2010/02/20 I hart HONDA 2010参加レポート

I hart HONDA 2010参加レポート

2月20日に鈴鹿サーキットで開催されたI Hart HONDA 2010のクラッシッククラスへに参加してきました。

鈴鹿サーキットへ行くのは'97のF1観戦以来です。今回は初走行それもZでフルコースを走れる良い機会です。

前日の19日は会社から休暇をもらい、午後からトラックをレンタルして搭載、持ち物の準備など行い、その後仮眠して夜中の移動に備えます。夜の9時半には目覚め、10時出発し帰りのトラック運転をお願いした「モーレツあ太郎」氏をピックアップして12時前には東名厚木ICに乗る事が出来ました。

御殿場に差し掛かる頃、抜かしてゆく車がクラクションを鳴らして行きました。「おいおいナンバーやトラックサイドのロゴを見ればレンタカーだって判るだろうに、遅くてごめんよ」等とぶつぶつ文句を言っていました。ところが後に速い車は来てないよなとバックミラーを見ると、キラッと光る物が・・・・よくよく見るとタイダウンが外れてぶら下がりフックの金属部が路面と接触して光っています。すかさず御殿場Pにて確認すると、縛ってあった荷物が緩みトラック側のフックが外れていたようです。クラクションは注意を促してくれていたのですね。ありがとうございます。

その後、順調に移動し久しぶりの鈴鹿サーキットへの道も迷わず、ゲートオープンの5時半より1時間も速く着いので、仕方が無くコンビニにて時間調整していました。5時半になり入場。クラッシッククラスはピットへ誘導され、ピットでの準備になります。他のクラスはNSX以外ピット裏での準備でしたので優遇されているようです。ありがたや。5時半に一緒に入ったクラッシッククラスは、前回筑波で非常に速かった瓦屋さんT360だけでしたが、僕らがトラックからZを降ろしている間にNZracingと豊田組み、岡山からはKitakazeチーム等が到着してきました。ニューイヤーで会ったNZの親分以外は前回のI Hart HONDA以来の再会で、車談義が始まります。

車や荷物を降ろしてひと段落しますが、クラッシッククラスの受付が8時半からです。ピットやピット裏をうろうろ見て回ります。さすがに改装しただけあってあちこちが綺麗です。昨年行った富士スピードウエイもそうでしたが、さすが国際コースですね。ピットはなぜか自主的に360、T360/500、シビックSB1、S800/600,H1300と分かれています。ピット裏にはザウルスjr改R800レプリカ(エントリー名はUSO800Rに成ってました)も居ました。皆さん色々いじった車で見ていて楽しいです。この中でシビックSB1は外見は地味ですが、無限ヘッドが居たり、マニホールドを自作してFCR4連という車が居たりします。さすが聖地!!

コース上ではすでにイベントが始まり、新しい車たちが走り始めています。新しい車たちはさすがに速いですねえ。あんな車は多分乗りこなせません。おっと、ピットロードから覗くと土屋圭一が車から降りてきます。やはりプロ並みの人じゃないとね。ピット裏では色々イベントもやっているようですが、ピットに戻って再び「古い」車談義に花を咲かせます。この頃「Life」さん到着。ネット上ではやり取りさせていただいていましたが、初めてお会いすることが出来ました。

話も尽きた頃、我々の出走時間とが近づきました。うちの車も暖気を始めますが、だいぶオイルが下がっている様でオイルスモークが格好出ます。ずいぶん前からそろそろO/Hだなと言っているだけでそのまま放置して、前のO/Hは2005年ですからそろそろ5年が過ぎようとしています。いまさらどうしようも無いのでさらに暖気を進めて、昨年トラブル続きだったオルタネータ関係の共振が無いか等を確認していると・・・・・・・あれ?セルモータのブラシ側のカバーが振動で動いています。ネジを増し締めしようと試みますが、ドライバーが入りません。バイスプライヤーで掴めたので心持ち増し締め・・・・

