CBX125F CafeRacer

CBX125F CafeRacer

CBX125F CafeRacerを作ります

以前からCBX125の125cc DOHC 4バルブって良いなあと思っていたところ、偶然友人からCBX125C をもらう事に成りました。が、エンジンが動かず、調べると内部が非常に傷んでいるので入手した当日に廃棄してしまいました。

その後、このエンジンへの欲求が我慢できなくなり、オークションサイトで CBX125F のフレームとエンジンを入手しこのプロジェクトの開始です。

'07/3

フレームだけではまだまだオートバイの姿には成りません。足回りを組んでみます。後期型CBX125F三つ又、APE フロントフォーク、RS125用18inchテクノマグネシオでまずは仮組です。

足回りがRS125ですから外装もRS125と言うことでタンク、シートをあてがうと・・・・・・・

タンクはツインチューブフレーム用ですので当然フレームと干渉します。そこで、大きく干渉している所をざっくり切り裂いてみました。

この状態でタンクを仮乗せして見ますが、まだ干渉していたので、さらにざっくり。 切開した部分には溶接代として内側に折って乗せてみると・・・・・

なかなか良くなってきました。

'07/4

この切開したタンクの底を塞がなくては成りませんが、アルミを溶接できる溶接機なんて高くて手が出ません。そこでロウ付けに挑戦。色々調べてこのロウ材を購入しました。

http://www.k-kentex.co.jp/product/YK-388.html

アルミ材は当初1.0mmを使用して途中まで順調でしたが、最後の溶接で母材に穴が開き、失敗。再度1.5mmの材料で 再挑戦しここまで完成しました。

このタンクとエンジンを搭載してみました。なかなか良いバランスです。

でもちっとフロントにスカスカ感が。

タンクの塗装を剥いで、コック部も溶接します。

'07/5

次にノーマルステップのステーを切り落とし、RS125のステップ用に取り付け部を溶接します。RS125のステップ用はフレームの形状により左右逆の装着となります。

'07/7

NSR50'87用カウルを借り止めしてみると、フロントのスカスカ感が解消されました。時代考察的にも丸いフロントとアクスルより出ていない感じがGoodです。

'07/8

借り組のAPEフロントフォークをCBR150用をアクセルシャフト径をφ15に加工した物と交換しました。インナーが長いため、APEのインナーを組む予定です。

アクスルシャフトはRS125ではフォークのクランプ方法が異なるため、ナイトホーク250用です。少し長いのですが、これもカラー作成の予定です。

RS125用のブレンボも仮止めしてみました。サポート作成が必要です。

'07/12

タンクの後部分を固定する部分とシートレールを作成していましたが、紆余曲折がありました。

Ver.1:NSR250のシートレールを利用して作成。

写真は検討時ですが、この後左右に切り分けてさらに検討しましたが、余分な取りつけステー等を剥す手間と考えて挫折。

Ver.2:鉄の角パイプとアルミ角パイプでシートレール作成。

薄板の溶接が下手で、強度の確保が出来ないため挫折。

Ver.3:RS125のシートレールを利用して作成。

最後の手段です。大胆に切って使ってしまいました。

'08/5

だいぶ時間が空いてしまいましたが、タンク先端部のステー、シートレール取り付け金具を溶接しました。さらにステップの剛性が足らなかったので、ミラーのネジアダプターを溶接して強化。これで厄介なところは山を越えたかしら。

'08/6

近所の町工場の旋盤屋さんに前後のホイールカラーを作ってもらいました。

が、リヤはスプロケットのカラーは問題ありませんが、アクスル側のカラーは採寸(計算?)を間違えたようです。再度お願いしなくては。フロントのアクスルシャフトはナイトホーク250用を使いましたが、20mmほど長いです。今はカラーを入れて調整していますが、短いシャフトを見つけたので発注中です。

'08/7

ちょうど良い長さのフロンとアクスルを入手しました。物はTLM200のリヤアクスルです。長さがぴったりなのはもちろんですが、物が着いてびっくり。中空のアクスルシャフトでした。

'08/8

排気系の作成を行います。ノーマルのエキゾーストパイプではつまらないので、XR250のステンのエキゾーストを使ってアップマフラーを目指します。

CBX125はRFVCのためかXR250と異なりエキゾーストポートが放射状で左右が平行では有りません。そこでXR250のエキゾーストを2本入手し、切った貼ったしてニコイチに・・・・・・残念ながらエキゾーストを曲げる際にパイプがつぶれてしまい断念しました。もう一回XRのエキパイを入手し、トライしたいです。

(ここでは写真二枚ですが、語りつくせない紆余曲折が有りました・・・・・)

