肉食をする人が、菜食主義者である人に対して、たまに発する言葉があります。
「動物は生き物だから食べないっていうけど、植物だって生きてるじゃん!」
もちろん、その通りです。
でも、動物と植物とでは、同じ生き物でも、決定的に違うところがあります。
それは、植物には、「逃げるための足がない」 というところです。
ほとんどの植物は大地に固定され、食われるがままに、捕食者に食べられ続けています。
もし、食べられたくなければ、動物のように、足がはえていて、逃げられるようになっているはずではないでしょうか。
植物は、大地が直接はぐくみ、大地に生きる「他の生き物」を生かすためにつかわされた、動物とは違う次元の「生き物」です。
植物は、「無償の愛」にあふれています。
ほかの生き物に食べられることを自ら望み、大地の循環の一役を、喜んで引き受けているのです。
もちろん、植物によっては、毒をもって、捕食されないように自己防衛している種類もあります。
肉食植物もいるぐらいですから、全部が全部、そうだとはいえないでしょう。
ただ、かれらには、私たちの知りえない役割があります。
重要なことは、「多様性」です。
確実に言えることは、「植物は見返りを求めない、無償の愛のエネルギー」で生きている、ということです。