樋井川流域治水市民会議の歩み

2013年12月21

九州産業大学 山下三平

1. 経緯

² 1999年と2003年の御笠川水害

Ø 九大・福大、県・市による総合治水の啓発活動

Ø 「NPO南畑ダム貯水する会」等による、雨水貯留浸透利用技術の普及活動

² 2009年7月24日

Ø 樋井川、那珂川の氾濫

² 2009年8月6~7日

Ø 「雨水ネットワーク会議全国大会」の福岡での開催

Ø 九州宣言

2. 雨水ネットワーク 九州宣言(抜粋)

² 雨水に関する歴史・文化を踏まえ、美しい景観や緑、食をもたらす恵みとして、雨水に感謝する思想を確立・普及する。

² 雨水に関する知恵を収集し、それらを蓄積する場所を確保し、一般市民、子供たちおよび関係団体に広く発信する。

² 雨水を貯留・浸透・利用する活動は小さな実践の積み重ねが重要であることをともに認識し、市民、行政、学界、企業が、パートナーシップに基づきそれぞれの立場において、できる範囲で着実に雨水に関する活動を実施する。

² 雨水を貯留・浸透・利用する技術およびそれらのシステム化、産業化について研究開発する。

² 雨水の貯留・浸透・利用を促進するための制度や社会システムを研究・構築する。

² 雨水の貯留・浸透の効果が把握できる試験サイトを確保し、実証する。

3. 経過

² 平成21年7月24日 樋井川水害

Ø 8月7日 雨水ネットワーク 九州宣言

Ø 9月9日 発起人会議

Ø 9月25日 田島公民館事前説明会

² 10月4日 第1回市民会議

² 10月19日 第2回市民会議

² 11月10日 第3回市民会議

Ø 11月29日 別府公民館説明会

² 11月30日 第4回市民会議

Ø 12月5日 フィールドワークショップ

Ø 12月6日 シンポジウム 第6回雨から川へ、水のつどい「樋井川をモデルに、みんなで水のつながりを考える」

Ø 12月7日 城南区自治協議会会長会説明会(第1回)

² 12月18日 第5回市民会議

Ø 12月19日 第4回樋井川フォーラム

² 平成22年1月6日 流出抑制技術部会

Ø 1月13日 城南区自治協議会会長会説明会(第2回)

² 1月18日 第6回市民会議

² 1月28日 提言書提出: 福岡市長、福岡県知事

Ø 2月6日 堤ヶ丘公民館一本松川勉強会説明会

² 2月22日 第7回市民会議

Ø 4月1日 福岡県雨水利用モニター制度を援用し、流域に雨水タンクの集中的実装開始

Ø 3月19日 防災どんたく・防災カフェにおける市民会議ほかの取り組みの展示

² 4月20日 第8回市民会議

Ø 4月26日 鳥飼地区・旧当仁中学校の視察と自治会と協議の開始

Ø 5月16日 源蔵池(ため池)の視察・管理者との懇談

Ø 5月17日 九大田島寮跡地(中村学園大学グラウンド)に関するヒアリング

² 5月24日 第9回市民会議

Ø 6月1日 旧当仁中学校の踏査

Ø 7月1日 旧当仁中学校グランドの測量

² 7月6日 第10回市民会議

Ø 7月20日 第1回樋井川流域治水研究会

Ø 7月20日 第7回ふくおか水害フォーラム(福岡市役所)

² 7月26日 第11回市民会議

Ø 8月29日 雨水技術セミナー

² 8月29日 第12回市民会議

Ø 8月31日 城南区自治協議会(三役会)説明会。ハザードマップ作成調整(第1回)。自治協議会連絡会での議案として認めていただけるよう要請

Ø 9月6日 城南区自治協議会連絡会説明会。ハザードマップ作成調整(第2回)。防災情報の収集協力、雨量計設置協力の要請

² 9月29日 第13回市民会議

² 10月19日 第14回市民会議

Ø 11月1日 中央区鳥飼町内会長ほかとの会談(城南区鳥飼町内会との調整のため)。パラペットの功罪と流出抑制の効果について説明。11/6の区長会議にて町内会長より本会談の報告予定

Ø 11月20日 講演会「雨水活用で建築が変わる新たな時代へ」、雨水利用実験住宅ワークショップ

² 12月16日 第15回市民会議

Ø 12月2日 源蔵池(ため池)の視察・管理者との懇談。堤防の過去の補修箇所を確認

Ø 12月4日 シンポジウム 第7回雨から川へ、水のつどい「水循環系の再生により期待される、流域景観のデザイン」

Ø 12月18日 第5回樋井川フォーラム

Ø 12月21日 福岡県による河川改修計画の地元説明会(第1回:鳥飼地区)

² 平成23年1月25日 第16回市民会議

Ø 3月8日 福岡県による河川改修計画の地元説明会(第2回:鳥飼地区)

Ø 3月15日 防災どんたく・防災カフェにおける市民会議ほかの取り組みの展示

² 3月16日 第17回市民会議

² 4月15日 第18回市民会議

² 5月24日 第19回市民会議

Ø 6月8日 浸水ハザードマップ市内全戸配布開始

² 6月14日 第20回市民会議

Ø 7月3日 第8回ふくおか水害フォーラム(福岡市役所)

Ø 7月30日 缶バッジワークショップ(別府公民館)、小学生を対象とした環境学習会を実施

² 9月13日 第21回市民会議

Ø 9月27日 城南区役所にて自治協議会三役会での説明

Ø 10月3日 城南区自治協議会会長会で説明と協力の要請

Ø 10月6日 野多目大池水利組合の小樋井氏から池干しの手ほどき

² 10月26日 第22回市民会議

Ø 11月3日 源蔵池池干し実施

² 11月10日 『なお一層の流域治水を進めるための追加提言書』を福岡市長に提出

² 12月14日 第23回市民会議

Ø 12月17日 第6回樋井川フォーラム

Ø 12月23日『雨水ハウス』 棟上げ

² 平成24年1月24日 第24回市民会議

Ø 3月5日 流域治水勉強会の発足(九地整)

Ø 3月11日 防災どんたく2012(福岡市役所前広場)

² 3月13日 第25回市民会議

² 4月27日 第26回市民会議

Ø 5月4日 100㎜安心住宅説明会(渡辺邸)

Ø 5月21~24日 雨水に関する国際会議「3rd_RWHM」で、市民会議の取り組み内容の発表(韓国・固城)

