人は何のために生まれてきたのでしょうか。
それは心を高めること、魂を磨くことです。
人の心を惑わすのは、自分が得をしたい、
自分を守りたいという欲、すなわち私心です。
欲、私心を抑えるということは、利他の心に近づくことです。
この自分よりも他者の利を優先するという心は、
人間のもつすべての徳のうちで最上のものです。
おのれをむなしくして相手を利する。
自分のことは後回しにして世のため人のために生きる。
そのような他者への思いやりに満ちた心をもつことによって、
人間は心を高めることができるのです。
世のため人のために尽くす利他の心をもつこと、
これが人間大好きになるということです。