2023年度4月号

令和5年4月10

令和5年度スタート

木々の新芽,鮮やかな色の菜の花やチューリップの花,春の息吹は,子供たちの新たなスタートを応援してくれているようです。

令和年度が始まりました。新型コロナ感染症への対応が変化し、今後も様々な変化が予想される状況ではありますが、子供たちのよりよい成長のため、特色のある教育活動を実施したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

本校の学校教育目標

 教育関係諸法及び教育諸機関の指針、施策等に基づき、現代社会の要請に応え、21世紀を創造できる知・徳・体のバランスのよい心豊かな子どもの育成をめざし、全職員が原山小学校の職員であること、教育のプロであるという自覚と責任のもとに日々実践し、保護者・地域にとって信頼できる学校にします。

 そこで、本校は「つよい子 やさしい子 きらりかがやく子 の育成」を学校教育目標とし、知・得・体のバランスの取れた「つよい子」「やさしい子」「きらりかがやく子」の育成を目指します。この目標達成に向け、本年度も教育活動を充実させていきます。

経営の重点

社会とつながる情報教育×情操教育×市民性教育

 本校は、ICTを基盤として「人に対する尊敬や思いやり等の情操面や市民性・社会性などの力も合わせて、資質・能力等を総合的に高めていく」ことを経営の重点として、様々な教育活動を展開していきます。そのために、下記のような方針で教育課程の編成を行っています。

<教育課程の編成の方針>

○ ICTを基盤として、社会とつながる学びを実現し、心を育てながら各教科等で育んでいる資質・能力が相互に結びつくようにする。

○ 道徳教育や人権教育、キャリア教育などと併せた目標のマネジメントを行う。その際、デジタル・シティズンシップに関する学びも充実させ、善き市民の素地を育成するようにする。

○ 授業時数特例校として、「持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた 地球市民意識を教科等横断的に育てる」という観点を絡めた教科等横断的な視点で教育課程を編成する。

○ 児童の問題発見・解決における情報活用能力(特にデジタルコンピテンス領域)を体系的に育成するカリキュラム開発を行う。

子供たちのよりよい成長のために

〇 学力向上に対しては、昨年度の子供たちの状況分析を踏まえて、更なる授業改善を行い、一人一人の資質・能力の向上を目指します。
昨年度の学力検査の結果も良い評価を得ることができましたので、今年度も引き続き、ICTを基盤とした「主体的・対話的で深い学び」のある質の高い授業を実現し、より一層の学力向上の推進を図ります。机上の学習だけでなく、社会との様々な「つながり」を大切にし、他者との対話から学ぶ機会を増やしていきます。

〇 明るい笑顔と元気なあいさつ、そしてやさしさがあふれる学校を目指すとともに,多様な人たちとのふれ合い、認め合い等を通して人間関係を深め、お互いを尊重し合いながら、達成感や成就感を味わえるような教育活動を実施して参ります。

〇  健康な体づくりを、体育科指導、課外活動学校行事を通して育んでいきます。同時に、栄養教諭による食育の授業の工夫をして、適切な給食・栄養指導に取り組みます。

授業時数特例による取組

 今年度は、カリキュラム・マネジメントに係る学校裁量の幅を拡大させ、教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成や探究的な学習の充実に資するより効果的な教育を実施するため、「授業時数特例校制度(文部科学省)」の指定、また印西市教育委員会の「情報教育」の指定を受け、研究を進めていきます。

 具体的には、低学年の生活科や中・高学年の総合的な学習の時間を増やし、SDGsやコンピュータサイエンスなどについての探求的な学習の内容を充実させます。この取組は、昨年度までも実践してきましたが、今年度は、さらに質の高い授業を目指し、各教科との関連・学年の系統性や活動等の見直しを図りながら、カリキュラム開発を行います。

 「SDGsやコンピュータサイエンスなどについての探求的な学習活動」についての学習内容は以下の通りです

 〇自分たちにできる市民活動(地域社会に自主的に参画する学習)

 〇データ分析(算数における統計処理を発展させた学習)

 〇情報デザイン(デザイン思考で課題解決を図る学習)

 〇コンピュータとネットワーク(クラウドやデータセンターの働き学ぶ学習)

 〇プログラミング(プログラミング的思考を活用して問題発見・解決をする学習)

 〇デジタルシティズンシップ(インターネット環境下での振る舞いを考え・判断し、責任を持ち、デジタル技術を用いて市民社会に参加する学習)