Ø 7月7日 学校への雨水タンク設置(城南中学校)

² 7月10日 第27回市民会議

Ø 7月27日 流域治水勉強会の開催。とくに浸透性舗装について検討(九地整)

Ø 7月29日 福岡県建築士会まちづくりセミナー開催。流域治水について報告とワークショップ(福大)

Ø 8月26~28日 第9回九州「川」のオープンカレッジin福岡・樋井川開催。流域治水を中心に九州の学生約80名がディスカッション(福大)

Ø 10月5日 第2回九州河川学シンポジウム(福大)

Ø 10月5~7日 第12回九州「川」のワークショップin福岡開催。北部九州豪雨の報告を中心に市民の取り組みを幅広く議論(福大)

Ø 10月20~21日 グリッピキャンペーン・水と緑の楽校。花の販売、雨水ハウスなどのパネル展示、缶バッジづくり、リースづくり、手押しポンプ水遊び、間伐材の色付け・ダルマ落とし・椅子作り(市役所前広場)

² 10月25日 第28回市民会議

Ø 12月8日 第1回浸水深サイン計画ワークショップ開催。浸水深サインの配置とデザインについて鳥飼校区の人びと、学生を交えたワークショップ(福大)

² 12月18日 第29回市民会議

² 平成25年2月9日 鳥飼校区自治協議会における浸水深サイン設置案の説明会(鳥飼公民館)

Ø 3月2日 平成 24 年九州北部豪雨を振り返る、雨水ネットワーク九州共同開催シンポジウム~ 雨の危険と恵み、市民にできること~(福大)

Ø 3月12日 防災どんたく2013(大丸パサージュ広場)

² 3月12日 第30回市民会議

Ø 3月29日 鳥飼校区実績浸水深サイン設置(城南区役所前)

Ø 5月18日 『田島校区水害避難ガイドブック』の地元説明会(田島公民館)

² 5月20日 第31回市民会議

Ø 7月6日 韓国太田からの学生との雨水貯留浸透のための国際交流(福大)

Ø 7月27日 グリッピキャンペーン2013のためのワークショップ(福大)

² 7月22日 第32回市民会議

Ø 8月24日 第8回ふくおか水害フォーラム(福岡市中央市民センター)

Ø 8月30日~9月1日 第10回九州「川」のオープンカレッジin白川開催(白川地域防災センター)

Ø 10月4日 「野川流域雨水セミナー:みんなで雨を溜めよう!~『世田谷ダム』から『野川ダム』へ~」における流域間交流(世田谷区・成城ホール)

² 10月7日 第33回市民会議

Ø 10月12日 新宮町新設小学校シンポジウム。雨水貯留浸透を含む,スマートスクール構想を議論(そぴあしんぐう)

Ø 10月18日 第3回九州河川学シンポジウム(みやざきアートセンター)

Ø 10月19~20日 第13回九州「川」のワークショップin宮崎(みやざきアートセンター)。平成24年7月北部九州豪雨の報告他

Ø 10月19~20日 グリッピキャンペーン2013・水と緑の楽校。雨水タンクコンテスト、雨水いろはかるた大会、間伐材の色付け・椅子作り(天神中央公園)

Ø 11月30日 第10回ふくおか水もり自慢in朝倉(サンライズ杷木)

² 12月9日 第34回市民会議

Ø 12月14日 第6回樋井川フォーラム(福大中央図書館多目的ホール)

4. 各回の市民会議

² 第1回会議

² 開催日・場所:2009年10月4日・福大

² 参加者数:113名

² 内容

Ø 設立経緯

Ø 趣旨と方向性

Ø 総合治水・流域治水とは?

Ø 参加者の意見の交換(165件の意見)

² 参加者の意見の例

l 集合住宅の雨水貯留法が課題である

l 都市化は続くと思いますので、現存の空地や田んぼを遊水池のために確保にしていくのは難しいことでしょうか?

l 総合治水の話と応急措置的な対策の話を同時に行っていきたい。

² 第2回会議

² 開催日・場所:2009年10月19日・福大

² 参加者数:116名

² 内容

Ø 趣旨と方向性

Ø 第1回会議の意見要約

Ø 行政(福岡県・市)の取組の説明

Ø 鳥飼地区の実情

Ø 参加者の意見の交換(119件の意見)

² 参加者の意見の例

l 上流の治山対策との連携はどうなっていますか? 例えば、植林管理

l 結論は「流出抑制」である事は、判っている。どのように具体化していくのかの問題だと思う。個人宅へは一応支援策がある。→集合住宅には「市の条例」で強制できないか

l 総合治水とはどのような対策があるのか。具体的なイメージを示した方が、皆さんの理解が早まると思う。

² 第3回会議

² 開催日・場所:2009年11月10日・福大

² 参加者数:67名

² 内容

Ø 第1, 2回会議の意見要約(具体案について)

Ø 市長への提言書骨子案の提示

Ø 鳥飼地区の実情(詳細説明)

Ø 参加者の意見の交換(52件の意見)

² 参加者の意見の例

l 鳥飼の人を守るために上流の人が流出抑制すると、いい川が出来て、上流の人も嬉しいのでは?

l 市民(個人)が楽しく出来て経済的なお得があればコマーシャルなしでも広がる。何かないでしょうか?

l ため池を所有する水利組合の方々と話をしたい

² 第4回会議

² 開催日・場所:2009年11月30日・福大

² 参加者数:76名

² 内容

Ø 第3回会議の意見要約と第2回の質問への応答

Ø 田島地区住民による流出予測の報告

Ø 提言書骨子案の更新:具体的数値の提示

Ø 流域模型と土地利用図の説明

Ø 参加者の意見の交換(55件の意見)

² 参加者の意見の例

l 田島だけ、鳥飼だけを守るのではない。流域皆が協力をして田島も鳥飼も守るんだ。

l 水利権について研究・検討が重要。必要以上にためている池があり、地元の農業者もそんなに必要ないというところもあるのではないか。

l 大水の被害は大変と感じていますが、冷静に対策を提案してもらわないと苦言では進まないと思う。

² 第5回会議

² 開催日・場所:2009年12月18日・福大

² 参加者数:84名

² 内容

Ø 第4回会議の意見要約

Ø 提言書骨子案・流出抑制数値の更新

Ø ポンプ排水の懸念

Ø 参加者の意見の交換(64件の意見)

