第37回 (2014/5/27)
「第37回樋井川流域市民会議」議事録
日時:2014年5月27日(火)18:30~
場所:福岡大学 文系センター15階
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議題
1. 水と緑の楽校(保育園での環境学習の活動報告)
2. 樋井川改修の報告
3. 河川整備計画策定の報告
4. グリッピキャンペーン2014(お知らせ)
5. 100mm/h安心プランについて
6. 鳥飼校区ハザードマップ
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1. 水と緑の楽校(保育園での環境学習の活動報告)
発表者:福岡大学 伊豫岡先生、森永さん、古藤さん
・園児たちと雨水ダンス、クイズ、カルタ
・「緑のカーテン作り」のため、朝顔・夕顔を植えた
・雨水タンクの説明
・人工芝の説明
Q. どういう経緯でできたのか?
A.保育園が流域内なので是非タンクをつけていただきたいと思い、関係者を福岡大学のグラウンドに連れていき、説明を行った結果つけることとなりました。
仁愛保育園のタンクの深さは500mmで、水は井戸に流れていくようになっている。
西陣保育園は、砂場の層を作り、屋根の水を処理する。
2. 樋井川改修の報告
県土整備事務所 永井さん
・田島橋の少し上流~仲良橋(約1,200m)→整備終了
・今後、仲良橋~駄々原川の合流点(約1,200m)を整備
・改修後の状況説明
Q. 工事後は、調査を行っているか?
A. 年1回、事業区間全線20mピッチで横断測量を行っている。
Q. 改修後の住民の評価や意見は県によせられているか?
A. 工事が終わった直後は、植生がなかなか回復せず、殺風景になったという意見が寄せられました。これについては様子を見ていこうと考えています
利用に関する意見はあまり届いていません。また、注意喚起の看板の設置を現在行っ
ています。
Q. 最後はどこまで改修をするのか?
A. 駄々原川の合流地点まで。
Q. 今後、シロウオが産卵できるような礫などが足りないとなったら、何か対策をしてくれるか?
A. 現在の事業で連続して行うことはできないので、県に要請や相談していただく。
Q. 工事が完了してどれくらい経てばシロウオの住む環境になるか?
A. 前例があまりなく、わからないので引き続き調査を行います。今回の場合、シラウオの溯上の時期と工事が被ったため、のぼらなかったのではないかと考えられる。
Q. 土手にある草は刈るのか?
A. 鳥飼校区については、刈りません。行政区分があるため、道路に面している肩から1mやガードレールの横などは福岡市役所に要請を行ってください。
3. 河川整備計画策定の報告
発表者:県土整備事務所 遠嶋さん
・樋井川河川整備計画の策定説明
(平成25年12月策定の原案と平成26年5月策定の原案の比較)
○計画内にこれほど意見が盛り込まれたのは初めてなので、いろんな意味で画期的な整備計画ができた。
Q. 100mm/h安心プランが適応された際、時間雨量で何mm対応を想定しているのか?
A. 今後、福岡市と議論をしていくため、まだ決まっていません。
Q. 県はハザードマップ作成に協力してくれるのか?
A. 解析を行う際に使っているデータは県の観測データを使っているので、間接的には協力している。
4. グリッピキャンペーン2014(お知らせ)
発表者:緑のまちづくり協会 倉橋さん
・イベント内容の説明
・「ありがとうの緑」開催のお知らせ
Q. なぜ4年生限定なのか?
A. 節目の10歳を対象としているため。
5. 100mm/h安心プランについて
発表者:九州産業大学 山下先生
・100mm/h安心プランの説明
実施要項は国土交通省のホームページからダウンロード可能
(http://www.mlit.go.jp/river/kasen/main/100mm/)
・4月に制定された水循環基本法と雨水の利用に関する法律の説明
Q. 雨水は水源として用いてはいけないのか?
A. 水道法で決まっているものの原水には使わない。
6. 鳥飼校区ハザードマップ
発表者:福岡大学 渡辺先生
・鳥飼校区水害非難ガイドブックの説明
・平成21年よりも昭和38年の水害の方を対象としている
○鳥飼地区は水平避難ではなく、垂直避難を考えなくてはならない。
○自治防災組織の委員、各町内の防災防犯委員などを集めて、詳しく説明し、理解を
させて、地域で認識させることが大事になる。意見があれば、自治防災防犯部にご連
絡ください。
※おしらせ※
・100mm/h安心プランの勉強会
日時:7/5・7/6の予定
・世田谷区野川の方から流域連携がしたいとのお誘いがありました
~次回会議~
2014年7月22日(火) 18:30~
福岡大学 文系センター棟15階 第5会議室