i8080エミュレータの方針など。

投稿日: Mar 19, 2017 5:39:43 PM

方針

順序がおかしいですが。

本音としてはi8080のエミュレートに自信があったわけではなかったので、とりあえずやってみようと見切り発車したところもあって。もごもご。

そんなことはおいといて、方針です。

そもそもワンチップマイコンで仮想環境つくるっていうのに手をつけ始めたのは

「もちあるける小さいコンピュータを自分で作る」

という目的があって、それ以上でもそれ以下でもありません。

正直なところ、動けばなんでもよくて、もし8080が容量オーバするようであれば6502も試そうかと思っていました。そんな感じなので特にこだわりはありません。ただi8080の前に着手していたchip-8ベースのc8aは、元々がリアルなCPUをモデルにしたようなものではなかったので無駄も多くてかなり手は入れたものの実用にはちょっと難しかった。

のでまあ、実用に難のないものなら別になんでもいい。というかんじでしょうか。

そんなわけでi8080エミュレータといいつつ、完全再現することは狙っていないしエミュレーションの必要はあまり感じていません。既に世の中にある便利なツールが使えたら便利だよね、くらいの気持ちでやってます。

そんな感じの方針です。ゆるいです。

何故に持ち歩けるコンピュータなどつくりたかったかについては語ると長いので割愛しますが、とにかくメーカーの思惑に乗るのはもうごめんなのでなんとしても実現せねばなりません。

持ち歩けるコンピュータで何がしたいか、については曲を作ったり出先で新しいデバイスを試したりしたい。とかそれくらいの気持ちです。 かるいでしょ。

課題

i8080エミュレータがとりあえずArduino上で動いた。

わーい。

でも本心明かすとArduinoでいいんだろうか、とも。

STM32で動かした方が都合がいいんです。いろいろ。

しかしArduinoで動かした方がもしかしたらコミュニティの力で何か大きな事も可能になるかも。

とか、いろいろ。

複雑。

ということでベースとなるアーキテクチャの問題がひとつ。

あとは、c8aの時もずーっと最初から悩んだまま解決しないままi8080エミュレータにまで持ち越している問題としてインターフェイスがあります。Altair8800シミュレータのようにAltair8800を再現するのが目的ならインターフェイスは元のとおり作れば良いのですがわたしが目指しているのは持ち歩けるコンピュータなので、お手本になるものといえばHP200LXとかポケコンとか、それともまだ見ぬ何かか。スマホは…ないですね。

なにしろハードウェアを限定せずに最小構成で作るというモットーで、それがいけないのかインターフェイスについては悩むばかりで良い解決策が見えません。

この部分はかなり大きな課題になります。

ハードウェアについて。

ここだけのはなし、ここ近年のプロトタイピングブームというのはそろそろ終わると思っています。

終わってしまうと面白げな便利なデバイスというのは手に入り辛くなる(手には入るだろうけどいままでみたいに使いやすくパッケージされてるなんてことはなくなるでしょう)そうなったときにもしデバイスが故障した際直せないと困る。なので特殊なデバイスは避けて行きたい。

これはアーキテクチャやインターフェイスの問題も含みますネ。

ずーっと安定して手に入るものを使わないといざとなったとき困ってしまう。

いつなくなってしまうかわからないようなものは使えないわけです。

この辺はいわゆるプロトタイパーには理解し難い部分らしいですが根本が違うのでしょうおそらく。

たとえば1602LCDないしは2004LCDとタクトスイッチなどをインターフェイスにつかえばそれはだいぶ長く使えそうな気がしますよね。 そんな感じです。

なににせよ、今に始まったことではなく何年も前から悩んでいて解決していない部分なのでどうにか決着をつけたいです。