² 参加者の意見の例

l 県から聞いたデータでは、満潮時、県の計画で62mm(降水)の時、草ヶ江新橋付近で堤頂より300mm位が上昇する計算。それからすれば100mmも降れば、オーバーフロー間違いなし。

l 空地を駐車場ではなく、もう少し公共性が高い利用が出来るように税制措置を図るという考えは賛成である。是非実現して欲しい。

l 上流の方々の理解があがってきたように思う・・・より広い地域の方々に広報願いたい。

² 第6回会議

² 開催日・場所:2010年1月18日・福大

² 参加者数:80名

² 内容

Ø 提言書修正案の説明と意見の取り入れ

Ø パラペットウォール(カミソリ護岸)と内水

Ø 河川横断構造物の扱い

Ø 流出抑制の強調など

5. 提言書の提出

² 年月日:2010年1月28日

² 対象:福岡市長、福岡県知事(県土整備部長)

² 内容:

² 概要の説明

² 意見交換

² 次回市民会議(2/22)での、かんたんな応答の要請

6. 提言書の概要

² 目標

² 時間雨量100㎜の雨に対して氾濫しない地域の実現(40%(40㎜)を流域で抑制)

² ゲリラ豪雨による短時間の水位上昇の抑制

² 治水対策に合わせた環境・景観の改善による環境教育、福祉、地域づくりへの発展

² 提言書の概要

² 提言内容

Ø 提言1 全住民、全関係主体が協働で行う流域治水の推進

Ø 提言2 治水と環境・福祉・教育を切り離さない考え方の共有

Ø 提言3 2009年7月洪水に対応する緊急対策

Ø 提言4 流出抑制による流域対策

Ø 提言5 総合的な対策を行うための仕組みの構築・強化と実行

Ø 提言6 啓発・教育

Ø 提言7 研究・技術開発

Ø 提言8 樋井川流域から他流域へ

7. 提言後の市民会議

² 第7回会議

² 開催日・場所:2010年2月22日・福大

² 参加者数:80名

² 内容

Ø 提言書提出の報告

Ø 福岡市と福岡県からの応答・参与の意思の確認

Ø 研究・実践計画の説明

² 意見交換

² 第8回会議

² 開催日・場所:2010年4月20日・福大

² 参加者数:84名

² 内容

Ø 福岡県河川課による平成21年7月水害の実態報告と対策の報告

Ø 市民を主体とした具体的対策と意見交換(ワークショップ)

ž ため池の可能性

ž 雨水貯留タンクの普及

ž 当人中学校跡の利用

ž 旧九大敷地の可能性

² 参加者の意見の例

l 雨水を貯める、浸透させる。見れる、体験できる場を作りたい。

l 家庭・公共施設に木を植えよう。

l 当人中学跡地へ豪雨時に水を貯められないか?雨水センターにならないか?

² 第9回会議

² 開催日・場所:2010年5月24日・福大

² 参加者数:82名

² 内容

Ø 九大田島寮跡地(中村学園大学グラウンド)の貯水計画

Ø 樋井川改修・樋井川床上浸水対策特別緊急事業

Ø 源蔵池(ため池)のその後

Ø 鳥飼会議の発足

Ø 樋井川5丁目(城南区最上流)の報告

Ø 雨水モニター設置の報告

Ø 缶バッジワークショップの企画

² 参加者の意見の例

l マンホールの高さが低いため、水位が上がると排水溝から逆流している。どの高さを基準にしているのか。満潮時を考慮しているか。また、鳥飼のポンプ場は考慮されているか。

l 雨が降る時期にタンクは満水、渇水の時期にタンクは空となる。これでは流出抑制に疑問。節水のために水をためているなら分かるが。

² 第10回会議

² 開催日・場所:2010年7月6日・福大

² 参加者数:60名

² 内容

Ø 樋井川の水位変化の近況報告

Ø 旧九大田島寮跡地・中村学園グラウンドの貯水計画

Ø 福岡県による浸水対策事業進捗状況の報告

Ø 旧当仁中跡地の利用に関する経過報告

Ø 雨水モニター設置状況の報告

Ø 水道料金と雨水利用の課題整理

Ø 雨水タンクコンペと缶バッジの企画進捗報告

² 参加者の意見の例

l グラウンド,校庭等を貯留池とする場合の設計基準を明確化する。

l 下水道料金は面白かった。続けましょう。

l 樋井川の改修計画では、極力現在の環境に配慮した計画として頂きたい。

² 第11回会議

² 開催日・場所:2010年7月26日・福大

² 参加者数:67名

² 内容

Ø 7/13の雨量と河川水位の記録に関する報告

Ø 福岡県県土整備事務所からの報告

ž 7/14の降雨とその影響

ž 床上浸水対策特別緊急事業の進捗状況

Ø 下水道料金と雨水利用について

Ø 各地区での活動報告

ž 樋井川5丁目の雨水タンク設置

ž 別府団地の環境学習

Ø 世話人会発足について

² 参加者の意見の例

l 河川改修の内容については、色々と議論をしながらじっくり話をしてほしい。

l ハザードマップ作りは、住民、市民主導で協働でやって行きたいです。

l 女性の参加者が多くてよかったですが、発言は男性中心になってしまいますね。

² 第12回会議

² 開催日・場所:2010年8月29日・福大

² 参加者数:57名

² 内容

Ø 第1~11回までのポストイットによる意見のテキストマイニングの分析

ž 主体性、貯水、環境に関する意見の推移を分析

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 床上浸水対策特別推進事業の河道計画の進捗状況

Ø 避難勧告、避難指示の発令の方法

ž 城南区役所担当者による説明と質疑

² 参加者の意見の例

l 市民会議が大きく展開されていることが強く感じられました。行政の縦割行政の改革が必要ですね。時間かかりますね。

l してくれではなく、しよう。お願いする場ではないね。

l 皆さんの熱心な協議に敬いを表します。学生さんの発言が少ない。ウンと発言してください。

² 第13回会議

² 開催日・場所:2010年9月29日・福大

² 参加者数:57名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 床上浸水対策特別推進事業の河道計画の進捗状況

