【墓前にて】(感想)
・胡桃炸裂症候群
・墓前にて
・異能警察は、英雄じゃない
※上記3シナリオのネタバレがあります。
ログありがとうございました……。
阿木くんって、ほんと、もう……阿木くんってェ……!!!!!!!!!!!!!!!!ってなりました。
いやでも確かに今の阿木くんが行くシナリオではなかったかもな……って思いました。過去に「あ、良いですね!」とか言ったと思うので、手のひらクルクルで申し訳ないんですが……。
いやでも鐵という立場からはけして見ることはできない阿木くんの一面を見られたので、私としてはありがたいログですね。ありがとうございました……。
鐵は、弱音らしい弱音を本人が抱えない(多分?)のでわかりませんが、こう……愚痴(?)とかは普通に漏らすんですよね。阿木くんに対して。
阿木くんのことを大切な友人だと思っているし、阿木くんの能力も認めているし、尊敬しているし、期待もしているから。信頼をしているから相談相手というか、話したいことをぽろっとこぼせるというか……。
※まあ、公安になって阿木くんのこと置いていったし、ちょいちょい本人にはそんなつもりがない言葉で阿木くんを刺したりしているし、めちゃくちゃ言葉足らずなんですけど……。
でも阿木くんって鐵のように愚痴や相談みたいな形で見せてはくれない人だと思っています。卓中にあったSOSみたいにふんわりやってくるから……!明確に見せてこないんですよね、SOSを……。
今だから言えるけどあの時SOSだって全然思わなかったんですからね……ふせみて泣いちゃったもんね……。
(参照:https://fusetter.com/tw/n3l1MExK#all)
だからこそ、今回の墓の下にいた自分に対してああいう気持ちになったのかなって…………。
『「俺は自分で立ち上がれるし自分で進めるけど、そのための元気がほしいから、嘘でもいいから慰めをちょうだい」というタイプ』ってこういう感じなのかぁ……ってなりました。
このシナリオって『失ったことに後悔した原因である相手とお話しできるシナリオ』ではなくて、『後悔していることを自分に突き付けられるシナリオ』なんだろうな、と鰐淵で遊んだ私はそう解釈しています。
※一旦ここで、シナリオに対して鰐淵視点でめちゃくちゃ自語りします、すみません……。
鰐淵は確かにシナリオ内で【柏木双葉の手を取らなかったことを後悔】したし、その感情を【刑事としての立場から否定】しているので、こう、状況を受け入れやすかったんですよね……。あーうん、まあそうだよね、みたいな。
だから、鰐淵が行くべきシナリオだった、という感想は誤りではないと思っています。後悔すること、したことへの否定そのものを受け入れ、否定を辞めるためには必要だったと思うので。
光の珠に対して思いっきり告白をしたんですけれども(参照:https://fusetter.com/tw/XmDxFNwl)あれは鰐淵の自己満足でしかないと思っています。まあ死んだ人間に言葉が届くわけがないので。
だからこそ、またKPレスを遊んでちゃんと終わらせました。
鰐淵にとってもこのシナリオで彼女に対する思いの整理をつけることはできなかったんですよね。
次に行ったシナリオのふせの理由だけ抜粋します。
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なんだかんだ言って「墓前にて」って、記憶の中の柏木双葉とのお話なので、彼女本人というよりかは『彼女を喪って後悔していることに蓋をした過程で生まれた柏木双葉』っていう記憶から生まれた存在だろうな、と思っていて。
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呪い、と言って渡された光の珠を双葉ちゃんだと思うことはできなかったんです。
懐かしい声が聞こえたやつは「春樹!」って確かに言ってたんですけど、異能警察のシナリオ上の演出としてあったように『自分に助けを求める柏木双葉の幻覚、幻聴』を見ている点からして、自分で生み出したものなんですよ、と言われても納得できてしまうというか……。
まあでも。鰐淵としては、自分の中の双葉ちゃんへの想いがあの一連の事件を経ても変わらないことをはっきり認識できたので、相性は良かったんだと思います。
※自語り終わりですすみません!!!!!
鐵の場合
既に他のPCで遊んでしまった、というのもあるんですが鐵がこのシナリオを遊ぶことはないんじゃないかな~と思っています。
仮に阿木くんを失ったとして、それを嘆き、悲しむことはするけれど、決して後悔はしないと思います。クローンの阿木くんを良しとしなかった彼としては、自分が作り上げる阿木くんも良しとしないかな、と。
幻覚も、幻聴も、「違う」「阿木は死んだ」「これは俺が作り出した偽物だ」って否定するだろうし、酷く恥じると思います。阿木くんに対する侮辱だと思うので。
これは鐵の考え方なのですが……。
阿木くんを失ったことを後悔をする=「自分は阿木を助けることができるはずだったのに」という自惚れの現れ、だと考えるんじゃないかな~と思います。
その力がなくて失ったのに、受け入れられない自分はなんて傲慢なんだろう、と彼は思うのではないでしょうか。
多分、鐵は、あるがままをしっかり受け止めて生きたいんだと思います。
だからきっと、心のどこかに阿木くんのお墓を建てることはありません。楽しかった思い出の阿木くんを穢したくないので。
懐かしい思い出を大切にしたいからこそ、ですかね。
そのかわりに、月に一度くらいの頻度でこっそりお墓参りをしていると思います。
(おまけのSS:https://fusetter.com/tw/RcHA2GlS)