2008/02/10 K&K27th race raport

K&K 27th race report

2008年2月10日に筑波サーキットで開催された

第27回K&Kクラブマンズレースに参加していました

今回は友人の中学生の息子がピットクルーをかって出てくれたため、彼にゼッケンを作ってもらいました。前日は昼過ぎからこのゼッケン等の準備を行います。9日晩から10日の朝にかけて雪または雨の予想でしたが、やはりトラックをレンタルした17時より雪がちらつき始めました。この中、いつもの様に工事用足場にて車載。その後お手伝いしていただいた皆さんと食事に出かけますが、店を出たときにはすでに数センチの積雪に成っていました。

これはまずい!とあわててセカンドドライバーのK地氏に電話し、雪がひどくなる前に10日早朝出発の予定だったのを9日の晩の出発に変更しました。トラックで家の有る相模原市から町田駅まで、電車で出てくるK地氏を拾いに向かいますが、すでに反対方向の上り坂では何台か車がスタックしています。トラックも真っ直ぐ走らない状態です。心の中では、行くのを諦めた場合どの道が一番上り坂が緩いか考えています・・・・

すでに現地で前泊しているKitakazeチームに電話すると、筑波は雨で明日には晴れる予報との事。これで行かないとエントリフィーが無駄になってしまいます。落ち合った後に無理しても筑波へ向かうことに決めて出発です。横浜町田ICより東名に乗りますが、入り口の電光掲示板ではチェン規制になっています。トラックをレンタルする時にチェンのレンタルが無いか聞きましたが、出払っていて無いと言われ持っていません。ええい!止められたらその時よとICに入って行きますが、入り口では特に規制されず上り方面へ合流します。出る前の道路渋滞情報では雪のため東名上り渋滞との事でしたが、ほとんど車は走っていません。途中スピンして止まっている乗用車を何台か見かけ、高速道路の最低速度近辺で注意して走行します。ところが川崎料金所まで来るとほとんど積雪も少なくなり、多摩川を越えるともう雪が降った形跡すら無くなっています。

ここは急ぐ事も無いので燃料をセーブしながら向かいますが、車も少ないせいか順調に守谷Pに到着。ここで車中泊するか谷和原ICを降りて有るか判らないインターネットカフェで仮眠を取るか悩みましたが、少しでも進むことに決め谷和原ICを降りてみます・・・・・が、やはりインターネットカフェは有りません。筑波学園都市方面に行けば有るとは思いましたが、筑波サーキットまで向かうことにしました。

筑波サーキットに着いてもやはりゲートが開いておらず、近辺に車を止めて車中で仮眠を取る事に決めました。途中買い込んだビールを飲んで、暖房のためエンジンを掛けたまま・・・・せっかく燃料セーブしたのに・・・・・空は雲の切れ間から星が見えてます。

朝5時にサーキットのゲートが開き、早速中に入ります。しかしトラックから降りてびっくり!昨晩の雨が凍結し駐車場の路面がツルツルに成っています。続々と他のエントラントもやって来ますが、その中には来る途中に積載車で路面凍結のためスピンした方もいらっしゃいました。サーキット近辺泊は間違っていなかった様です。

パドックに入って準備を始めますが、我々の最初の仕事は車の雪かきです。他のエントラントからは東北から来たの?等と聞かれる始末です。

準備をすすめると、あわてて出かけて忘物が多いことに気がつきます。ホイールバランサーの落脱防止・・・現場でやるにもガムテープも忘れていたのでこれを借用。さらにサインボードは持ってきましたが、ストップウォッチを忘れています・・・・・ピットインのサインしか出せません。ここで友人から電話があり、子供共々行かれなくなったとの事。タイム計測も出来ませんから、すでにお手伝いしてもらう事が無くなってました。

ドライバーズブリーフィングが始まりコースの状況が説明されますが、7時の段階で一部凍結箇所があるとの事。エントラントからどっと笑いが・・・・。360のレースは550やフォーミュラーの後なので、皆さんに文字通り露払いしていただき、だいぶ状況は好転するとは思います。しかし路面温度は低そうなので、グリップするのかが非常に不安です。

予選が始まりました。550やフォーミュラも大きな混乱も無くスケジュールが進んで、路面の状態もセミウエット状態まで改善されているようです・・・・・等とコースを見ているとすでに360の予選コースインの整列が始まっており、僕らはほぼ最後尾になってしまいました。