ž 10月めどに素案を市民会議で報告予定

Ø 「樋井川流域治水市民会議ニュース」の発行

Ø 雨量計・水位計の設置

ž 7月22-23日と9月23日降雨の比較

Ø 雨水タンクモニタリング

ž 104基設置。4件で水位測定。降雨前のタンクを空にすることが課題

Ø 安全安心マップ

ž 長尾地区・別府地区で話し合い。水害対策あり

Ø 防災情報

ž Gisightという災害情報共有システムの紹介

Ø すみだ環境ふれあい館・雨水資料館

ž 施設と活動の紹介

Ø 旧当仁中学校跡地における流出抑制

ž 7月1日調査に基づく地形分析報告。それに基づく敷地活用・形状の可能性

Ø 世話人会発足について

ž 発起人から世話人への移行。参加の要請

² 参加者の意見の例

l 前回の会議で「自律的意見」という言葉を、ある手法を使ってことさら自律的意見が少ないと、繰り返し云っていた。非常に耳障りな言葉である。自律的=自虐的に聞こえる。これだけ市民は長期に亘って税金を支払ってきたのに、なぜこの会議で公共(市にやること、県にやること)がやることの方向性を妨げるようなことを云い、会議を進めているのか?個人ができる事は限られている。講師(九大、福大、九産大)は市、県におもねっているように思える!

l タンク設置は流出抑制が主眼であろうが、今は利水を主眼に進んでいるように思われる。

l 私は子供の時から樋井川区で遊び(魚釣、水泳)年齢を重ねても、川に対する愛着があり、治水も重要ですが、親水性、環境面を考慮してほしい。

² 第14回会議

² 開催日・場所:2010年10月19日・福大

² 参加者数:42名

² 内容

Ø 台湾国際花博の報告

ž 11月開催予定の博覧会に参加。雨水タンクの活用した庭造りの紹介を予定

Ø 鳥飼小学校環境学習

ž 福大による4年生対象の行事

Ø 樋井川流域模型の作成

ž 七隈川との合流点付近の氾濫状況

ž 1:400模型の意図の説明と今後の方針

Ø 市民会議の振り返りと提言書の達成状況の確認

ž 2009年7月24日水害の説明

ž 市民会議の経緯

ž 提言と対策進捗状況の検討

² 参加者の意見の例

l 全体の意識の共有は進んできたので今後は地域ごとの一層の具体的活動が自主的に行われることが大切。

l 抑制目安の根拠をもう少しくわしく、実現可能性も含めて説明してほしい。

l 他の流域へ広めるための具体策は何でしょうか。

² 第15回会議

² 開催日・場所:2010年12月16日・福大

² 参加者数:51名

² 内容

Ø 氾濫解析報告

ž 2009年7月24日田島地区の解析

ž Mikeという解析ソフトを用いた検証の中間報告

ž 内水氾濫のシミュレーションを実施

Ø 樋井川流域模型の作成

ž 田島地区の1:1000模型の紹介

ž 氾濫地域も模型による表示のインパクトを確認

Ø 雨水タンクモニタリング

ž 106世帯中47整体に実施したアンケート結果の中間報告

Ø 源蔵池(ため池)の現地踏査とヒアリング

ž 一つの田圃だけに給水。市民会議で残すことを要検討

Ø 洪水ハザードマップ

ž 別府地区・長尾地区で安心安全マップの改定に伴って追加

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 環境に配慮した河道計画の進捗状況

ž 瀬淵・利用実態・魚類生息・塩分遡上等の調査

ž 今後の地元説明予定と河口部の工事(年度内2・3月)

² 参加者の意見の例

l 雨水タンクの普及や市民の意識調査が大変良かったです。

l 県担当者の説明がわかりやすい。

l 市民会議が前進しているのを感じました。

l あゆ、蛍の話はあったがサギ、カワセミ、ウナギ、ナマズもいるよ!

² 第16回会議

² 開催日・場所:2011年1月25日・福大

² 参加者数:38名

² 内容

Ø 当仁中跡地利用

ž 貯留目標である「学校で5%」のうち、1,600㎥の潮流が可能と試算

ž グランド地下の構造把握が課題

Ø 源蔵池(ため池)の検討

ž ため池の歴史

ž 3万5千㎥~9万㎥まで貯留可能と試算

ž 目安としては6万㎥くらいか

Ø ため池の堤防強化技術の紹介(リバーテクノ研究会)

ž 「土地改良事業設計指針」による説明

Ø 今後の展開

ž 福岡県県土整備事務所の報告

ž 12月の終わりに地元説明会を実施予定

ž 再度の提言を実施

² 参加者の意見の例

l ため池の活用興味深く聞かせて頂いた。源蔵池の調査ぜひ参加しましょう。

l 何で行政(改修する県)と流域住民の方々が仲良くやれるのか。その理由を見てみたい。そして地元那珂支川の管理に何か役立てばと。

² 第17回会議

² 開催日・場所:2011年3月16日・福大

² 参加者数:33名

² 内容

Ø 雨水ハウスの計画・設計

ž 渡辺邸の貯留計画・設計

ž 30㎥貯留目標設定

Ø 流域氾濫模型の紹介

ž 田島・長尾地区の氾濫域の表示(1/1000)

Ø 台北国際フォーラムの報告

ž 雨水貯留機能をもつ庭園の提案

ž 東アジア市民連携の可能性

Ø 山誉めの報告

ž 海と山の意識をつなぐ取り組み

Ø ハザードマップの作成

ž 別府校区のマップを作成

ž 3月中に全世帯に配布

Ø 当人中学跡地貯留の提案

ž 盛土堤による貯留策と既存壁と排水溝を用いた貯留策の提案

ž 両貯留策により、合計1289㎥の貯留機能が見込める

ž 従来のコンクリート製擁壁を用いた流出抑制では1㎥貯留に30,000円程度のコストが必要。本策では1㎥の貯留に295円+人件費

Ø 防災どんたくの報告

ž 市長との交流

ž 市民の意識の確認

² 参加者の意見の例

l 今回の東北関東大震災を教訓として何が出来るか?何を考慮しなければならないか?流域治水というスタンスから無関係なのか?津波が樋井川を遡上してくることが想定されるが、その対策を考慮しなくて良いか?技術を安く売ってはならない。

l 毎回報告内容が多いため、内容が浅い感じがする!もっと項目をしぼって深くしてほしい!

