品質な商用ソフトを手にできる機会がぐんと減ったのではないでしょうか。
コピーってのはこういう現象を引き起こすトリガーだってのは覚えておいてほしいのです。
ただ、完全なオリジナルなんてものはこの世に存在していません。
すべてのものはコピーです。すこしづつ異なるコピーの積み重ねです。
すべてのものはイズムであり遺伝子なのです。
だから、オリジナルかコピーかはどうでもよくて、進化しないと意味がないと思います。