CB250のチェーンは530サイズとやたら厚いチェーンを使っています。当時のチェーンの性能では仕方がないかとは思いますが、現行のチェーンではもっと薄い520でも十分です。CB400F用にはコンバートキットが出ていて、使えるに違いないのですが、高いし購入には至りませんでした。

純正部品で出来ないか調査してみます。まずドライブスプロケットですが、フィキシングプレートがCB250と共通で、520サイズの物を調べてみると…NSR250やVTZ250が該当します。これらのスプロケットを使えば良いことを発見。
ある日、ナップスでAFAMのドライブスプロケットがキャンペーン価格でした。CBの純正歯数を覚えていなかったのですが、15T品を購入。

帰って調べると16Tが純正の歯数でした…ま、ドリブンスプロケットで辻褄合わせれば良いわけで…
ドリブンスプロケットはブランク品から加工依頼すればできるな…と思いつつ数年以上経過。

先日CBのチェーン張りを調整していたら、調整後ホイールを回すとチェーンが張り回転が渋く成るところが有ります。むむっ、スプロケットが偏摩耗しているのか…とスプロケット位置を見ながら張りを見ると、前後ともスプロケット位置と張りに相関がありません。
??じゃチェーン??チェーンの位置と張りを見るとある位置で回転が渋く成ることが判りました。ここで530チェーンを買うのだったら、520コンバート作戦再開です。

じゃ、ホイールダンパー周りもこの際だから交換しますか…と発注しますが、ブッシュ(4)は出ますが、スプロケットボルト(14)、70㎜ワッシャー(2)、69mmサーフクリップ(16)が出ません。
そこで調査。CB400Fとリヤ周りが共通だったはず…パーツリストを見比べると、70㎜ワッシャーと69mmサーフクリップはCB400Fもパーツナンバーが一緒で欠品でしたが、スプロケットボルトはCB250のパーツナンバーが90128-283-010、CB400Fが90128-369-000でさらに代替品指定が90128-KE5-000と成っており入手可能で発注。ちなみに機種コード:KE5はCBX250RSだそうです。

ドリブンスプロケットはXAMのブランクスプロケットを入手しました。純正が36Tでしたが、ドライブスプロケットを16T→15Tに変更したので、辻褄合わせるために34Tを発注。

到着した部品たちを比較しながら採寸。まず、スプロケットボルト。今付いている物より若干長いようですが、ハブに入っているブッシュに入れても底付きしてません。大丈夫♪

次にスプロケット。当然、薄く成るので辻褄を合わせないと…
ドライブ側はフィキシングプレートで現行と同じ位置で外側に固定されます。逆にドリブンはボルトでハブに留まっているので、内側で位置決めされます。スプロケットの厚さを測ると、520用は約6mm。一方520用純正は約9㎜で3㎜厚さが異なります。

また、純正スプロケットはスプロケットボルト取り付け部が約2㎜薄く成っています。ということは差は1㎜・・・

測定後、ドリブンスプロケットを友人に預け、入手したCB400Fのスプロケットの図面でセンター穴、取り付け穴、軽め穴加工とアルマイトをお願いしたのが完成。プロの加工は美しいです。軽め穴のセンスも良いですねぇ。


さて、スプロケットンのオフセットの差が1㎜対策。ドリブンスプロケットとボルトの間に1mmのスペーサーを入れると辻褄が合います。しかし、スプロケットボルトはM10ですが、M10用の1mmのスペーサー挿入!!


これでスプロケット関連の部材準備完了です。

組む前に、530と520チェーン、スプロケット重量比較・・・530純正スプロケット+チェーンでは約3kg。520アルミドリブンスプロケットと駒数も減ったチェーンでは約2kg。回転部分の1kgの軽量化は大分期待できます!!

交換作業です。まずはハブベアリング。ハブベアリング交換は30数年前、まだホンダSFが有った時にやってもらって以来です。ハブベアリングの左側はピンスパナが必要なキャップが有ります。これを外してパイロットベアリングプーラーで取り外し。

次にハブダンパーです。裏のドラム側から叩けるので、叩きますがびくともしません。潤滑油注しても変わらず。それじゃって事でベアリングを外したときに使ったパイロットベアリングプーラーで外そうと試みますが、内側と外側のゴムが剥がれて外輪だけに成ってしまいました。ここでスマートな方法は諦めます。以前、自動車工場でブッシュを外していたのを見ていて、その方法を思い出してやってみます。外輪の内側から金鋸で他を傷付けないよう慎重に切ります。薄くなった所で、ドライバーで抉って起こし、プライヤーなどでくわえて外しました。
他の3個はドリルでゴム部分をもみ取り、同様に外しました。ふぅ、一苦労でしたわ。


ようやっと前準備が出来て、スプロケットとチェーンの交換です。ドリブンスプロケットをハブに取り付けると、若干スラスト方向にガタが有ります。そこで、ハブボルトとスプロケット間に挿入した1mmのワッシャをもう一枚追加。これでガタも無くなりました。
次にドライブスプロケット。NSR等ではフィキシングプレート奥側にスプロケットの歯がオフセットする方向に取り付けると思われますが、外側にオフセットする方向で取り付けます。フィキシングプレートが若干きついですが、どうにか取り付け完了。
チェーンは100駒を購入しましたが、計算通り6駒切る必要が有ります。切り粉が飛び散らないようカシメ部分をグラインダーで落とし、ポンチで抜きます。最近のチェーンはカシメが固いようで、結構苦労しました。ジョイントはクリップタイプを選びましたが、プレートが入りません。

こりゃカシメ用のプレートが混入していたに違いないと、近所のバイク部品屋に行って、もう一つ入手しようとしましたが3軒回って在庫なし。よくよく話を聞くと、クリップタイプもプレートが圧入が必要との事。という事は入手した物は間違いないのでした。
さて、圧入工具が必要になります。バイク部品屋で売ってる工具はお高いので、アストロプロダクツで、そこそこのお値段な工具入手。今思えば最初からこれがあればチェーン切るときも楽だったはず・・・・

これでようやっとチェーン取り付け完了。チェーンラインもばっちりです。ついでにクリップ部に外れないようワイヤリングとRクリップが無くならないようこれもワイヤリング。ちょっとレーシー。
ハブボルトのナットも穴開けてワイヤリングしておけばよかったですね。

宮ケ瀬まで試走も問題なし、帰宅後初期伸びを再度調整してプロジェクト完了です。