² 第18回会議

² 開催日・場所:2011年4月15日・福大

² 参加者数:32名

² 内容

Ø 東日本大震災を踏まえた雨水緊急提案

ž 避難所での雨水貯留の意義と効果

Ø 角銅さんの「福岡県防災賞」受賞の報告

Ø 鳥飼財産区

ž 経緯

ž 鳥飼池の扱い

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 河口付近の浚渫の進捗状況(ふれあい橋から百道浜橋)

ž 地元自治会への説明

Ø 今年度の提言書作成について

ž 提言書は一昨年に県知事と市長に提案

ž 県知事と市長が変わったことで、新しい県知事や市長に理解してもらう必要あり

ž 比重の検討

ž 6月下旬から7月上旬の水害フォーラムで提言できればよい

² 参加者の意見の例

l 前向きな意見が多かったのが良かった。メンバーが減少、固定化していることは課題だ。

l 知事、市長への提言は必要です。是非実現してもらいたい。

l 福岡市の行政の人も来てもらえるといいですね。

² 第19回会議

² 開催日・場所:2011年5月24日・福大

² 参加者数:60名

² 内容

Ø 平成22年度提言書のおさらい

ž 平成流域治水の概念

ž 流域治水の目標

ž 提言の内容

Ø 平成23年度追加提言書案

ž 流域治水を担当する課等の設置

ž 雨水貯留浸透普及モデル事業

ž 雨水教育の実施

ž 公民館など避難所となる施設での積極的な雨水貯留

ž 雨水センター

ž ため池の保全と活用

ž 支流に着目した施策の展開

ž 油山の保全

ž ハザードマップ

ž 姉妹流域

² 参加者の意見の例

l 初参加なので治水への取り組み方を知る一歩となりました。今後も参加していきたいと思います。

l 月に一度のペースをここまで続けられたことに対し敬意を表します。行政としても大いに助けられているところです。樋井川と同時期に氾濫した那珂川は利水等の課題を整理する必要があり、事情の違いを痛感しております。今後も何か参考になればと思い参加させていただきます。今日は久しぶりに来させていただきました。

l 洪水の浸水形態は河川の整備や下水道の整備だけでなく、土地利用の変化によって変化していきます。ハザードマップがより活用されるためには「随時更新」していくことが必要です。

² 第20回会議

² 開催日・場所:2011年6月14日・福大

² 参加者数:36名

² 内容

Ø 追加提言案の再修正のためのディスカッション

ž 公民館など避難所となる施設での積極的な雨水貯留

ž 油山の保全

ž ハザードマップ

ž 姉妹流域

Ø 追加提言書の提出法

ž 直接市長に渡すこと

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž ふれあい橋付近の浚渫進捗

ž 応急措置

ž 本年10月より百道浜橋上流を着工予定

Ø 研究費獲得計画

Ø 雨水ハウスの計画の進捗報告

Ø 缶バッチ子供ワークショップのお知らせ

ž 7月30日10時より12時。別府公民館にて

ž 子供向け教材をつかう

² 参加者の意見の例

l 高島市長へ提言書を提出することに賛成です。その際に具体的な協力を前向きにしてくれるのかどうかの回答をもらう必要があると考えます。またその協力について期限を設けてお互いに話し合いができる場が必要であると考えます。

l 洪水対策としての水をためる(←タンクを空にする)、緊急時の水(←タンクに水をためる)⇒これについてどう考えるのですか?

l 今回の市民会議は雰囲気が良かった。毎回こういうふうにいくわけにはいかないができるだけ楽しくやりたい!

l 会議の内容が充実…良い事だと思います。反面、参加者の希望、発想の発表の機会が減ってきています。参加者の知恵を出し合うことが市民会議の重要な点だと思います。毎回短時間でよいので「希望、発想」を皆様に発表する機会を作ってもらうと会の活性化にもなると思います。

² 第21回会議

² 開催日・場所:2011年9月13日・福大

² 参加者数:45名

² 内容

Ø 追加提言書の扱い

ž 報告

ž 直接市長にという原案

ž 6月に市の担当に打診――下水道計画課長。9月に市長に直接は無理との回答

ž 道路下水道局長に手渡すという案に修正

ž 部長との実務協議を始めるということが代替案

ž 対策

ž 市長が合わないと言っているのかどうかを確認して対応する。

ž 秘書課に直接すべき。

ž 県には別途

Ø 福岡県県土整備事務所報告

ž 事業実施状況

ž 詳細設計が完成。11,12月より着工。河口付近6月工事完成

ž 応急対応

ž 土のう設置と浚渫

ž 詳細設計内容

ž 浚渫では、川の流れ・形状をできるだけ変えないように掘り下げ

ž 護岸の補強も。環境型張りブロックを使用

ž シロウオの産卵場所に配慮。川底にこぶし大の石が必要。掘り下げによって失われないように注意

ž 橋の部分は護床工を施工。材料は大きめの石を使い、コンクリートとしない

ž 本年度工事内容

ž 百道浜橋から城西橋までは船を使った工事(ふれあい橋まではすでに終了)。常に水につかっているため。それ以上は陸上から施工

ž ただ、施工をしない区間を設け(新今川橋~鳥飼橋)、城西橋上流側で施工

ž 水位の河口の仕方を確認したうえでこのような方法をとることに

Ø 別府公民館での環境学習会報告

ž 内容

ž 7月30日実施。流域治水の学習、冊子を用いたもの

ž ハザードマップの確認

ž 缶バッジとオリジナルキャラクターの作成

ž クイズ、アンケートの実施

ž そのほか、城南中学校でも冊子を用いた事前学習を実施

Ø ため池について

ž 源蔵池

ž 9月12日に管理している鳥居さんを訪問

ž 池干しの必要があるが、一人ではできない

ž 8月27日付西日本新聞に「ためぞうくん」というキャラクターを使い、ため池振興を行っている。南区の街づくり。治水利用にも使えないかと思案

ž 鳥居氏は池干しをしてもよいとのこと。市民会議で手伝うことを提案。治水利用の扱いをも検討

Ø ヤマホメ報告

ž 鳥飼八幡宮のイベント紹介

ž 神社をもっと知ってほしい。そのために10月9,10日に祭を企画。11時から20時まで。2日に音楽祭を実施予定

ž 市民会議は知らないので、交流のために、参加を要請したい

² 参加者の意見の例

l 事務局運営いつもお疲れ様です。全国でも大きく注目されている市民による治水対策がどういうかたちで実を結ぶのかとても楽しみです。大変でしょうが応援してます。今回の話はとても楽しかったように思えます。ため池の話ではいろいろな意見や話を聞けて良かったです。

l 池干は楽しいイベントにしよう!ドジョウやうなぎもいるかな

l 雨水タンクの特徴や機能とかを考えてキャラクター設定を

² 第22回会議

² 開催日・場所:2011年10月26日・福大

² 参加者数:45名

² 内容

Ø 鳥飼ハザードマップの使い方

ž 避難者受け入れと経路の報告と検討

Ø 11月3日の源蔵池池干し

ž 実施要領の説明

Ø 追加提言書の提出

ž 提出が11月10日になった経緯の説明

ž 出席者の確認(10名程度)

