7  聖書とは,どういう本ですか

聖書とは,神が行われた救いの歴史と神の教えを伝える本です。

旧約聖書」と「新約聖書」に大きく分かれています。

旧約聖書は,イエスが生まれる前に書かれたもので,46の文書からなっています。

新約聖書は,イエスの生涯とその教えを伝えるもので,27の文書からなっています。

14世紀のラテン語聖書写本 http://ja.wikipedia.org

 旧・新約聖書は,ともにキリスト教の「正典(せいてん)」,すなわち,正式な教えの本です。

 書かれた時代と文化圏が違うので,正しく理解するためにいくらかの準備と勉強が必要です。

 はじめて読まれる方には,イエスの教えを伝える四つの福音書をおすすめします。

 聖書に関しては,いくつもの日本語訳が出版されています。

 代表的な訳は,「聖書 新共同訳」(日本聖書協会)があります。

 バルバロ訳(講談社)やフランシスコ会訳(サンパウロ),カトリックから出ているものには注解があります。

 私たちには大きな助けとなるでしょう。

新共同訳 (旧約続編付)

フランシスコ会聖書研究所訳

サンパウロ (聖パウロ修道会)

バルバロ訳

また,聖書を分かりやすく紹介している本もありますので,はじめて聖書を読まれる方には,そのような本を参考にしながら読むことをおすすめします。 

〔ご案内〕 新約聖書のあらすじを手早く知りたい方には,「こころのともしび」のコンテンツをお勧めします。