第32回(2013/07/22)

第32回(2013/7/22)

2013年7月22日

「第32回樋井川流域治水市民会議」議事録

日 時 :2013年7月22日(火)18:30~

場 所 :福岡大学 文系センター15階

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議題

1. 県の河川改修の進捗状況の報告

2. 日韓雨水交流の報告

3. 田島の浸水時避難ガイドブックの紹介

4. 研究プロジェクトの申請

5. グリッピーキャンペーンWSの案内

6. 水害フォーラムの案内

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1. 県の河川改修の進捗状況の報告

発表者:県土整備事務所 永井さん

・5月で工事が終わる。10月から再開

・回収後の様子を、写真を交えて紹介。植生回復がこれから。砂層の若干の回復が見られる。覆土もしている。

・魚類、鳥類が少しずつ戻ってきているよう。子どもの利用も確認。

・今後は田島橋上流を10月から。長尾新橋辺りまでを予定。

Q:河床材料が粗い.今後どうなるのか?

A:工事後すぐは粘性が高いものが多く細粒のものは出水時に下流へ.徐々に戻る

Q:汐留堰撤去による塩分観測は行っているのか?なければ調査の一環で自前の観測器をつけていいか?

A:確認・調整する

Q:改修後の河川の姿がすこしわびしい.どのぐらいで元に戻るのだろうか?

A:今年は雨が少ないので,戻りにくいようだ.いつとは言えない

Q:田島橋直上流で砂がすっかりなくなっている.70㎝は下がってしまった.そこに砂が戻るのか? 縦断勾配がきついようだ

A:確かに流速が早くなって,浸食が大きく土嚢を積んで対応している.上流側の改修が進めば勾配が緩やかになって砂が戻ってくれればと考える

Q:土砂供給のバランスは調べているのか?

A:上流側浚渫の影響もあり,測定には協力したい

Q:現在ある土嚢と止水版は撤去するのか

A:撤去する.浚渫により治水効果があるので

2. 日韓雨水交流の報告

発表者:福岡大学 和田さん

・ファン氏の番組作りと韓国のキリスト教グループの活動として

・まず対馬.そこで教会にタンクを設置.その後宗像の教会にも設置

・そのほか,鳥飼集会所のタンクを「中学生」が倒す.対応をした(柵の設置).料理研究家のヤマギワさんも設置を求めた

3. 田島の浸水時避難ガイドブックの紹介

発表者:福岡大学 渡辺先生

・田島工区の全過程に送付.城南区の総務課と田島自治協と福大の協力で

・ハザードマップがわかりにくいとの意見に対応

・9ページの記載,住宅が平屋か否かで避難すべきか否かが異なることを明記

・避難ルートは校区を超えていくべきことを明示

・14ページの記載,NHKの協力を得た.Dボタンの使い方を記載

・鳥飼でも

Q:他の校区でも浸水避難対策を検討しているがどうしていいかわからない.福大の役割が大きいのだろうか

A:地元の主体性と努力が大きい.意見はたくさんあったが,最終的には受け入れた

Q:水防水位の基準を新しくしてほしい

A:変わっている

Q:避難場所の選定の確認は?

A:住民に確認している

Q:鳥飼校区から来たものだが,避難ルートを作ることに期待している.地域の情報を集めてほしい.避難場所は近い方がいいが,高いところに避難したい.立地を考慮してほしい.マンションの扱いも配慮が必要

A:公民館に逃げることを前提としていない.逃げない選択もあることを示している.マンションの車の扱いも考えたい

Q:平成21年浸水時,場所によっては別府公民館に逃げることも可能だった.その東側の土地は高いので逃げ場所として適している.マンションに逃げることも重要

A:自動車学校や中村学園なども考慮したい.話し合いによる.前者はすでにOK.マンションは話し合いで利用できるようにできれば

4. 研究プロジェクトの申請

発表者:九産大学 山下三平先生

・「都市型水害対策としての『市民多目的ダム』のコミュニティデザイン」の紹介

・その意義,目標,体制,審査の過程

5. グリッピーキャンペーンWSの案内

発表者:九州大学 中山さん

・7・27に実施.グリッピーキャンペーン(10/19,20に天神中央公園で)の準備として

・講義,雨水タンクコンテスト,かるた原案の検討

6. 水害フォーラムの案内

発表者:南畑ダム貯水する会 山下さん

・8/24

・趣旨,講演者,報告者の説明

~次回の市民会議~

10月7日(月)17:00~

福岡大学 文系センター棟15階第5会議室