 上記の学習を実施するため、低学年の生活科や中・高学年の総合的な学習の時間を年間25時間増やします。この増加分のうち、低学年の外国語活動を充実させるために、(学習指導要領上は3年生以上からの実施ですが)、英語によるコミュニケーション活動を月に2回程度実施します。

 これらの取組においては、印西市立教育委員会との連携のみならず、ユニセフ・JICAや各教育機関など、またGoogle、AWS(Amazon Web service)、AEONなどの地域関連企業、シビックテック活動をしている団体等との相互連携をしながら子供たちの資質・能力を高めるためよりよい授業を展開していきます。

 何卒御理解の上、御協力をお願いいたします。

<授業時数特例校制度について>
授業時数特例校制度とは、義務教育段階において、学年ごとに定められた各教科等の授業時数について、総枠としての授業時数(学年ごとの年間の標準授業時数の総授業時数)は維持した上で、1割を上限として各教科の標準授業時数を下回った教育課程の編成を特例的に認める制度です。
 本校では、各教科等の学習内容を関連させた学習を組むことで下回る時間数を最小限度とし、上記の学習内容を実施するために、時間割上で週1コマ増やすようにしています。このことにより、低学年の生活科や、中・高学年の総合的な学習の時間年間25時間増加します。つまり、学年ごとの年間の標準授業時数の総授業時数は増加することになります。

<参考> https://www.mext.go.jp/content/20220531-mxt_kyoiku02_100003066_003.pdf

転出入職員紹介

 さて、令和4年度末人事異動により、下記の教職員が退職並びに転出、転入することとなりました。転出職員につきましては、原山小学校在職中は、公私にわたりご指導ならびにご支援をいただきまして、深く感謝申し上げます。転入職員につきましては、転出職員同様、ご指導、ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

<転出職員>

教頭 笠井有美子  印西市立船穂小学校へ
教諭 関口のり子  退職
養護教諭 江刺志保 四街道市立みそら小学校へ
講師 金谷淳希  印西市立原山小学校へ
英語コーディネーター 木山誠子
        印西市立六合小学校へ
ALT マイケル・シュミット
   埼玉県三郷市立北中学校、彦成小学校へ

※JICA海外派遣   本木 淳也

<転入職員>

教頭 甘利尚資 我孫子市立湖北小学校より
教諭 松﨑祐子 佐倉市立下志津小学校より
教諭 川端健太 成田市立加良部小学校より
教諭 遠藤麻里枝  白井市立清水口小学校より
教諭 金谷淳希 (新規採用)
養護教諭 滝澤礼子 四街道市立みそら小学校より
教諭(再任用) 渡辺新一
      印西市立牧の原小学校より
教諭 伊東洋樹
                    (内野小学校兼任:初任者指導)
教諭 沼田和枝 (初任者後補充)
英語コーディネーター 沼崎光子
        印西市立滝野小学校より
ALT キッチー・スガイ(新規採用)
図工学習支援 村上和歌
                                印西市立牧の原小学校より
スクールカウンセラー 小松桂子
    (原山小学校、木刈小学校兼任)


職員紹介

つくし1組:遠藤 麻里枝
つくし2組:松﨑 祐子
つくし3組: 白川 早織
1年1組:高橋 貴子
1年2組:渡辺 新一
2年1組:竹本しずか
2年2組:福地 健太
3年1組:和田
3年2組:金谷 淳希
4年1組:佐々木 佑崇
4年2組:川村
5年1組:川端 健太
5年2組:山﨑 美帆
6年1組:小川 倫子
6年2組:齊藤
音楽・家庭専科:黒﨑 知栄
養護教諭:滝澤 礼子
栄養教諭:宮沢 芽意

用務員:齋藤 冬子
学習指導員 :守谷 規子
介助員:三角 香織、  諸藤
学校司書:大友 美佐子
英語教育コーディネーター:沼崎 光子
ALT:キッチー・スガイ
図工専科講師 村上 和歌
スクールカウンセラー:小松 桂子
初任者指導:伊東 洋樹、沼田 和枝

校長:松本博幸
教頭甘利 尚資
事務長:大村 葉子

※JICA海外派遣   本木 淳也

本年度も目標に向けて、確実な実践をもとに子どもたち一人一人の成長を願い、職員一丸となって尽力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

校長   松本 博幸