ほんの累積 平成15年9月

平成15年10月30日

「KATU」1〜9あだち充

じつをいうとこの人の漫画を読むのは初めて。

しばらく「タッチ」をテレビでは見ていた。

「ワンピース」を読み始めて最近は「BREECH ブリーチ」に至っているが、

なかなか少年漫画の線の荒さに馴染めないでいる。

それにくらべてみるとこの人の描く線のうつくしさは神々しくさえある。

さすがベテラン。

力みと勢いみなぎる絵というのも一つの形

だが、ふっとそらした「間」が絶妙な 緩急のある絵というのも、「洒脱な」という表現がふさわしく、

年取った「神経」にはうれしい。

平成15年10月26日

「烈風」デイック・フランシス 菊池光訳

愛妻を亡くされてから、新刊は望めないかもという噂のあるフランシス氏

それならばとても残念ではあるが。

ペーパーバックで読んでみた一冊。40%くらいは理解できているかというところ。

充分楽しめたのだから、いいところでしょう。すなわち二度おいしい。

もう二冊文庫化されてなくて読んでいないのがある。

久しぶりに学校の廊下をモップ掛けしつついろいろ考える。

ワックスをかけてみたくなる。米ぬか袋でできると最高だろうなあと思いつつ。

広いところを掃除するより、狭いところのほうが難しい。

「書誌学」なる本を買ってくる。

もう少し本気で「図書館学」勉強しておくのだったなあと、後悔しつつあるこの頃。

平成15年10月20日

「鬼平犯科帖」文春文庫

「ぼくの哲学」アンデイ・ウオホール

「黒猫の三角」森博嗣

「御宿かわせみ 鬼女の花摘み」平岩弓枝

Aさんわたしが悪うございました。

と、あやまってしまいそうな位ポップ・アートは理解のほか。久しぶりだなあ読み終えられなかったのは

お〜い森さん、そんなのありか?

