「時間に追われる」の章で
時間が早く過ぎるように感じられる原因について
言及しました。
ただ、
「時間」というのはあくまでも
「本人の感覚的」な問題であり、
かつ相対性を含んでいるため、
解釈も
人の数だけあると言えます。
私がインドに滞在していたとき、
「歳を負うごとに
時間が早く過ぎるように感じる原因」について、
とても腑に落ちる解釈を聞いたことがあります。
時空の概念は相対的な問題である
とはよく聞きますが、
それは本当に「相対的」な理由です。
簡潔に言いましょう。
2歳の子供にとっての1年は、
自分の人生の「2分の1」。
80歳のおばあさんにとって1年は、
自分の人生の「80分の1」。
ということ。
これじゃ、同じ「1年」でもその歳によって
感じる長さがまったく違うのは当たり前のこと、
ということになりますね。