第27回(2012/07/10)
2012年7月10日
「第27回樋井川流域治水市民会議」議事録
日 時 :2012年7月10日(火)18:30~
場 所 :福岡大学 文系センター棟15階第5会議室
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議題
1. 池田さんからの報告
2.リバーテクノ研究会スーパー川守からの発表
3. 県の河川改修の進捗状況の報告
4. 100mm安心住宅の現状
5. 角銅さんからの報告
6. 災害ボランティア活動の報告
7.洪水痕跡を残すための活動報告
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1.池田さんからの報告
発表者:県土整備事務所 池田さん
・NPOフォーラムが7月7日・8日にかけて行われた。
・7月14日・15日に甲虫調査が行われる。
2.リバーテクノ研究会スーパー川守からの発表
(1) リバーテクノ研究会の概要と活動
発表者:馬場さん
・河川の環境及び防壁に関する新技術開発と普及
・新材料ゲートの開発
・スーパー川守制度の設立と地域コミュニケーション活動
・「スーパー川守」資格制度の創設
→役所、大学人、一般から広く認定
【質問】堤防のポイントの整備について。
【回答】地盤の情報がなくても、堤防の姿で何処ら辺まで出来そうだということ。あとは、点検をして、それにアクセントを付けて頂くといいのでは。
(2)地域防災力の向上と効率的対策ツール
発表者:丸井さん
・ハード面とソフト面を合わせなければ地域防災力は上がらない。
・ツールにモバイルレビーを足してはどうか。
・モバイルレビーの説明。
(3)ため池堰堤の安全性の評価
発表者:黛さん
・ため池堤防の安全性評価手法について。
・ため池漏水の課題について。
【質問】伝統的な漏水対処は?
【回答】漏水している箇所を、色の付いた水を排水しながら探す。
3.県の河川改修の進捗状況の報告
発表者:県土整備事務所 長井さん
・平成23年度分は概ね工事完成
→鳥飼橋より上流・塩屋橋より上流完成
・平成24年度は新今川橋~城西橋
・汐留堰がネックと思われる。
【質問】汐留堰を取って水深が低くなっても鯉は住める?
【回答】どこまで影響があるか分からないので、様子を見ながら行う。
しかし、施工を終えたところは魚が戻ってきている。
【質問】どういったところが盛土でどういったところがブロックか?
【回答】もともと土砂があるところは張りブロック。
【質問】新草香江橋の近くの砂浜は市民に親しみのある場所なので残してほしい。
【回答】水を安全に流すのが目的なので砂は取るつもりである。
【島谷先生の意見】完全になくなるようにはしていないので、少しは残ると思う。
【質問】鯉は昔からいた?
【回答】たくさんいた。
4.100mm安心住宅の現状
発表者:福岡大学 渡辺先生
・トイレは全て雨水を用いているが、色や匂いは水道水と変わらない。
・雨水は予想通りの流れをしている。
・310mm降った分は全て溜めて、160mm溜めても大丈夫。
・水温は20℃前後で高くなってきている。
・水道代は今後安くなる予定。
・水害防止にも使用可能で、ゲリラ豪雨にも対応することが可能。
5.角銅さんからの報告
発表者:角銅さん
・7月7日、城南中学に福岡大学とNPOで雨水タンクを取り付けた。
・タンクに絵を描き、玄関に4つ裏庭に2つ付けた。
【質問】次はどこにつける?
【回答】城南小学校、城南高校に付けたい。
6.災害ボランティア活動の報告
発表者:福岡大学 松崎さん
九州大学 林先生
・災害ボランティアでの活動と、感じたことの報告
7.洪水痕跡を残すための活動報告
発表者:山下さん
・前例がないか調べると、電柱に水深痕跡や避難のサインを貼るといったものがあった。
・平成18年にまるごとまちごとハザードマップが作られる。
・平成23年に防災サインが武雄河川事務所で行われる。
・作成にあたって工夫したい。
~次回の市民会議~
10月25(木)18:30~
福岡大学 文系センター棟1階ロビー集合