尖圭コンジロームの治療薬と治療方法

尖圭コンジローム(コンジローマ):治療の仕方

尖圭コンジロームは性行為によって感染する、ヒトパミローマウイルス(HPV)がひきおこす皮膚の異常です。

治療方法は、作られたイボを取り除く対症療法になります。

HPVウイルス自体を完全に取り除く治療法は、ありません。

その為、再発する可能性が高いSTD(性病)です。

手術による切除やレーザーによる治療もありますが、専用の軟膏を患部に塗布することでも治療できます。

病院での治療 

尖圭コンジロームの治療は、1つ1つのイボを除去する以外にはありません。

再発する可能性が高いSTD(性病)として有名で、3ヶ月以内に約25%が再発すると言われています。

治療が終わっても、最低3ヵ月は再発がないことを確認する必要があります。 

尖圭コンジロームを自分で治す場合

尖圭コンジロームは、感染初期の段階で、イボが数個程度で、小さい状態であれば、

アルダラクリームというコンジローム専用の軟膏治療も有効です。

尖圭コンジロームの治療薬

尖圭コンジロームの治療薬は、アルダラクリームという軟膏だけです!!

飲み薬はありません。

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アルダラクリーム(Aldara Cream)

アルダラクリームは、ヒトパピローマウィルス(HPV)が原因の尖圭コンジローマ、基底細胞がんと呼ばれる皮膚表層がん(悪性ではない)、皮膚が長年にわたり太陽光線によって損傷を受ける日光角化症など、異常な細胞が引き起こす症状を、免疫細胞の機能を高めることで、封じ込めます。

アルダラクリームは、日本では、持田製薬が『ベルセナクリーム』という名前で販売しています。

アルダラクリームは、免疫調整剤と呼ばれるイミキモド(Imiquimod)を、有効成分としています。

イミキモド(Imiquimod)

イミキモドは、身体の防御機構を刺激する作用があり、皮膚の免疫細胞と結合し、サイトカインと呼ばれる天然の防御物質を放出させます。

このようなサイトカインはαインターフェロンと呼ばれ、他のサイトカインとともに免疫系において多くの機能を担っています。

細胞内のウィルス増殖を抑制することで、ウィルス感染に抵抗します。

悪性または異常な細胞の増殖も防ぎます。

イミキモドは、

3つの皮膚症状の治療に用いられます。 

アルダラクリーム(ベルセナクリーム)の使い方・用法・用量

アルダラクリーム使用時の注意事項

副作用

尖圭コンジローム(せんけいこんじろーむ)の特徴

尖圭コンジローム(Condylomata Acuminata)

尖圭コンジローマとも呼ばれます。

ヒト乳頭腫ウイルス (HPV) が原因で発症する性感染症です。 

実は、セックスの経験がある男女のほとんどが、感染したことがある性感染症です。 

男女とも、薄いピンク色または茶色のニワトリのトサカ状(カリフラワー状)か、乳頭状(おわんを伏せた形)のイボができます。 

放っておくと、どんどん増えていくことがあります。 

ただし、ほとんどの場合は、感染していても自覚症状がありません。 

触ってみて、目で見て、びっくりするわけです。 

小さなものなら、知らないうちに発症し、知らないうちに治ってしまうことも良くあります。

尖圭コンジロームの画像写真

ヒトパピローマウィルス(HPV=Human Papilloma Virus)

ヒトパピローマウイルス(HPV)はヒトの身体にイボを作るウィルスです。

皮膚や粘膜に感染するウイルスです。 

HPVには良性型・悪性型があります

HPVは現在100種類以上の型が報告されています。

大きく分けると、癌(がん)の原因になるかどうかで、「良性型」か「悪性型」かに分類されます。