【胡桃炸裂症候群】ふせ04

鐵の精神性の話(?)

HO刑事は孤独って話。

そうなんですよね……初っ端で仲間が全滅した、かと思ったら途中で音子伽くんのオリジナルと出会い、箱根で死んだ彼は〝クローンだった〟という衝撃の事実を告げられ、また彼を失う。そして同じくクローンだという毬井の有能さを確かめてみと良いとか言われて合同任務に向かい、そこでまた死ぬところを見る。最終戦ではクローンの音子伽くんが異形に変化していくのを見せられて、じゃあ神と嘉羽のどちらにつくかって問われる…………って終始心が休まる時間がないのでは?!??!?!?!?!?!?!!!!って思いました。

毬井くんに対してどう考えるかは各HO刑事によって違うとは思いますが、少なくとも音子伽くんとの別れは3回あるんですよね。シンプルにキツイ。



HO公安は得る分だけ失う可能性もあるっていうのはそうなんですけど、鐵としては1年間紛争地域で共に任務をこなしてきたので「いつかお互い死ぬことがある」と思っていたから、覚悟はできてたんじゃないかなって思うんです。なんでかって、最終決戦でルルちゃんが一撃で死んだとき、鐵の心が揺れなかったんです。PLはめちゃくちゃショックだったんですけど。

「すべてが終わってから後からやってくるんじゃないのか」って前に阿木くんにかけた言葉ですが、ルルちゃんを失ったことに対して『寂しい』と鐵が感じたのは、伊角(嘉羽)からの呼び出しで「慈善活動をする」と話されたときです。そこでPMCのメンバーが2人しかいないのをみて「ああ、もうあの活発なルルの声を聴くことは二度とないのか」と思いました。

 

毬井に対しては、有能さを確かめてこいっていうのはそういうことか……ってなったんですけど(これはどっちかっていうとPLの感想が強いけど)、使い勝手のいいコマ、いくらでも量産ができるから普通の人間だったら選べない選択肢を選べる存在、としての有用性を評価するのはやっぱり間違っていると感じました。あれを肯定して、獅子園長官の考える管理社会を受け入れるのは今までの自分から明らかに何かを失ってしまうと思っていました。

ただ、正直な話をすると長官を疑っていたのって、上司である伊角から「警察を疑え」「不確かな情報を鵜呑みにするなよ」って言われてたのは確かなんですよね。だから公安だったからこそ今回は長官に対してNoを出せたんですけど、こいつが刑事のままだったらダメだったかもしれないな~とふんわり考えています。

ただ、嘉羽を使って長官の目論見を阻止するという話に関しては「俺個人の考えだ」と言われていたので、最終的には鐵が「仮に未来でクローンの阿木が生まれ、使い勝手のいいコマとして使い潰されるのは不愉快でならない」という考えの元で決めたことです。

伊角に対しての信用が高かったのは「嘉羽に対してどう思っているか?」という問いに対して同じ考え方を持っていたからでした。割と簡単に人を信じる人間です。嘘じゃなくてよかったな。

…………こんなん公安にしてよかったんですか? まあ嘉羽の慈善活動に勤しむのでもう辞めますけど。



鐵は、人の能力に対して信頼を置くタイプなんじゃないかな、と思います。だから嘉羽に対しては「ろくでなし」「性格が悪い」と言いまくりますが、彼の能力を信じているので計画通りに動く。阿木くんに対しては自分より頭がキレるから情報をわたして、事件解決に向けて最良の結果を2人で選びたいと思っていました。

エンディング後、阿木くんから「獅子園の息子という存在が新しいバディになった」と伝えられ、防波堤になろうと選択をするのであれば「わかった」と答えて、嘉羽に着いて行くでしょう。阿木くんが抑えてくれている間に、こちらで神を殺せる手段を整えるのが最良で最短のルートだと思ったので。

でも最終決戦のときのことを考えたら阿木くん1人に防波堤の役目をしてもらうのは荷が重すぎるのはわかっているので、定期的に会って生きていることを確認出来たらホッとすると思います。流石に「生きててよかった」とは口にしませんが「またお前の顔が見れてよかった」と別れ際には言うんじゃないかな。

 

お互いに「死ぬなよ」という言葉に対して「はい」と答えられないところ、すごく好きです。

もう切なる願いでしかないんですよね、本当に。


 

『最終決戦で、私兵たちと一緒に嘉羽からの指示に「了解」と慣れた様子で応えてる鐵さんを見て、心の柱がもうひとつ折れました。』の件に関しては、すまん阿木くん……しか言えないです。すまん……。

あの時の鐵は、嘉羽のことを司令官として見ているので「了解」ってでちゃうんですよね……。


鐵にとっての最終的なゴールは〝阿木くんを含めた周りの安寧、安全〟なんですけどその過程で他人を傷つけていくある種の非常な人間だと思います。正直、その未来のために周りから嫌われるとしてもそれが一番いい方法なら迷わず選び取るので。

嫌われても、憎まれても、それが自分の大切な人たちの幸せに、安全に繋がるなら本人は満足なので。



でもこんな鐵で上手くいってたのって阿木君のお陰なので……わたしも藍川さんでよかったな、というお話です。こちらこそ阿木くん最高でした、すごくつらい立場だけど……!!!!!!!

本当に、既知の関係じゃなかったら普通にPvPしてましたよ。多分。

イメソンの話

そういえばこれかな~って思っていた曲があったのに入れるのを忘れていたのでこちらで。


・yesworld(TK from 凛として時雨)

https://youtu.be/52hS7eKVb3w


もともと秘匿処理中に待っている間、無音なのが嫌だな~と思って、宗教上の理由で刑事と聞くと凛として時雨を聞きたくなるよな……という流れで公式の再生リストを聴いていた時に出会った曲です。

 

歌詞が結構シナリオの状況にあっていて、お!と思いました。

シナリオ中に手にいれた情報から色々考えるけど、そのまま信用してもいいのかな~とかもあったのでその辺の感覚に似ているな、とも思ってます。

あと最後の歌詞がまるっと、死んでたまるかよ!!!!!!!!勝つのは俺俺俺俺!!!!!!!!!!ドロマイ両生還します!!!!!!!!!!ていうPLの心と、阿木くんと共に生きて帰ろうと思っている鐵の気持ちにぴったりでこれや~~~~~んって思った選曲でした。

お互いに死んだら

阿木くん、実家を巻き込まんように近づかないってことは遺書は受け取ってもらえなさそうですね、、、優しいな、、、ありがとうございます……。

届かない手紙、好きです。


お墓参りは日本に戻ってきたら必ずすると思います。もし日本に結構いるなら月命日とかで会いに行ったりもするんじゃないかな。

でも誰かに着けられている可能性もあると思うので、黙って心の中で報告とかするんじゃないかしら。痕跡を残さない方がいいかもなので本当にコーヒーを2杯持って行って、2杯飲んでいる間に近状報告して、帰る。

傍から見たら墓前で黙ってコーヒー飲んで帰る大男です。こわ。