Ø 森林土壌のはなし

ž 九大金澤先生のレクチャー。油山の健全さと今後の可能性

Ø 今後の方針

ž 実践的な取り組みに、さらに発展するために

² 参加者の意見の例

l 土壌についての話を聞いて今までの市民会議ではなかったので新鮮に感じた

l 「鳥飼校区の住民」 避難場所の収容力の発表がありましたが、水害、地震、他(放射能)等に対し、その場所が避難所として適しているか否かの視点からの追求もしてください。例えば鳥飼公民館は水害の時は避難場所としては甚だ不適。住民に聞き取りしてください。

l 市長さんに来てもらいたい!

8. 『なお一層の流域治水を進めるための追加提言書』の提出

² 年月日:2011年11月10日

² 対象:福岡市長

² 内容:

² 概要の説明

² 意見交換

9. 追加提言書の概要

² 趣旨

² 「樋井川流域治水市民会議(以下、「市民会議」)」を平成22年1月28日、福岡市長あてに提出後、樋井川流域治水は少しずつ進展。しかし流域全体での取り組みに発展していない。昨年度の提言内容を前提に、福岡市にさらなる協力を要請したい。

² 提言内容

① 流域治水を担当する課等の設置

② 雨水貯留浸透普及モデル事業

③ 雨水教育の実施

④ 公民館など避難所となる施設での積極的な雨水貯留

⑤ 雨水センター

⑥ ため池の保全と活用

⑦ 支流に着目した施策の展開

⑧ 油山の保全

⑨ ハザードマップ

⑩ 姉妹流域

10. 追加提言書提出後の市民会議

² 第23回会議

² 開催日・場所:2011年12月14日・福大

² 参加者数:36名

² 内容

Ø 福岡市長への追加提言書の提出の報告

ž 市民局の同意は得られなかったものの,市長への直接の提出が実現

Ø 福岡県土整備事務所報告

ž 事業実施状況

ž 浚渫の方向と作業の状況を説明

Ø 源蔵池の池干しの報告

ž ブラックバス,ブルーギルの意外な少なさ

ž 魚を取り残したときの対処が課題

Ø 源蔵池の停滞調査報告

ž 表層すべり箇所が確認

ž 提体の真砂土のゆるみ大(簡易陥入試験結果)

Ø 雨水ハウスの棟上げのお知らせ

ž 平成23年12月23日実施予定

Ø 室見川シロウオ産卵床の造成についてのお知らせ

ž 方法と効果の説明

ž 平成24年1月22日実施予定

² 参加者の意見の例

l 雨水ハウスの助成金いくらぐらい? 獲得しましょう! 次の方のために!

l ため池の池干しの話は興味深く聞かせていただきました。コイやフナはもったいないですね。事前に利活用についてネット等で募集をするとよいのでは…。

l 源蔵池の堤防の調査は面白かった。今後堤防管理にテーマを大きくしてはどうか。

² 第24回会議

² 開催日・場所:2012年1月24日・福大

² 参加者数:33名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所報告

ž 事業実施状況

ž 6月上旬までに完成予定

ž 国土交通大臣の樋井川視察の報告

Ø 今年実現可能な目標を探るワークショップ

ž 6班に分かれ,2つずつの提案

ž G1:「環境教育」と「環境の利用」

ž G2:「活動を広く受け入れてもらう」と「効果を示す」

ž G3:「田んぼ(の運用)」と「友達を連れてくる」

ž G4:「避難の体系化」と「流域の調査」

ž G5:「周知・広報(の推進)」と「雨水利用からの防災」

ž G6:「樋井川学校・水族館をつくる」と「ハイテク防災システムの構築」

ž 全体としては,『樋井川学校』をつくることが,今年の目標に!

² 参加者の意見の例

l 新しい形で出来て面白かった。ここまで活発にできるとは感じていませんでした。

l HPの更新内容をもっと!

