性病と治療薬について
性病は、基本的には、セックス=性交渉=エッチによって、感染します
以前は性病と呼んでいましたが、今は、性感染症と呼ぶそうです。
基本的な、感染経路は、
ペニス⇒ヴァギナ
ヴァギナ⇒ペニス
口⇒ペニス・ヴァギナ
ペニス・ヴァギナ⇒口
ですね。
ペニス=男性器
ヴァギナ(バギナ)=女性器
その他、肛門(アヌス)も、感染経路になります。
詳しくは、こちらでお勉強してください。~性感染症を確かめたいあなたへのヒント
性病と原因になる病原体の種類
ウイルス
HIV(エイズ)、HBV(B型肝炎)、HCV(C型肝炎)、HPV(ヒトパピローマウイルス悪性~子宮頚がん)、ヘルペス(性器ヘルペス感染症)、ヒトTリンパ好性ウイルス( 成人T細胞白血病)
細菌
梅毒(梅毒トレポネーマ)、淋菌(淋病)、マイコプラズマ(尿道炎)、ウレアプラズマ(尿道炎)
クラミジア
(偏性細胞内寄生体)=クラミジア(性器クラミジア感染症:のどクラミジア感染症)
クラミジアは細菌の仲間なのですが、ウイルス的な性質を持っていて、「細菌とウイルスの中間」とも言われています。
真菌(かび)
カンジダ(性器カンジダ症・口腔カンジダ症)
原虫
トリコモナス(膣トリコモナス症)
性病の治療薬
性病を治療するということは、性病の原因となる病原体の増殖を防いだり、病原体自体を死滅させることです。
性病の元となる病原体が、
細菌や真菌、または、寄生虫や原虫の場合には、【抗生物質】が、治療薬として効果的です。
【抗生物質】は【抗菌薬】に含まれます。
また、【抗生剤】とは、正式な医学用語ではありません。
抗生物質は、病原体(細菌のような微生物)の細胞だけを攻撃する事が出来る薬です。
ウィルスは、細胞を持っていないので、抗生物質は効きません。
ウイルスを死滅させる薬はありません
インフルエンザウイルス、水痘(ヘルペスウイルス)、HIV(エイズの原因のウイルス)、サイトメガロウイルス等に対する、【抗ウイルス薬】は有ります。
しかし、それらは、ウイルスの増殖を抑える薬であって、ウイルスを死滅させる薬ではありません。
現代の医学では、人間の細胞を壊さずに、ウイルスだけを攻撃出来る、安全で有効な抗ウイルス薬が、まだ少ないのです。
結果として、その他の数百種類のウイルスには特効薬がありません。
ノロウイルスや麻疹(ハシカ)ウイルス、風疹ウイルスなどに有効な抗ウイルス薬は、未だに開発されていません。
ウイルスに感染した時、基本的に、人は自分の免疫力で治しているのです。
抗ウィルス薬で治す性感染症(性病)
成人T細胞白血病(ヒトTリンパ好性ウイルス)
サイトメガロウイルス感染症
伝染性軟属腫
C型肝炎(HCV)
伝染性単核球症(キス病)
(ウイルスの性質を持つ細菌=偏性細胞内寄生体と呼ばれます)
鼠径リンパ肉芽腫