シンプルに生きる...
よく耳にする言葉ですが
「シンプルに生きる」とは
いったいどういうことでしょうか。
そもそも
どうしてヨガ“ごとき”で
シンプルに生きられるのでしょうか。
ヨガの大きな目標のひとつに、
「手ばなすこと」があります。
『ああなりたい』
『こうなりたい』
『あれが欲しい』
『これが欲しい』
『こうしてほしい』
『ああしてほしい』
『あれが食べたい』
『これが食べたい』
・・・・・・・・・・・・
(以下、欲望は無限に続く笑)
さて。
見渡すと、この世の中は
刺激であふれかえっています。
何も考えずにそのまま生きていると、
刺激に触れることが
当たり前になってきてしまいます。
そしてあっという間に、
それらの刺激に慣れて、
マヒしていきます。
そうしているうちに、
ちょっとやそっとの刺激で
満足できなくなった人たちは、
もっともっと刺激を求めるようになります。
もっと楽しいこと、
もっと面白いこと、
もっと美味しいもの、
もっと、もっと・・・を、探し求め続けます。
でもそれ、、、
いつまで続ければ満足にたどり着くのだろう...
そんなことより。
そんな「外のもの」を追いかけ続けることよりも。
いつも自分の身近で、
いや、もっと言うと
自分自身の「内側」で、
ちゃんと毎日毎日
ドラマチックな刺激がおこり続けています。
たとえば...
一瞬も休まずに、
それこそ生まれる前から動き続けている心臓。
その心臓から送り出される血液。
その血液は、
あなたを刻む歴史をのせて
大河のように血管の中を流れています。
それは、
ものすごく壮大な「大河ドラマ」が
あなたの中に展開している
ということになります。
そんな刺激的でスリル満点な、
楽しくて、悲しくて、嬉しくて、
ムカついて、泣けては喜べる
面白すぎる壮大な大河ドラマ、
いつまで観てても
飽きるこなんてとはありません。
こんな、自分の中の大きな動きに気が付くと、
外側の刺激を追い求める必要がなくなってきます。
外側の刺激が
too much!になってくるのです。
「気づき」の積み重ねで、
結果的に「シンプル」になるだけのことです。