鬼平さんとうとう尽きた。もう読むのがない。

町民ハイキングにゆく。年齢層が高い割には、コースはハードだったか。

膝にシップして寝る。休憩の間にスケッチ2枚。どちらも未完。

アケビや栗、蔓ものの実生を採って土産にした人あり。

自分は足元見るのに必死でその余裕なし。

平成15年10月17日

「鬼平犯科帖」文春文庫 17

車を運転していて一番怖いのは、眼がみえないこと。

加えて余所見の多い人間でもある。いわく「人間凶器」

見えないから、60キロ以上は余程でないと出さない。

つっこんでもこれでは死ねるとも思えず。痛い目に遭うだけでは意味もなく。

じつは、自殺願望もあるかもしれない。

余計あぶない。

平成15年10月16日

「鬼平犯科帖」文春文庫 16

「うさぎ」のキャラクターが気に入らない。

あくまで個人的趣味だし、いかにも現実に居そうなやつだから文句つける謂われもないのだが。

「剣客商売」の方が架空に近い分読んでいて気が楽だ。

好き嫌いは別としても、なんとまあ筆の達者な作家だと感心する。

物語に飽きをこさせないその展開のしかた。

そうそう、昨日の失敗はその「うさぎ」的人物相手にクチをすべらしたのが原因である。

波及しなければよいけれど。

自分が過ち多すぎる人間であることをつくづく後悔する。

平成15年10月15日

「今はもうない」 森博嗣

クチは災いのもと。あいも変わらず軽口で失敗。

なんとか行事の手配めどはついたが、ストレスなのか最悪の検査数値。

寿命がカウントダウンしつつつあるような。

目録は「十八史略」「四書五経」を経て明治時代の教科書へ

昭和初期がつい最近に思える

平成15年10月13日

森博嗣「冷たい密室と博士たち」「数奇にして模型」

恩田陸「蛇行する川のほとり 3」「ネバーランド」

忙しすぎて間があいた。

恩田さんの「蛇行・・」は本屋で立ち読み。

今週図書館に行ったら入荷していた。もったいないことをした。

きっかり「落とし前」の謎解きをしてくれるとこがいい。

森さん、確かに「犀川せんせい」の冗談はおもしろくない。

平成15年10月2日

「桐原家の人々」1・2茅田砂胡 中央公論新社

相変わらずのりのいい茅田さん。ひとりつっこみも完全。

困ったことに図書館に今回入ったのはこれだけ。あと2冊どうやってみるか。

寒くなりました。金木犀の花の香りをかぐと気が変になるので困る。

そろそろ、そういう時期か知らん。

平成15年10月1日

「鬼平犯科帖」文春文庫 15

大山がこの二日きれいにみえる。

9年前99歳で亡くなったおばあさんによれば、天気が崩れる予兆だそうだ。

朝目覚めると決まって、大山に向かって手をあわせて拝んでいた。

ぶつぶつ何かつぶやいていたのは、一体なんのまじないだったのだろう。

平成15年9月29日

「鬼平犯科帖」文春文庫 13・14

「アンの村の日々」L・M・モンゴメリ 篠崎書林

書店の中にカフェができて、行くのが更に楽しみになった。

のはよいが、それでなくとも買う本に迷うひとである。

散々迷って飲む時間がないのもしばしば。なんだか損をしたような気になって帰ったりする。

カフェのために買う本に折り合いをつけるというのも、なんだかなあ。

久々にモンゴメリである。「田舎」に暮らすということの煩雑さ。

人間好きならば耐えられるかもしれないが、生憎と最近嫌になりつつある。

お互いにたいへんだねえ、と牧師の妻となったモンゴメリ嬢に同情。

郷土資料目録作成はじめる。

明治時代の四書五経からまずは。死者を相手にしているからか気分は穏やかでいられる、というのも皮肉。

平成15年9月24日

「奇跡の少年」 ジョン・オスコット・カード

バドミントンの試合があったりして最近あまり本が読めない。

一緒に古本屋でみつけた「赤い預言者」、アルヴィン・メーカーシリーズ

しかし、あとの数冊が翻訳された気配はない?ハヤカワ文庫の

「ファンタジーの殿堂」のなかにこのシリーズの短編あり。

出来はいいし、読みやすい。

内田善美、欲しい人にあげようかとオークションを見てみるがえらく値段に幅がある。

平成15年9月22日

「象と耳鳴り」 恩田陸

「星の時計のリドル 1.2・3」 「草空間・草迷宮」 内田善美

涙がでるほど嬉しい「本格推理小説」。

古本屋に行ったら、内田善美があった。目をうたがう。再版拒否されているというので、この機会しかない。美本、ピンナップ付き。大事にしてたのだろう。どういういきさつで手放すことになったのかは分からないが。

平成15年9月11日

「鬼平犯科帖」文春文庫 12

「古文書入門」 柏書房 藤本篤 著

「図録 古文書の基礎知識」 柏書房 若尾俊平 編

活字ならば旧字の多少は読めるが、筆文字はお手上げ。

江戸時代〜明治時代の文章を読んでみようと借りてはきたが、さて成果はいかに?

平成15年9月9日

「宮本常一のみた日本」 佐野眞一 日本放送出版

突然知った名前がでてきてびっくり。日野先生お元気ですか?

平成15年9月5日

「鬼平犯科帖」文春文庫 8・9・10・11

平成15年9月1日

「鬼平犯科帖」 文春文庫 1・2・3・5・6・7

「虫取り網をたずさえて」女性昆虫学者の自伝

ミルヴァ書房 東子・カウフマン 感情を廃する強固な意志。同質「リリアン・ギッシュ自伝」

「ラッキー・マン」 マイケル・J・フオックス カナダ人?泥沼から抜け出せた理由は家庭。賢い人

「海を失った男」 シオドア・スタージョン 久々のSFの短編読み。ついてゆくのに苦労

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