l 樋井川学校いいですね。

² 第25回会議

² 開催日・場所:2012年3月13日・福大

² 参加者数:19名

² 内容

Ø 流域治水研究会発足の報告

ž 九地整・県・市・大学・雨水協・市民による勉強会が3/5発足

Ø 防災どんたく2012の報告

ž 各種展示,城南中美術部とのコラボ,新キャラの紹介

Ø 福岡県土整備事務所報告

ž 浚渫工事の進捗状況報告

Ø 福大卒研報告

ž 福岡市水害ハザードマップの課題と今後の避難のあり方に関する検討

ž 人工芝にグラウンド新地下雨水貯留システムにおける雨水有効利用に関する基礎的研究

Ø 福岡川の勉強会の再開

ž 4月から活動が復活

² 参加者の意見の例

l 『避難所』の検討は、より進め、現実的な基準作りまで、ぜひまとめてほしい。

l たまには昼とか、南区でとか、現地とか

l 研究発表、素晴しい。

² 第26回会議

² 開催日・場所:2012年4月27日・福大

² 参加者数:35名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所報告

ž 浚渫工事の進捗状況報告

Ø 100㎜安心住宅について

ž 貯留能力42トンとそのモニタリング計画についての説明

Ø スマート雨水タンク

ž 計画と課題の概要説明

Ø 川づくりネット福岡

ž HPの紹介と会員の募集について

Ø 森と水の楽校

ž 森林の管理と利用について

Ø 市民会議の今後について

ž 浸水深サインの設置について、できるところから始めたい

² 参加者の意見の例

l お疲れ様です。お願いです。HPでの更新少し先の話を進めてください。それと、開催日だけの更新をお願いします。休止中に見えます。

l 雨水ハウス完成とこれからも検証が楽しみ。森山先生、雨水グリット大変興味がある研究と感じました。

l 最近メンテされていない。今回の案内もなかった。

² 第27回会議

² 開催日・場所:2012年7月10日・福大

² 参加者数:23名

² 内容

Ø NPOフォーラムの報告

ž 報告とイベントの案内

Ø リバーテクノ研究会・スーパー川守

ž 会の概要、資格制度の説明

ž ため池の堰堤の安全性評価法について議論

Ø 福岡県土整備事務所報告

ž 浚渫工事の進捗状況報告。前年度分は完成。今後は汐留堰の扱いが課題

Ø 100㎜安心住宅モニタリング報告

ž 家庭での利用が順調

ž 雨水の流入・流出の継時変化の報告

Ø 学校への雨水タンクの設置

ž 福大と「貯水する会」により7/7に城南中学校に雨水タンクを設置

ž 城南小学校、城南高校へも

Ø 北部九州豪雨に対する災害ボランティア参加報告

ž 概要と課題

Ø 浸水深サイン計画

ž まるごとまちごハザードマップの説明。樋井川での検討報告

² 参加者の意見の例

l 出張樋井川流域市民会議をどこかで

l 樋井川も深くなります。福岡河川、宇美川・御笠川・那珂川・樋井川すべてが深くなりました。上流からの土砂が上流からたまっています。上流の砂を取らないで下さい。下流にたまるのを楽しみにしていますので

l 次回開催の日付位は更新して頂きたい

² 第28回会議

² 開催日・場所:2012年10月25日・福大

² 参加者数:24名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 事業の進捗状況

ž 平成24年度は水上施工(新今川橋から城西橋まで)と陸上施工(草香江新橋から田島橋まで )の区間あり

ž 汚濁防止、騒音対策、交通対策を実習

ž 10月から河川内の工事に着手

Ø 福岡県森林づくり活動公募事業の報告

ž 油山で間伐

ž 森林組合の指導のもと、山林の保全と保水力の増加

Ø グリッピーキャンペーン・水と緑の楽校

ž 10月20,21日、市役所前、およそ400人ぐらい参加

ž 花の販売、雨水ハウスなどのパネル展示、缶バッジづくり、リースづくり、手押しポンプ水遊び、間伐材の色付け・ダルマ落とし・椅子作り

ž 子供たちがたくさん、新郎新婦も椅子作り

Ø 浸水深サインについて

ž まずその考え方の説明、鳥飼地区への対策として

ž まるごとまちごとハザードマップについて

ž 鳥飼自治協へのヒアリング

ž 鳥飼: 着ける場所、数、維持管理、お金をどうするのか?

ž 自治会の集まり、古い住民に聞くことが効果的

ž 防犯防災部会・自主防災組織・水害対策協議会の3団体に協力を求めるといい

ž 公的な場所よりも民間の方が早いのではないか

Ø 国連ハビタット

ž 荻野浦ガーデンサバーブを見学予定。福岡市が興味を持てば

ž オーバーフローは今年これまで、5回にすぎない

Ø 100㎜安心・雨水ハウスの報告書

ž 雨水実験ハウスの報告書が完成

ž 市民会議のメンバーも執筆

ž 市民ダム、雨水タンクの普及のために役立てたい参加者の意見の例

² 参加者の意見の例

l もうそろそろHPのインデックスページを更新するといいかも

l たまにはマスコミにも声かけをしてみたらいかがでしょうか?

l ○○君に頑張って欲しいです。行政の方以外が作る標識がどうなるのかとても気になります

² 第29回会議

² 開催日・場所:2012年12月18日・福大

² 参加者数:26名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 浚渫の進捗状況報告

ž 新今川橋より上流、田島橋まで本年度の施工

ž 汐留堰撤去終了。梅光園橋上流。石の再利用も。田島橋上流でブロックと土の埋め戻しも終了。概ね計画通り進捗

ž 鋼矢板は恒久施設。メンテはしない。やや耐久性に懸念があるとの会場からの意見

2. 浸水深サインワークショップ

ž 趣旨説明

ž 第一回のワークショップの結果報告: 配置とデザインについて

ž 意見聴取と分かち合い

ž 行政への働きかけを含む、今後の方針について

² 参加者の意見の例(ワークショップ)

l 想定にすると、最大でそこまでしか浸水しないと勘違いするのでは?

l サインは説明の絵で良いが、実績の浸水深が目立つようにしたほうが良い

l 地価が下がるのではないか? 不動産にも尋ねてみてはどうか?

² 第30回会議

² 開催日・場所:2013年3月12日・福大

² 参加者数:26名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 事業の進捗状況

ž 新今川橋から今川橋までは3月末までに工事が終了する

Ø 卒業研究の報告

ž 公共及び大規模施設における雨水流出抑制対策に関する検討(福大・永野)

ž 雨水利用実験住宅における雨水利用費用対効果についての検討(福大・岡田)

ž 流域治水実現に向けた福岡市における流出抑制対策としての水循環施策に関する研究(福大・崎元)

ž 水害ソフト対策支援を意識した田島校区における避難ガイドブック作成(福大・池田)

ž 田島地区における雨水流出抑制対策による内水氾濫抑制効果の検討(福大・高山)

ž 集合住宅における雨水貯留浸透施設の実態と流出抑制効果(九大・出田)

Ø 鳥飼校区自治協議会のはなし

ž 雨水タンク設置への感謝表明

ž 現行の避難マップの紹介

Ø 浸水深サイン計画の報告

ž 4月までに鳥飼校区に設置予定で進んでいる

Ø 「花道しるべ」の紹介

ž 福岡市中央区警固公園で4月6日から開催

² 参加者の意見の例

l ありがとうございます。良い参考になりました

l 鳥飼校区4丁目集会所に雨水タンク(0.8t)1基雨樋を取り付けて設置外に雨水利用の看板も取り付けて戴き地域に大きく水の大切さを認識させることが出来ました。努力感謝いたします。(鳥飼水害対策委員)

l 家族的にアットホームになってきました。協力、力、パワーになってきましたね~!

