【墓前にて】

なんともぴったりなKPレスだったので鰐淵で行きました。

これ自陣誰も遊んでなかったら誰も読めないふせなんだよなァ😌


▽「墓前にて」

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『★後悔がある継続の刑事限定


あなたは昔救えなかった誰かがいることを、今でも後悔している。

銃撃戦の最中、あるいは得体のしれない何か、あるいは明確な殺意。

そのどれからも守ることが出来なかった。』(シナリオ概要より)


継続で遊ぶにしろSAN値やばいし、機関に行くならお前《拳銃》延ばしとけよ〜って気持ちで刑事限定のKPレスを探していたらこのシナリオを見つけました。

見た瞬間に叫ぶかと思いました。鰐淵にあまりにもぴったりすぎる……。異能警察ほにで柏木双葉を喪ったPCにオススメしたいがみんな後悔してんのかな。

まあなんだかんだ言って、鰐淵は柏木双葉を喪ったことを後悔はしているので……ということで行きました。



それはそれとしてめちゃくちゃ笑った話なんですが、異能警察で全然活躍しなかった初期値《拳銃》を振ったら1クリしました。なんで?成長判定ロールもクリティカルを出して失敗しました。なんで?

ここで1クリすな。異能警察の時に出せ。成長判定でクリティカルすな。成長判定ロールだっつってんだろ、失敗しろ、8割だぞ。

シナリオ中の話

鰐淵は〝あの時の選択を悔やんでいること〟を『ちゃんと受け入れたい』と願いました。

【刑事】として、サイである柏木双葉と対峙することは決して間違ってはいなかったと思っているからこそ、それを否定することになる【後悔】そのものを否定していたからです。


4桁の鍵は『柏木双葉の誕生日』でした。

双葉ちゃんへ

「……あの時、双葉ちゃんの手を取れなくてごめんね」

「双葉ちゃんが望む世界を否定してごめんね」

「悲しい気持ちにさせて、泣かせてごめんね」

 

「でも、俺が刑事になろうと思ったのは、双葉ちゃんが幸せに暮らせたらいいなって思ったからだったから。どうしてもあそこで双葉ちゃんの隣には行けなかったんだ」

 

「ずっと一緒にいるって言ったのに、手を離しちゃってごめんね」

「でも俺は、ずっとずっと双葉ちゃんのことが大好きだったし、今でも好き」

「双葉ちゃんのことが好きだから、だから止めなくちゃって思ったんだ。双葉ちゃんの望む世界を否定したんだ。ごめんね」

 

「……謝らないでってあの時は俺が言ったのに、今はいっぱい言っちゃってるね。ごめんね」



「……落ちてくる瓦礫から俺のことを守ってくれてありがとう。すごくすごく痛かったよね」

「本当は双葉ちゃんの望む通り、俺の手で命を絶ってあげた方が良かったのかもしれない。その方が痛みを感じる時間は少なかったかもしれないから」

「……でも、俺にはできなかった」

 

「俺、たたら製鉄所で双葉ちゃんと話して、サイだって言われたあと、みんなに『双葉ちゃんを殺します』って言ったんだ。双葉ちゃんはサイだから、殺してでも止めなきゃって」

「路兼さんにね、『お前はそれでいいのか』って言われたんだ」

「本当は良くなかった。嫌だった。でも俺は【刑事】だから。みんなを守る役目があるから、あったから……」

「そう思ってたのに双葉ちゃんともう一度会ったら、逮捕じゃダメなのかなって思ったの」

「逮捕して、いままでの罪を双葉ちゃんに償ってもらおうって」

 

「——そんなこと思ってたからばちが当たったのかな」

 


「後悔したんだ、あの後」

「双葉ちゃんを泣かせたことも、手を取らなかったことも、死なせちゃったことも」

「でも、双葉ちゃんと一緒に狂っていく世界を見ても俺はきっと笑えなかった」


「双葉ちゃんをきっかけにみんなの幸せを作ろうって、守ろうって思ったことを全部全部、否定することになるから」

「それは双葉ちゃんを好きになったことを、俺の人生を否定することになるから」

「いまは、正しい選択だったと思ってるんだ」


「だからね、後悔するのはもうやめる」

「俺は、双葉ちゃんの手を取らなかったことを後悔してる——ううん、してた」

「でもね、俺はちゃんと双葉ちゃんへの気持ちを捻じ曲げなかったことを今は誇りに思ってるよ」


 