とりあえずノーマルのエキゾーストで排気系を作ることにしましたが、CBX125Fの排気系はエキゾーストとサイレンサーが一体式ですが、入手したサイレンサーは後端が切り取られている物でした。そこで、サイレンサーを在庫品のスーパートラップにするべくサイレンサーを切り取りますが、スーパートラップの口金に合うインナーパイプの場所を探りながら何箇所かサイレンサーを輪切りにしながら進めました。

取り付けるとブレーキペダルと干渉しそうなので、その部分を叩いて凹ませています。

全体像としてはちょっと短いですが、バンク角も確保されているようですので良しとします。

CBX125はエンジンがラバーマウントのため、マフラーステーはエンジンから吊られています。スーパートラップ本体のステーもエンジンからステーを生やしますが、真っ直ぐな板ではフレームと干渉するため捻ってクリアランスを確保。

'08/9

カウリングのステーを作ります。

RS250のフロントカウルステーを取り付けるために、CBXのカウルステー用のボスにさらにボスを一つ追加するため、鉄の金具を溶接します。(ネジは仮留め)

次はφ15t,1.0のアルミパイプに砂を詰めて両端を木を叩き込んで蓋をします。

それから我が家の敷地に生えている電信柱を有効利用・・・・・

うーん、良い感じ・・・・

バイクのパーツ屋で入手したジュラルミンのスペーサーとアルミの棒をロー付けしてノーマルのタンクラバー用のボスからのステーを作成。

電信柱で曲げたアルミパイプを潰して穴を開け、さらにフロントカウルステーにロー付けして上側のカウルステーが完成。日が陰るのが早くなってきました。

上側のステーが完了しましたので、下側のステーを作りました。

ステーはこんな形状です。

こいつをCBXのノーマルカウル用のボスに取り付け・・・・カウルをネジ留めします。アルミ板から作ったハンドルストッパーも見えます。

全体像はこんな感じです。

リヤカウルのサスペンションに干渉する部分を削除し、カッティングシートを剥しました。そろそろカラーリングを考えねば。

取り付けたスーパートラップですが、ディスクを止めるネジ穴が1本バカに成った格安中古品でした。

6本中5本で留まっていれば問題ないとは思いますが、気持ちが悪いので修理します。最初はここのネジ穴に5mmのナッターを入れて、その上からスーパートラップのネジ規格のインチでタップを切ることを考えていましたが、二度と使わないインチのタップを買うより、すべてのネジに5mmのナッターを入れて安くどこでも手に入るネジを使用することにしました。

ついでにサイドのネジもインチから6mmでタップを切って、スーパートラップからインチネジ追放完了。インチの工具も買い足さなくて良くなりました。

そろそろ電装系に着手しなくては、と言うことでハーネスを仮接続してまずはセルを回してみます・・・・・

が、全く回りません。リレーを使わずセルにバッテリーを直結しても回りません・・・・外して中を見るとコイルが見事に焼切れています。

おそらくこのエンジンが乗っていたバイクはセルが壊れて廃車になったと推測されます。しかたが無いのでドナーエンジン(シルバー)からセルを移植します。

さて、セルが回りが締めました。プラグの火が飛ぶか確認のためセルを回していると・・・・・セルが空回りし始めました。今度はワンウエイクラッチが滑り始めたようです。すかさずオークションでフライホイール一式を落として入手したので交換です。

外して見るとクラッチローターを押しているスプリングが1本折れて(上)、このため滑っていたようです。

入手したフライホイール一式(右)は後期型で、ワンウエイクラッチの接触面が多いタイプです。ひとまず安心ですね。

'08/11

10月、11月はZ360のイベント続きで作業進捗が悪いです。

電気関係を進めます。ハーネスを接続しプラグの点火を確認しますが、初期型と後期型でピックアップコイルの配線が異なったり、CDIがサイドスタンド感知に成っていたりで火が飛ぶまですったもんだがありました。キャブにガソリンを通して初爆を確認。

入手したヘッドライトを取り付けるためにフロントカウルに穴を開けました。

'08/12

アップマフラーに再度挑戦!!って走ってからで良いだろうとは思っているんですが、材料が手に入ったらやってみたくなる性分なんですね。

ノーマルエキパイにはインナーパイプが入っていて径が小さくなっています。これをXR250のステンレス製にすれば・・・・・・

まずは以前の失敗を教訓に・・・XR250のエキパイに砂を詰めてバーナーで炙り幅を広げ、以前作ったエンジン側エキパイの幅に合わせます。

広げたエキパイを切って溶接を発注し、完成。発注前から判っていましたが、各部のクリアランスが厳しいです。

フレームに搭載しているエンジンに実装してみようとすると、フレームに干渉して入りません。エンジンマウントを外してエンジンを傾がせてどうにか入りましたが・・・・フランジを締めようとするとダウンループに干渉します。さてはてどうしましょうか。また課題です。