² 第31回会議

² 開催日・場所:2013年5月20日・福大

² 参加者数:32名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 平成24年度の工事ほぼ完了

ž ふれあい橋、城西橋、草香江新橋、梅光園橋の工事完了

ž 新田島橋は仮設道路撤去中

Ø 樋井川河川整備基本方針の報告

ž 5月10日付で公開。ダウンロード可。引き続き「河川整備計画」の策定を行う。平成25年度中に策定

ž 流域対策」がもりこまれている 。これが市民会議の活動を踏まえた部分。農業用ため池、治水池で25トンを持たせる。洪水調節施設で50トンもたせる必要がある

Ø 田島校区水害避難ガイドブック

ž ハザードマップの分かりにくさの対策。自助のために。一番近い避難所に避難することが特徴

Ø 浸水深サイン設置報告

ž 鳥飼だけでなく、田島でも希望があれば。また市の事業になるよう働きかけも

Ø グリッピキャンペーン2013について

ž 10月に天神中央公園でイベントを。学生ワークショップをしながら実施予定

² 参加者の意見の例

l 県とのやり取りが面白かったです。ぜひ次回も楽しみにしています

l 広報もっとしなきゃね

l 会議は同じ人しか質問や意見をしていない実情があると思います。特に市民の方々はいつも決まった顔でよくないと感じました

² 第32回会議

² 開催日・場所:2013年7月22日・福大

² 参加者数:27名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所の報告

ž 5月で工事終わる.10月から再開

ž 改修後の様子を,写真を交えて紹介.植生回復がこれから.砂層の若干の回復がみられる.覆土もしている

ž 魚類,鳥類が少しずつ戻ってきているようだ.子供の利用も確認

ž 今後は田島橋上流を10月から.長尾新橋あたりまでを予定

Ø 日韓雨水交流の報告

ž ファン氏の番組作りと韓国のキリスト教グループの活動として

ž まず対馬.そこで教会にタンクを設置.その後宗像の教会にも設置

ž そのほか,鳥飼集会所のタンクを「中学生」が倒す.対応をした(柵の設置).料理研究家のヤマギワさんも設置を求めた

Ø 田島の浸水時避難ガイドブックの紹介

ž 田島工区の全過程に送付.城南区の総務課と田島自治協と福大の協力で

ž ハザードマップがわかりにくいとの意見に対応

ž 9ページの記載,住宅が平屋か否かで避難すべきか否かが異なることを明記

ž 避難ルートは校区を超えていくべきことを明示

ž 14ページの記載,NHKの協力を得た.Dボタンの使い方を記載

ž 鳥飼でも

Ø 研究プロジェクトの申請

ž 「都市型水害対策としての『市民多目的ダム』のコミュニティデザイン」の紹介

ž その意義,目標,体制,審査の過程

Ø グリッピキャンペーン2013_WSの案内

ž 7・27にWSを実施.グリッピキャンペーン(10/19,20に天神中央公園で)の準備として

ž 講義,雨水タンクコンテスト,かるた原案の検討

Ø 水害フォーラムの案内

ž 8/24に実施

ž 趣旨,講演者,報告者の説明

² 参加者の意見の例

l 行政と地域住民の合意ができつつある

l 研究者の努力に感謝しています

l ホームページはもっと写真を新しくした方がいい

² 第33回会議

² 開催日・場所:2013年10月7日・福大

² 参加者数:29名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所(樋井川床上浸水対策特別緊急事業の進捗状況)の報告

ž 10月から河道改修を再開する

ž これまでと同様,現況河道横断面形状を保持しつつ河道掘削を行う

ž 河道内での市民の活動たとえば清掃も,工事区間以外であれば可能

Ø グリッピキャンペーン2013の準備状況

ž 雨水かるたのコンテンツと作成の状況.とくにイラスト作成に福教大の協力あり

ž デザイン雨水タンクの出展とコンテストについて

Ø 他流域との連携,多摩川水系野川流域との連携

ž 「野川流域雨水セミナー:みんなで雨を溜めよう!~『世田谷ダム』から『野川ダム』へ~」における,流域間交流の報告

ž 野川流域の下水道の形式と課題を確認

Ø 河川整備計画の進捗状況

ž 日程に変更がみられる.短期間にいかに本質的対策を反映させるかが課題

ž 河川法16条に基づく「関係住民」の意見として,市民会議での意見を整備計画に反映させたい

ž それとも連動して,「雨水センター」を実現することの合意を

² 参加者の意見の例

l 田島校区をはじめ地元の参加を増やすこと.福岡市役所の参加を進めることが必要

l 次回開催について詳細をホームページへ

² 第34回会議

² 開催日・場所:2013年12月9日・福大

² 参加者数:41名

² 内容

Ø 福岡県土整備事務所(樋井川床上浸水対策特別緊急事業の進捗状況)の報告

ž 整備方針・整備計画の説明

ž 12月18日に有識者による流域協議会,1月末に公聴会予定.皆さんの意見を広く聞きたい

ž 流域対策を重視

Ø 提言書の振り返り

ž 二つの提言について,その意義と課題について

Ø 武庫川の河川整備計画

ž 武庫川は樋井川より進んでいる(?!)

ž 計画期間を最低の20年に設定

ž 流域対策の目標:県と市が協力

ž 学校,公園,ため池を利用して30トン毎秒を貯留.さらに付加的な対策も盛り込む.それをモデル事業にして

ž 樋井川と比較対照していただきたい.法的計画で重要.環境の記載が特に多い

Ø 雨水貯留の効果:雨水ハウスで1年以上暮らして

ž 家の下は17.5トン.オーバーしたら駐車場下に.43トンぐらい貯められる.ただし駐車場下は浸透性.浸透効果は高いことも確認している.ただし浸透水準が上がってきていて地下水位との関係が今後の検討課題

ž 利用について:トイレは全く問題ない.機種に関係ないことを確認.雨水にSSは見られない.コンクリートのタンクのアルカリも寄与.トイレ,洗濯,風呂に使わないと,17.5トンは使いきれない.毎日使わないといけない

ž 太陽光は効率的.雨水タンクとセットがいい

ž 雨量強度の経年変化を調べている.今年は10分間33ミリの雨が降った.でも大丈夫

ž 水質検査をしてみても,水道水よりもいい.CODが時々高い.TNも同時期.PM2.5の影響か.取水直後のこと

ž 初期雨水を使わないことが肝要

Ø 楽校の取り組みについて

ž 今年の取り組みを学生から報告.グリッピキャンペーン2013の報告

Ø 参加者の意見の例

l 以前に渡辺先生のお話を聞く機会を逃してしまい、本日この会を知人の方に教えていただき初めて参加しました。思いがけず武庫川の話も聞けて有意義でした。環境や水の話は興味深いです

l 更新しよう

l もう少し身近に知る機会を増やすようにしてもらいたい

以上