1  神父とは,どのような人ですか

 神父さまは,教会の指導者,神の道を教える人です。

 ミサや他の礼拝を司式するので,「司祭(しさい)」とも言われます。皆のために祈り,信者を導き,教えを説くのです。

 子どもも大人も,年配の方も,どなたでも気楽に神父に話し,いろいろな相談や悩みを打ち明けることができます。

 神父の住まいは,教会のそばにある「司祭館」です。

 自分のすべてを神と教会にささげていますので,カトリックの神父は結婚をしません。それは皆のお父さんになるためです。

 教会が大きければ,二人以上の司祭が仕事を分担しています。「主任司祭」の他に,「助任司祭」やその他の担当者がいます。

 また,イエスの教えを伝えるために「宣教師(せんきょうし)」として外国から派遣された神父もいます。

 むずかしい日本語を覚えて,人々の救いために命をささげている人々です。

大分教会の大聖堂正面に安置している「聖フランシスコ・ザビエル」の聖像。

日本史の教科書にもごくふつうに登場するこの聖人は「イエズス会」という男子修道会の司祭すなわち神父です。

大分教会はこの聖人にささげられています。