細胞壁合成阻害タイプの抗生物質
DNA合成酵素阻害タイプの抗生物質
蛋白(タンパク)合成阻害タイプの抗生物質
外側の壁(細胞壁)を壊すタイプです
β(ベータ)ラクタム系になります
細胞壁を壊し続ける為に、常に細菌の周りに薬が必要です
時間依存型です
ヒトと細菌との細胞の構造上の違い
ヒトと細菌との細胞の構造上の違いを見極めると、選択毒性が可能になります。
選択毒性とは、『人には毒性を示さず、細菌には毒性を示す』
細菌だけに対して選択的に毒性を与えるという意味です。
ヒトの細胞には、細胞膜と呼ばれる膜が存在し、細胞膜によって内と外が分けられている
⇒【細胞膜】
細菌には、さらに、細胞壁と呼ばれる頑丈な壁が存在し、細胞膜の周りを細胞壁が取り囲んでいる
⇒【細胞膜+細胞壁】
ヒトの細胞には細胞壁が存在しない
細菌には細胞壁が存在する
細胞壁がなければ、細菌は生きていくことができません
細胞壁の合成を阻害する物質を投与すれば、細胞壁がなくなり、外から水が浸入してくるようになり、膨張・破裂することで、細菌は死滅していきます。
つまり、細菌だけに毒性を示すことができるようになるわけですね。
内側を乱す(細胞内)タイプです
β(ベータ)ラクタム系以外になります
細菌の中に入り込む為、一度に、大量の薬が必要です
濃度依存型です