「——双葉ちゃん、この間のお墓参りで言ってたよね。俺の隣にいてくれるって」

「お願い、俺が死ぬまで隣にいて」

「これ以上、先に逝かないで」

「俺が死んでから一緒に閻魔様のところに行こう」


「今度こそ、双葉ちゃんが行くところに俺も行くから」

「だから、待ってて」


「でもね、俺、暫くみんなのことを守らなきゃいけないから、俺の隣でそれを見ててね」

「双葉ちゃんの好きな混沌じゃないから、つまんないかもしれないけど」

「でも俺が好きなのは、みんなが幸せに暮らしている風景だから」

「双葉ちゃんは気に入らないかもしれない、つまんないかもしれない」

「でもどうか、俺が好きなものも見て欲しいんだ」

「これは俺のわがまま」

 

「あ! でもね、今度は刑事じゃないの。西門大臣が作る機関に行ってみようと思ってるんだ」

「——って、双葉ちゃんあの時一緒にいたから知ってるか、へへ……」


「俺がしわしわのおじいちゃんになったら一緒に逝こう」

「俺は死ぬまで双葉ちゃん以外を好きにならないよ、約束する」

「だからもうちょっとだけ待ってて欲しいな」


 

「――この間のお墓参りの12月24日はさ」

「俺にとってはクリスマスイブじゃなくて、双葉ちゃんの誕生日だから……指輪を用意したんだよ」


「俺の給料3カ月分!」

「……へへ、なんちゃんて」


「本当は家にある写真の前に置いておこうかなって思ってたんだけど、双葉ちゃん、傍にいてくれるって言うから」

「代わりに俺がつけるね。向こうで会ったらつけてあげる」


「大好きだよ――ううん、」

「愛してるよ、双葉ちゃん。今度こそ、ずっと一緒にいようね」

あとがき

たくさんRPしてください、とのシーンで全力の愛の告白ができたので満足です。

やっぱり鰐淵が行くべきシナリオでした。



異能警察の感想ふせにも書こうと思っているんですけど、鰐淵はペアリングを一人でつけるし、兎のヘアピンを付けたいがためにネクタイを装着するようになります。

タイピンにはデカすぎるんですけど、柏木双葉の形見は欲しいなって……ていうか「私がサイなんだ」って双葉ちゃんに言われたとき渡したんだけど、形見としてもらえるんだろうか……と思っています。くれ。ください。

 

ヘアピンって双葉ちゃんが鰐淵と敵対(※意訳)する覚悟として送られてきたものなんですけど、普通に返したんですよね。双葉ちゃんにあげたものだからって。

まあ柏木双葉は鰐淵をかばって死んだので、もう一度ヘアピンは鰐淵の手に渡ってくるわけなんですが。形見にしたいのでください。多分、重要証拠にもならんので大丈夫じゃないかなって思うんですけどね。

ただ目玉に突き刺さってたっていう点でどう扱われるのかが、ちょっと心配なんですけども。



最終決戦の時の鰐淵、めちゃくちゃ頑張ってたんだなって思うことがあって。

 

ガタノソワを見た時の最後の最後にデカいSAN値チェックを、現在値35で20出して成功して、減少値の1d3も1だったじゃないですか。こいつ結構いけんじゃないの?って思ってたんです。擦り切れた精神状態でも行ける人間なんだなって。

でもこのシナリオのSAN値チェック、全部失敗したんです。いやまあ3割だから当然かなって思うんですけどね。あの時は余裕だったのに今はダメなんだあって……。


異能警察のエンディング後を想定しているので、ああ、糸が切れたんだなあって思いました。お陰でしっかり、不定の狂気【緊張症】をお持ち帰りしています。最悪だァ~~~!

ハウスルールで、不定は現実時間の1d6ヶ月としているんですが6が出たので終わりです。わんこっぽいって可愛がってもらっていた鰐淵はなにかしらでSANが削れたら従順な犬になります。わんわん。


4課に戻ったら以前より犬っぽさが増えていると思われるかもしれませんな。

まあドジっ子がいるような課ではないでしょうし大丈夫じゃないかな~って思ったけど、カチコミ行った時に落ちてくる瓦礫とか見たらダメかも( ◜◡◝ )