第23回(2011/12/14)

第23回(2011/12/14)

2011年12月14日

「第23回樋井川流域治水市民会議」議事録

日 時 :2011年12月14日(水)18:30~

場 所 :福岡大学 文系センター棟15階第5会議室

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議題

1. 提言書

2. 県の河川改修の進捗状況の報告

3. 源蔵池池干し

4. 源蔵池の堤体調査

5. 雨水ハウスの棟上げ

6. シロウオ産卵床造成

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1、提言書

発表者:角銅さん

・11月10日に市長に提言書を渡すこと実現した。

・市長に市民会議がうまくいくようにお願いした。

2、県の河川改修の進捗状況の報告

発表者:県土整備事務所 織田さん

今年度の工事の説明

・船ではふれあい橋~百道浜橋、陸上からでは鳥飼橋~草香江新橋。

・船の作業では、土砂を吸い込むように掘削、土砂の陸揚げ、矢板の設置。

・陸の作業では川の真ん中に堤防を作り,締め切って工事を行う。

・現在、真ん中の堤防を作っている状況

・安全面では、交通誘導を行い、夜間は進入防止柵を設置している。

・来年5月~6月初旬までに終わるように進捗管理を行う。

【質問】陸上からの作業で左、右とするけど、真ん中はどうするの?

【回答】最後に下がりながら掘っていく。

【質問】潮止め堰のところはいつするの?

【回答】来年度の予定。

【質問】掘削した土砂はどうするの?

【回答】受け入れ先と調整中。無理なら適正に処分。

【質問】雨季には船での作業はしないの?

【回答】満潮時に船は常駐できないし、ゲリラ豪雨のとき退避の判断も難しく危険。

【質問】表層の砂や石は?

【回答】表層土は仮置きしていて敷き直す。

3、源蔵池池干し

発表者: 福岡大学 天本さん

・ため池は農業用水を貯留する人工の貯留施設。

・源蔵池は樋井川流域で2番目に大きなため池。

・池干ししてブラックバスは6匹、ブルーギル0匹と外来種はごくわずかだった。

・ヘドロは深いとこでは180㎝で、池全体で堆積予想量約12000㎥。

・池干しは毎年していくのが良い。1回では効果が薄い。

・ヘドロの体積減少は長期的に見ていく必要がある。

・事前に魚を除去する必要性がある?

【質問】池干しをした状態はどれくらい続いたの?

【回答】2週間ぐらい。今は雨で溜まってきた。

【質問】魚、ヘドロを何か活用できないの?

【回答】大きなコイは地元の人が持って帰って食べたそう。

鯉は泥吐きする必要があるので難しい。コイヘルペス問題で移動させる事もできないので。

どこのため池でもヘドロは問題で、竹チップを混ぜて強度を上げて堤体にとかどうやって処理するか課題である。ヘドロはC,Nが入っているのでいい肥料になる。

4、源蔵池の堤体調査

発表者:リバーテクノ研究会スーパー川守り 高田さん

・堤体の勾配が比較的きつかった。

・堤防では表層すべりがおこっていた。

・簡易貫入試験行って調べた。堤体はまさ土で非常にゆるかった。

【質問】放置していたら崩壊する危険性はあるの?

【回答】水位によるが危険性は十分にあると思う。

【質問】安全率はどれくらい?

【回答】照査基準等にもよるが、実際してみないとわからない。

【質問】土手の管理は?

【回答】桧原行政区のものだが、修復に関しては福岡市がお金を出してくれないと無理。

【質問】池はいつできたの?

【回答】よくわからないが、江戸時代に拡張され、大規模な手直しは昭和。

5、雨水ハウスの棟上げ

発表者:角銅さん

12月23日3時~4時の間のうち雨水ハウスで餅まきをするので、よろしければお祝いしに来てください。

6、シロウオ産卵床造成

発表者:福岡大学 内藤さん

・シロウオは3~10cmの石の裏に産卵する。

・樋井川にもシロウオはのぼってきていて、室見川より密度が高い。

・室見川では現在シロウオが卵をあまり産まない状況なので、砂を軟らかくして産卵するのに適した石を置き白魚の数を復活させたい。

【質問】樋井川では工事中シロウオは上がってこないの?

【回答】そんなことはないと思う。

【質問】シロウオはどれくらい生きるの?

【回答】シロウオは1年しか生きない。

【質問】シロウオは1回の産卵で卵はどれくらい?

【回答】卵は500個。

室見川シロウオ産卵床造成プロジェクト

ボランティア募集

開催日時:平成24年1月22日(日) 13:00~16:00

集合場所:室見築肥橋 西側河川敷