「気づきかた」のきっかけになりそうなものを
ひとつお渡しします。
ある植物学者が実験しました。
これは有名な話なので、聞いたことがある方もいるかもしれません。
3つの植木鉢でおなじ植物をそだてます。
同じように水をあたえ
日ざしにあてますが、
ほんの少しずつ、条件を変えました。
①「すてきだね、かわいいね、あしているよ」と
毎日声をかけてあげます。
②とにかく罵声(ばせい)をあびせます。
③とにかく無視し続けます。
どの植物が一番に枯れたと思いますか。
そうです。
③の、「無視されていた鉢」です。
話を戻します。
刺激に「気づかない」こと、
これは感覚のマヒの始まりです。
皆さんは呼吸をしています。
でもそれは、
気にしなければ
ほとんどの場合「無意識」。
ではここで、
呼吸を「意識」してみる。
呼吸を「思い出す」だけでいいです。
ではさらに、
足の小指を「意識」してみる。
いま、小指さん、
どうしていますか?
どんなに小さくても、それはひとつの 「あなた」 です。
カラダの
ひとつひとつの部位や内臓、
それを構成している細胞、
それらはいつも
皆さんの「無意識」の中で働かされています。
皆さんが彼らのことを考えてあげなくても
彼らはあなたのことを考え
生かそうと一所懸命です。
にもかかわらず、
皆さんたちは彼らを無視し続けるのです。
さぁ、
ここで思い出しましょう!
無視され続ける植物が、一番最初に枯れるということを。