予選はK地氏が3周回してタイヤを暖めながらコース状況を把握してもらい、その後僕が時間内までアタックの計画です。コースインが始まりますが、30台余りが走るため、うちの車がコースに入った頃には最初にコースインした車が1周してくる始末です。順調に(といってもストップウォッチが無いのでタイムは・・・)周回を重ね、次周は僕に交代とヘルメットを被り準備をしていると、なんとコントロールタワーではチェッカーフラグが。K地氏はそれに気がつかず、ピットロードへ入ってきました。予選終了です。コースインの周回、コースアウトの周回を考えるとまともに走ったのは1周ということに成ります。今回はタイムスケジュールが押していて、予選は10分間だけだったのですね。結果は知るべし・・・26位とぼろぼろです。

予選はセミウエットだったので、キャブセッティング時にマイルドなトルクの出方だったデフューザー付きで走りましたが、決勝はドライに成りそうだったので、デフューザーを外してみます。ところが外すとガスが濃いようです。今からジェットを交換しようかと考えましたが、以前予選後にキャブをいじって失敗したことがあるため、再度デフューザーを取り付けます。この際グラスウールを抜いて見ましたが、空吹かしでは良く吹けるためこれで決勝に望むことにします。グラスウールが無いためデフューザーが振動しカラカラするのが心配ですが・・・

さあ、決勝の時間です。決勝は僕が前半を走り、後半をK地氏で走ることに成っています。グリッドは11列目のイン側とトップのはるか後方です。ウォーミングラップでハードブレーキをしてタイヤを暖めまておきます。

グリッドに再整列し30秒前のボードが出てレッドフラグ消灯、スタートです!

自分の前方には25台の車がいます。前方でトラブルが起きる可能性も考え、無理な突込みをせずそのまま第1コーナーへ入ってゆきます。第1コーナーを抜けて前方が見えてきますが、先頭はすでに第1ヘヤピンを回っています。第1ヘヤピンを回り、ダンロップ,第2ヘヤピン,バックストレートと、ここまで何台か抜かせたと思います。今回エンジンは10000rpmをリミットにしましたが、綺麗に回っています。ところが、FCRにして期待していたトップスピードが思ったより伸びません。

周回を重ねるうちにトップが後から迫ってきて手を振って道を譲ります。やはり格段に速いです。さらに何台か抜かされ、これらの車とバックストレートで速さの差が有ります。以前はもうすこし差が無かったはずですが。エンジンを10000rpmからもう少し・・・良く回りますが、速さには結びついてきません。

周回も進み、そろそろピットインのサインが出るかとピットを見ますが、K地氏はまだヘルメットも被らずサインも出ていません。こちらは喉は乾くは疲れてくるはでヘロヘロです。次の周回、さらに次の周回でもサインが出ません。

やっとサインが出ました。「60 P L4」・・・んん?後4周走れか?でもヘルメット被っています。シマッタ、サインの打ち合わせしてませんでした。ま、いいやヘルメット被っていたから走れるだろうと次の周回ピットイン。あらK地氏が慌ててる。やっぱり後4周の意味だったらしい。どたばたとドライバー交代して、コースへ出します。自分たちのポジションも判りませんし、タイムも判らないので、ピットサインは「60 UP」のみ。あはは。

K地氏もがんばって走っていますが、タイムは伸びていないようです。そんな状況ですので、トップ集団からはさらに周回遅れに成ってゆきます。

そうこうしているうちに場内のアナウンスが50分耐久の時間が迫っていることを告げています。ここで19秒台を出していた#61がコース上で止まったようです。トップは常勝#5に成ったようで、このままチェッカー。

結果はトップ#5青のN360,2位は#29ライフ,3位は#34岡山から来たSA Z Kitakazeチームでした。うちは情けないことにクラス12位、ただし上にはストッククラスの車が6台も居ます。惨敗です。

表彰はサーキットの向かいレストランモナークで行われ、全員に参加賞が有るとの事でしたが、借りたトラックを返す時間が無くなりそうに成り途中でリタイヤ。何か良いもの貰えたのでしょうか。

帰りのルートは先日開通した首都高中央環状→中央高速を通って来ました。スムーズで早く帰れたため、今後はこのルートが良いかもしれません。

今回は以前のベストラップより4秒も遅い結果でした。エンジンのブローバイからスモークも出ていますので、そろそろオーバーホールが必要です。ドライバー(特に僕)の体力も落ちたようです。ベストラップを出した時の仕様との比較も必要です。今後の課題ですね。