特別展 「生誕500年記念 ルイス・デ・アルメイダ」
特別展 「生誕500年記念 ルイス・デ・アルメイダ」
大分市歴史資料館(公式サイト https://www.city.oita.oita.jp/bunkasports/rekishi/shiryokan/index.html )で、12月7日(日)まで開催中です。
記事リンク https://www.city.oita.oita.jp/o205/r7tenji/arumeida.html
第1章 大航海時代と商人アルメイダ
第2章 医師アルメイダと府内病院
第3章 宣教師アルメイダ
第4章 アルメイダの面影 ~ 西洋医学の波及 ~
ルイス・デ・アルメイダ生誕500年記念フォーラム
日時:11月23日(日)午後1時から午後5時まで(開場は正午)
会場:J:COMホルトホール大分 1階大ホール
〔第1部〕基調講演「ルイス・デ・アルメイダの旅とその生涯」 ~ 東京大学史料編纂所 岡 美穂子 准教授
〔第2部〕スペシャルコンサート - 南蛮ぎたるらの世界 - ~ MUSIC@NET/マリオネット & 南蛮BVNGOマンドリンオーケストラ
〔第3部〕トークセッション「アルメイダの功績と人物像から考える大分の魅力再発見」
公式サイトの案内はこちらのリンクから https://www.horutohall-oita.jp/event/4341/
引用によるご紹介 新カトリック大事典(株式会社研究社・オンラインディクショナリー)
アルメイダ Almeida, Luis de (1525-1583. 10)
ポルトガル生まれの日本宣教師, イエズス会員.
キリスト教に改宗したユダヤ人の子孫としてリスボンに生まれ, 医学を学び, 1548 年インドに赴く.
1549-55 年ドゥアルテ・ダ・ガマ (Duarte da Gama) と貿易商を営む.
その頃日本を訪れ, 1555 年 (天文 24) 7 月平戸に再入港し, 平戸から豊後へ行って, 宣教師ガゴの指導のもとに霊操を行い, 宣教師になる決心をした.
1556 年 (弘治 2) イエズス会に入会.
府内に孤児院と病院を建て, 自分の財産をすべてイエズス会に寄付する.
1561 年 (永禄 4) 豊後を出て宣教活動に打ち込む.
博多, 平戸, 鹿児島, 1562 年 7 月には横瀬浦へ行く.
横瀬浦開港の後, 1563 年に島原, 口之津の教会を開き, 横瀬浦の破壊のとき C. デ・トレスとともに高瀬 (玉名) に行き, 高瀬から再び口之津に戻る.
1565 年五畿内の教会を視察して詳しい記録を書く.
その後, 五島 (1566), 志岐 (1566), 天草 (1569) の教会を開いた.
志岐鎮経, 有馬義貞, 天草鎮尚と天草久種らはアルメイダによって洗礼に導かれた.
薩摩にも 3 度ほど布教に訪れている.
1579 年 (天正 7) 彼はヴァリニャーノによってマカオに送られ, 1580 年同地で司祭叙階.
その後, 日本へ戻り, 天草地区の院長に任命され, 1581 年長崎での布教会議に出席し, 天草の久玉と河内浦で晩年を過ごす.
身体は強健ではなかったが, 驚くべき活躍ぶりで, キリシタン時代の最も優れた宣教師の一人である.
彼の手紙は豊かな資料性を備え, フロイスの『日本史』に利用された.
また大分の病院では日本に西洋外科を紹介し, 慈悲の組を設立した.
(結城了悟)