第20回(2011/06/14)
2011年6月14日
「第20回樋井川流域治水市民会議」議事録
日 時 :2011年6月14日(金)18:30~
場 所 :福岡大学 文系センター棟15階第5会議室
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議題
1. 追加提言に関して
2. 追加提言書の渡し方について
3. 県の整備事務所の報告
4. 大学で計画していること
5. 雨水ハウス
6. 缶バッチのお知らせ
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1、追加提言書に関して
発表者:九州産業大学 山下先生
・前回の意見を参考に追加提言書の修正点の説明
提言④では雨水の全量抑制をつけたしつつ、災害時においての重要性も含めた。
提言⑧では林相という言葉を付け足した。
提言⑨では他地区でもハザードマップを作成しているという指摘より言葉を付け足した。近年の浸水実績のない地区でも予測やシミュレーションの重要性に関しての言葉の付け足し。ハザードマップの配布に関する協力要請も含めた。
提言⑩では姉妹流域では何をするのかを明瞭にした。
付録「福岡地区水道企業団の資料引用」に関して、水道企業団は福岡市だけでなく福岡都市圏を対象としているのでまずいのではという指摘があったため、再検討が必要。
【質問】ハザードマップで七隈川流域での氾濫の可能性もあるのになぜ載っていないの?
【回答】活用されていない。氾濫危険性があること表示していくべき。
【意見】七隈川は河川改修されているが実際に大丈夫なのか?自治体でも25日に防災訓練、議論を行う予定で、非常に関心は高い。改修の結果どうなったのかが見えないため、シミュレーションをして結果を出してほしい。
【質問】貯留と利用に関して使い分けは重要であり、同じ節に入れるのは良くないのでは?
【回答】今回の提言ではこれぐらいにして、市民会議で練っていく必要がある。実行できるシステムなどの技術開発が必要。
【意見】ハザードマップは実績を基に作成しているが、それより多い雨が降ったときの避難経路や手順といったことを提言書にのせるかのせないかは別として、議論していく必要がある。
2、 追加提言書の渡し方についての相談
発表者:九州大学 山下さん
今考えている提出の仕方は二種類ある。
① セレモニーのような形で市長に直接渡す。
② 各部長級の方々を集めて提言に関する説明、意見交換をして提出する。
意見があれば・・・
【意見】効果を求めるならば物事の決定権を持っている市長に提言するべき。
【質問】前回の提言書を提出した後の県と市の対応の経過は?
【回答】県とは十分、市とは不十分であるから今回市に提出しようと考えた。こちらからコンタクトを取っていこうと考えている。
【質問】去年の提言書でどのように変わったか?
【回答】福岡市総合水害対策連絡会議が設置されたが、機能していないのが現状。市長に実情も含めて説明。
日時が決まれば連絡するので、行ける人は一緒に行きましょう。
3、 県からの報告
発表者:県土整備事務所 織田さん
・改修計画については継続して検討中。
・ふれあい橋付近の工事は順調
・出水期前の応急対応
昨年設置した土嚢の破損状況の調査を実施
取り換え必要な土嚢の取り換えなどの補修を実施
・今後、平成23年度工事は10月より工事着手
百道浜橋より上流にむけて区間検討中
【質問】応急対応はどこでしたの?
【回答】鳥飼地区、草ヶ江新橋まで土嚢の取り換え
田島地区をメインに長尾地区に護岸が崩れないように浚渫
友泉亭~田島橋、長尾でも実施
4、大学で計画していること
発表者:九州大学 島谷先生
・研究費(三億円)を要求した
・望みは薄いかもしれないが研究費がとれたら、モデル地区を研究費を用いて対応してはどうか?
・雨水グリッドの技術開発
5、雨水ハウス
発表者:福岡大学 渡辺先生
・ビデオ放映 TVQ くらしうるおす「雨水」ビジネス
・モデルハウスとして9月に着工
・今後も説明していく。
・雨のデータを見せる機会を作り、自治体に説明しに行く。
【質問】報酬とかは?
【回答】いらない。交通費も。あくまで普及のため。
6、缶バッジのお知らせ
発表者:福岡大学 半田さん
「樋井川を知ろう! ~大学生とオリジナル缶バッジをつくろう~」
7月30日(土)10時~12時に別府公民館で行う予定。
小学生対象の読本を作って普及させたい。