6/11(土)

第22回西山杯兼清流CUP

の結果

6/11(土)第22回西山杯兼清流CUPの結果


対象:5年4年/木崎U11インフィニティ

場所:常陸太田白羽スポーツ広場

参加:常陸太田イエロー、高野SSS、木崎SSS、常陸太田ブルー、久米SSS、那珂FC


【予選リーグ】

①vs高野SSS 0-1 アッパレ・リッキー

②vs常陸太田イエロー 1-5 カイザー③、元気玉②

※2勝/決勝進出

③vs那珂FC 1-0

※大会優秀選手:元気玉、MINA

※チーム優秀選手:カイザー、アッパレ・リッキー


(もうりーにょ)

”意義と価値”

木崎U11インフィニティにての大会参加です。今年度はJFAリーグのU11に参戦していないため木崎U11インフィニティでの試合は今年度初のものとなりました

今日は帯同スタッフが不足するため選手は放置状態の思惑通りの状況です、KIZAKI・PRIDEは困難、窮地さえも力に変換します。朝から帯同指導者に早々と見放された木崎U11インフィニティの選手たちは、試合の準備、メンバー決定、交代選手、試合の進め方を選手たちで決めなければならなくなりました、なんという不憫な選手たち?ほかの参加チームの選手たちは指導者が2人も3人も付きっ切り、こうしなさい、それは違うだろ~と手厚く保護されています、うらやましい、ううっ、それに比べてかわいそうにインフィニティの選手たちに同情します、同情するなら金をくれ、同情するなら~っと涙なしには語れない思っていたら、そんなことはお構いなし、むしろ自分たちでできることに喜びを感じ、普段は口数の少ない選手も目がキラキラと輝いてあれやこれやとやっています。ここのところ取組んでいるポゼッションに特化したメニューを6年生のリーグ戦に参加している選手を中心に見事なまでに進めています。


1試合目、前回王者の高野SSS様が相手です。王者とは言え毎年メンバーが変わるジュニアチームにとってはその力関係は推し量れません、左サイドに位置を獲る県トレ候補の女子選手を中心にしっかりと繋いでくる、木崎が目指すようなサッカーを展開してくる相手に自分たちで決めたメンバー、配置で臨みます、少し強度のある木崎が押し気味に試合を進めますが、初戦の難しさかなかなか得点を奪うことが出来ません、試合の内容としてはサイドでのワンツーでの突破、相手より出足の速い守備でポゼッション率も高く、あとは最後のシュートが決まればというところですがなかなか枠内に飛びません、それでも左サイドから強烈なシュートを相手GKが弾いたところをこの試合に右サイドで先発したアッパレ・リッキーが泥臭く押し込み先制することに成功しました、値千金のゴール、アッパレです、その後はテーマとして取り組んでいるポゼッション率で上回り危なげなく初戦を突破しました

2試合目も同様です、選手たちが決めた先発で1試合目とは大きくメンバーも変更され参加した全選手が試合に出場しました。前半、ちょっとした連係ミスから先制点を奪われました、通常のチームだとベンチから、何やってんだよ~、声かけないからそうなるんだよ~っと叱責されるようなお粗末な失点でした、でも、ベンチの指導者は1試合目の審判で疲れてお昼寝でもしているのか沈黙です、前半の内にカイザーの得点で追いつくことが出来ました、そして自分たちで決めた交代選手、配置で後半が始まりました、前半の1-1を受けて勝ち越し点を奪おうとひと言も言ってないのに選手たちはインプットされたかのように相手ゴールを目指します、自らの判断での行動です。特に左のDFに入った元気玉は守備重視であまり前線に顔を出すことは少ない選手なのですがガンガンと相手ゴールに襲い掛かり勝ち越し点を含む2ゴールをあげ逆転勝利の立役者となりました、この時間頃からベンチの指導者は熟睡状態となり深い眠りにつきました、なんと心地良いことか

決勝戦、予選2試合に勝利できたので決勝に進出しました。那珂市対決!!那珂FC様との試合です

この試合も地区トレセン対象選手を数名含む相手に、自分たちのボールを大切に、相手ボールは猛獣が獲物を捕らえるがごとく速く激しく奪いに行く、相手に合わせるのではなく自分たちがやりたいことが積極的に出来ていました、結果としては長いロングシュート1本で仕留められましたが、2人3人で連動して動き、ボールを繋ぎ、内容としては上回ることができていたように思います、むしろ選手たちが自らの意思でそれをやろうとしていたこと自体が我々にとっては勝利に値することでした

ピッチ内で起こる事象、点を獲ったり、獲られたり、攻撃がかみ合わなかったり、守備がルーズだったり、メンタルも含めて全ての問題はピッチ内で選手たちが解決しなければなりません、しかしながらプロ選手や大人でもなかなか出来ることではありません、でも見方を変えればそんな難しいことをこの年代の選手たちがやれたなら、やろうとしていたら凄いことだと思いませんか?まだまだ未熟な選手たちです、たくさんのミスをします、上手くできないことの方が多いと思います、でもチャレンジする姿勢や何かをやろうとしている気持ちを尊重して、これからもベンチで熟睡できれば良いかなと思います


決勝に残ったチームは優秀選手賞が2名表彰されます。当然、これも選手たちで決めなくてはなりません、今日、中心的な役割をお願いした元気玉、MINAにみんなで相談して決めて下さいと眠い目をこすりながらお願いしました、表彰台に上がったのは前出の2名でした。なんと図々しいことか、普通こういう時は自分以外にするのだけれど、自分かよっ!!と思わず突っ込みをいれてしまいました、これも選手たちが決めたこと、海外の選手みたいになかなか人に譲らないオレオレ感があって良いと思いました


今日1日、選手たちは自分たちで出来ることのほとんどを自分たちで実践しました、選手たちでやるということは仲を取り持つ公平な立場の人間は居ませんので良いことばかりではなかったかと思います、良いこともそうではないことも含めて仲間や周りを尊重しての言動をしなければなりません、できる出来ないは別にしてそのようなことに意義があるのはないのかなと思うし、そして今日はそれらを踏まえて選手たちが自らの力で次へ、次へと進むことが出来たことは大きな価値のある成果だったように思います

難しい初戦で大きな活躍をした、アッパレ・リッキー

闘く姿勢でチームを導いた、元気玉

凱旋!!古巣相手に獅子奮迅の大活躍、MINA

ボトムアップで”意義と価値”のある1日を過ごした、木崎U11インフィニティ