ヘルメット、グローブを装着して4点シートベルトを締め上げ出走準備完了。ピットロードのシャッターが上がりコースインします。ピットロードにはS800/600、H1300、SB1等の後ろに360が並びます。うちの車は360の先頭です。しかしなぜか後ろにUSO800Rが居たりします。1周はペースカーの後に続き完熟走行なのですが、このペースカーが速い・・・・・1コーナー、2コーナーでは前のSのコースを参考に付いてゆきますが、なにせコースが長いし広い。さらにアップダウンがあるので丘の向こうのコースが良くわからない。事前にビデオで見てはいたのですが、難しそうです。オイルスモークもだいぶ出ているようで、室内に煙が入ってくるので、助手席の窓を開けようと手を伸ばしますが、指先ですこし開いただけです。

1周後、ピットスルーして再コースイン。ここからは全開です。前の周回で覚えたはずのコースもS字を過ぎるともう何処を走ればよいか判りません。ギヤはヘヤピンで3速を使うだけで4,5速を使用します。筑波とはアベレージスピードが速いことがわかります。シケインを抜け、ホームストレッチはちょうど1コーナーのブレーキング手前で5速10000rpm!ギア比がぴったりです。

先行していたSを抜かすと先行車も遠くなり、2周目はさらにコースが・・・それに加えてKitakazeチームのSA-Zが背後に迫ってきます。パワーはこちらが有るようなので立ち上がりやストレートでは分が有りますが、足とドライバーはKitakazeチームが速いのです。ああっ!横に並ばれると思った瞬間なぜか減速してこちらが先行できました。その後も付いてこないのでトラブルかも知れません。これで突っついて来る車も無くなり、格段に速いS800やFL500には抜かれますが、その後はほぼツーリング状態です。コースをもっと勉強するぞ!とホームストレッチに差し掛かると、ああっもうチェッカーでした。クールダウンラップを終えてピットインして走行が終了です。

ピットへ戻るとサーキットの人がやってきて「スモークが酷かったですが、オイル漏らしてませんよね、そういう車なんですよね」と確認されてしまいました。あははっ。Kitakazeチームの車も帰ってきましたが、やはりトラブルで、あの時ボンネットから水蒸気が上がったそうです。どうもガスケットが吹き抜けた様子。ドライバーはもう少しで抜かせたのにと悔しそうで、うちの車もスモークが酷いのでいずれ止まるのではと思っていたそうです。ラッキーな事にこっちは持ちましたねぇ。でもヘッドからオイルは滲んでいるし、やはりどうにかせねば・・・

タイム結果が出てきました。筑波でかなわなかった瓦屋さんT360(だいぶいじられているようです)には今回もかなわず。しかし他の360を抑えてベストタイムは3'37.861でした。といっても計測は2周しか出来ませんでしたのでもう少し走れればコースを覚えて速く走れたはず。後ろには他にS800/600も10台ほど居ますので、大満足の結果です。

イベントはまだまだ続いているようですが、クラッシッククラスの人たちが後片付け始めていますので、こちらも帰る準備・・・・とエンジンをかけようとセルを回しますが、心許無い回転でエンジンが始動しません。あ太郎さんに押してもらい押しがけするとすんなり始動したので、おそらくあのセルが問題だと思われます。後は工事用足場4枚でさくっと車載。これをじっと見ていた人が・・・曰く「こんなんで乗っちゃうんですねえ」と感動されちゃいました。

サーキットを出て途中で食事をし、4時頃には四日市のICから高速へ乗りました。伊勢湾高速では横風が強く先行しているトラックの荷台からプラスチックのバケツが落ちてくるハプニングが有りましたが、2人で会話しながら眠気を晴らして9時過ぎには帰宅。しかし行きも思いましたが、静岡県は長い!進めど進めど静岡県。三重県って神奈川県からだとたった3県隣なんですがね。

向こうで撮ってきた写真をスライドショーにしました。今見ると現行車やNSXがほとんど写っていない・・・・・嫌いじゃないんですが。